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ペクチンリアーゼ活性のモル換算
「ペクチンリアーゼ」は ペクチンの主鎖である"ポリガラクツロン酸"の α-1,4結合を切断し、c4-5に二重結合を残します。 この二重結合には235nm付近で紫外吸収があって 働きをAbs.換算で求めることは出来たのですが、 これをガラクツロン酸なりのモル換算で 示すことは出来ないものでしょうか? 同類の加水分解酵素との 力関係の比較をしたいと考えています。
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基質を酵素で全部分解するのは不可能です。 酵素反応は、平衡反応ですから。 この場合の不飽和二重結合のモル吸光係数は4700 M-1cm-1です。 (-1はいずれも乗数です) 参考文献 C.Hatanaka & J.Ozawa, Nippon Nogeikagakukaishi, 43,764-772 (1969). K. Nozaki et al., Biosci. Biotech. Biochem., 61,75-80 (1997).
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- blackdragon
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あるモル濃度の基質と、それが全部分解されたときに相当する産物の、それぞれの吸光度をはかり、その差を求めれば、それをもとにモル当たりの吸光度変化が分かります。 例えば0.1molの基質から0.1molずつの産物ができるとして、 基質の吸光度が0.1 産物の吸光度が0.5 であれば、その差は0.4になります。 従って、1mol当たりの吸光度変化は 0.4 / 0.1 = 4 になります。 これを用いて、分当たりの吸光度変化を、モル当たりの吸光度変化で割ってやれば、モル換算の活性値が出ますよね。 例えば、30分間反応での吸光度増加が0.3であれば、 1分当たり 0.3/30 = 0.01 の吸光度増ということになり、 0.01 X 4 = 0.04 mol/min ということになりますね。