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「漢語+する」と「漢語+をする」の形は、どちらが改まった言い方

 日本語を勉強している外国人です。作文の上達を望んでおります。  ちょっと引っかかっている知識があります。「漢語+する」(サ変動詞)と「漢語+をする」の形は、どちらが改まった言い方なのでしょうか。たとえば、改まった場合は、「連絡をする」を使うべきなのか、それとも「連絡する」を使うべきなのでしょうか。「電話をする」を使うべきなのか、それとも「電話する」を使うべきなのでしょうか。  以前、私の別の質問で、この知識についても少し教わったことがありますが、過去の質問をもう一度検索したところ、なかなか見つけることは出来ません。書き言葉と正式の会話にこの主旨を貫きたいので、ご教示をお願いします。  日本語を何年間も勉強していますが、まだまだ文章がうまく書けません。質問文の中で不自然な表現があれば、それも併せて指摘していただければ助かります。よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

書き言葉と正式の(改まった)会話の場合どちらが適切かという点についてはほとんど差がないと思われます。(多くの用例で点検したわけではありませんが) 改まった会話なら「後日ご連絡いたします」とか「折り返しお電話差し上げます」なとど言うのがよいでしょう。 書き言葉でも、ビジネス文書では敬体が普通ですので同じと考えられます。 上記以外の書き言葉、すなわち、常体の特定の相手にあてられたわけでない文章なら、「連絡する」「電話する」の方が優勢ではないでしょうか。(gooのWeb検索ではかなり差があるようです。) この点については以前お答えしたことがあったような気がしますが、「~をする」に比べ「~する」の方が引き締まった語感があります。

awayuki_ch
質問者

お礼

 いつもお世話になっております。  ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。私のうろ覚えで、「~をする」に比べ「~する」の方が改まった感じがします。確認していただいて、すっきりしました。いろいろと大変いい勉強になりました。  本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

その他の回答 (5)

  • gekkamuka
  • ベストアンサー率44% (138/309)
回答No.6

 一般に、改まり表現形式の見本としては、祝詞や奏上文とか、一時期の日本の公式の文章であった漢文とその読み下し文、また候文などが上げられます。それらはまた、古式の雅語や優美さを伴う和語、また漢語系単語や、漢文調の表現や様式性の高い言い回しから成り立っているとも言えましょう。  では、今回のいわゆる「漢語サ変複合動詞」と、漢語を名詞のまま格助詞を以って話すやり方の、どちらがより改まり度が高いのかという設問はどう見たら良いのでしょう。     「電話する」では、「電話致します」「電話申し上げます」とは言えても、「佐藤様よりお祝いの電話を頂いた/賜った」「佐藤様がお祝いの電話を下さった」といった相手側からの表現には使い難いものがあります。  もちろん、「電話の必要性」「連絡の緊急性」といった、動詞ではなく本来の名詞の使い方では「漢語+する」(サ変動詞)は義務や命令の調子が籠りすぎて、中立での抽象性を高めにくいきらいがあります。ところが、このような漢字の組み合わせによる抽象化もまた、改まり表現の一種なのですから、その意味でも改まりとは名詞と動詞をその本来の役割に戻して表現する様式性の高い方法なのだとも思えます。  更には、敬語の世界そのものにおいて近年、「御+漢語+する」(「御+和語+する」)という本来謙譲の表現形式を、相手側を立てる尊敬語として混用してしまう事情が深刻ですが、その点でも、今回の「電話する」「連絡をする」についても、そのような主語が誰で、それに対して話者はどう改まろうとしているのに意識をめぐらせれば主部や副詞句を成す名詞と、動詞の分離、またそれらの位置関係を明瞭にする格助詞の活用意識が改まりには欠かせないのではないでしょうか。 >ちょっと引っかかっている知識があります。  この表現にはやや抵抗を覚えました。 ご自分にとって「ちょっと」した「知識」でしかなければ、それは自身で調べて解決すべきことでしょう。ここはやはり、むしろお相手となる皆さんにとっては何とも些細でしかない、そんな「ちょっと」したことなのかも知れませんが、自分にとってはとても気になっており悩まされている「大きな問題」なので、ここはどうか皆さんのご教示を賜りたいのですといったニュアンスを込められてたら、なお表現が自然になるのではないでしょうか。

awayuki_ch
質問者

お礼

 いつもお世話になっております。  ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。私には難しい文章ですが、辞書を引きながら、大体の意味が分かりました。大変いい勉強になりました。質問文のご指摘にも感謝します。これから気をつけます。  本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

回答No.5

> 「見つける」主体 (主語) の描写ではなく、「見つける」対象 (目的語) を説明する場合、「なかなか見つけることは出来ません」のほうが自然です。 最後の一文↑のみ、撤回します。

awayuki_ch
質問者

お礼

 了解いたしました。ありがとうございました。

回答No.4

> 「漢語+する」(サ変動詞) > 「漢語+をする」 前者の熟語は書いておられるように動詞の意味を持ちます。 一方、後者の熟語は「する」の目的語ですので、名詞です。 問題は (日中両国語とも) 同じ単語が名詞と動詞の両方の用法を持つ場合が少なくないことです。 もう一つの問題は、言葉の用法は理論で割り切れない部分が少なからずあることです。 どちらが自然な用法なのか、どちらも使えるのか、個別に習得するしかありません。 > 質問文の中で不自然な表現 「なかなか見つけることは出来ません。」 この場合、「なかなか見つけることが出来ません」が自然です。 ただし、「なかなか見つけることが出来ません」が常によい、という訳ではありません。 「見つける」主体 (主語) の描写ではなく、「見つける」対象 (目的語) を説明する場合、「なかなか見つけることは出来ません」のほうが自然です。

awayuki_ch
質問者

お礼

 いつもお世話になっております。  ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。おっしゃった言葉の用法は理論で割り切れない部分が多いと、私も賛成します。  質問文のご添削にも感謝します。今までずっと分かりませんでした。大変いい勉強になりました。  本当にありがとうございました。

  • shagaraku
  • ベストアンサー率33% (96/287)
回答No.2

こんばんは 法則性のようなものを考えていましたが、これといった明確なものはないようです。 ただ、傾向として漢語自体に「動きや動作」の意が含まれるような場合は「を」避けることが多いようです。 例1 【心理的な心の動き・揺らぐ状態】 躊躇する 逡巡する 興奮する 例2 【行動や行為が感じられる状態】 建立する 建設する 達成する あと、慣例として、 「計画を」と書いた場合、その後に「立てる」とした方が、慣用として一般的なときは「計画を立てる」と表記します。「計画する」も問題はないと考えます。

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。一般的の使い分けまでも教えてくださって、大変いい勉強になりました。  本当にありがとうございました。

  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.1

「誰それと結婚する」が正式で「誰それと結婚をする」は話し言葉でも、使わないほうがいいでしょう。 まして「行政の怠慢を追及をする」などとは言わないようにしてくださいね。 ただし、「二度目の結婚をした」とか「兄弟喧嘩をする」などはこの限りに在りません。

awayuki_ch
質問者

お礼

 いつもお世話になっております。  ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。大変いい勉強になりました。  本当にありがとうございました。

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