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熱環境の問題点について

 建築環境工学を勉強している学生です。 熱環境についての問題点にはどのようなものがあるのか教えてください。 断熱材、結露などの問題は勉強したのですが、他の問題点はありますか? 方角によって悪い部屋や、実際の困った体験談など、教えてください。 お願いします。

みんなの回答

  • rakki
  • ベストアンサー率47% (662/1392)
回答No.2

大変身近で役に立つ学問ですね、がんばってください。 さて、空調設備の設計に従事したものの経験から少々お話しましょう。 先ず第一に、「木を見て森を見ず」にならないように! 最近の建築、特に住宅は高気密高断熱ばかりがもてはやされていますが、周辺の環境とのかかわりを無視した例があまりにも多い。 分かりやすく言えば、省エネルギーに逆行している点に気がついていない。 私の経験では、、建築要素に「パッシブソーラー」がどれほど取り入れられているのかが、住み良い住宅の条件であると思います。 それも、「物質」に頼らず自然から素直に取り組むことです。 熱環境を論じるうえで忘れがちなものに「風」の存在があります。 風は送風機でおこすものと勘違いされては困ります。お解りとは思いますが、熱が起こすのです。 一般住宅に、24時間換気設備が入り始めた頃に、正直ビックリしました。 自然の換気に頼れなく、苦肉の選択として機械換気は使われるのであって、 自然の風が周囲にふんだんに使える状態にある住宅に持ち込む必要性は、まったくありません。 風を有効に使った建築を考える場合は、高断熱高気密の「呪縛」からいったん解放される必要があります。 建築を考える場合は、箱の中身ではなく、箱が置かれる周辺の状態(四季の変化が重要)を先ず第一に考えてください。 また、その中での営みが「生産的なもの」なのか「生活的なもの」なのかで、考え方はまったく異なります。 前者は、生産に効率の良い環境として「一定の状態」を求めるのに対して、 後者は、人間の生育に必要な「変化」を取り入れることを、忘れないようにしないといけません ただし、この考え方は、住環境の将来をすこし先取りしていますので、現在はまだ一般的に受け入れられていません。 しかし、今、勉強されている方が現役になる頃には、当たり前の考え方になると思います。 繰り返しますが、目先の問題点よりも、本質はどこにあるのか探ってください。

aino
質問者

お礼

とてもためになる意見、ありがとうごさいます。 参考にさせていただきます。 確かに、高気密、高断熱に注目し、風の存在を見ていませんでした。 冷暖房を使う場合、高断熱、高気密は良いとされますが、その前に 冷暖房を使わずにすむ方法を考えるほうが断然いいですね。 パッシブデザインが好きです。 本当にありがとうございました。

  • ryon2
  • ベストアンサー率37% (110/292)
回答No.1

昨年家を購入した者です。私も環境関係にはこだわりまして、全ての窓を二重ガラスにしたり、窓サッシは樹脂製にしました。おかげで結露もしないし断熱性も良好です。ただし、夏の日差しで、2階の部屋がとても暑くなります。熱をはねかえすフィルムみたいなのがあれば窓に張りたいなと思っています。場所は福岡県です。 ご質問の趣旨からずれていたらごめんなさい。

aino
質問者

お礼

ありがとうございます。 二重の窓は普通の窓に比べ、かなり断熱性能にすぐれているようです。 夏の日差しですが簡単な方法として、「すだれ」で緩和できます。 窓のすぐ外に付けるのではなく、窓とすだれの間は30cm以上空け、 空気の層を作るとより効果的です。 私もより快適な建築空間を作るための勉強、がんばります!

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