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分光光度計について
1、”白色の光”とはどういう意味ですか? 2、回折格子で光の波長を選択することができるのはなぜですか? 3、光の波長を選択するものには、回折格子の他に何かありますか? 4、赤外領域や紫外領域での光では比色できないのですか? 5、なぜ物質は特定の波長の光を吸収するのですか?また、逆に物質が特定の波長の光を放出することは不可能なのでしょうか?
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1、”白色の光”とはどういう意味ですか? →(通常はある波長範囲において)連続する全ての波長成分を含み、強度的にも(完全に均一ではなくても)ある程度フラットな波長分布をもつ光を言います。 2、回折格子で光の波長を選択することができるのはなぜですか? →回折格子に光を入射させると、その光の波長と回折格子の溝間隔で決まる方向に回折されます。このため、同じ回折格子に種々の波長を含む光を入射させると、波長毎に異なる方向に回折されるので、波長選択ができます。 3、光の波長を選択するものには、回折格子の他に何かありますか? →身近なものでは、プリズムがあります。その他ガラス板表面に薄膜を多層に付けたフィルタでも波長選択ができます。 4、赤外領域や紫外領域での光では比色できないのですか? →できますし、実際使われています。ただし、赤外域では水はほとんど透過しないので、一般に有機溶媒が使われます。ただ、これらの波長域は人間の目に「色」として感じないので、「比色」とは言わないのだと思いますが。 5、なぜ物質は特定の波長の光を吸収するのですか?また、逆に物質が特定の波長の光を放出することは不可能なのでしょうか? →可視域・紫外域で物質がどんな波長を吸収するかはその物質の電子のバンド構造によって決まります。各物質は固有のエネルギーバンド構造をもっていますから、それらに対応した固有の波長の光が吸収されます。また、もちろん物質は特定の波長の光を放出します。「蛍光等のルミネッセンス」や「原子発光(プラズマICP等)」として分析化学の分野でも使われています。
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- paddler
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#1の回答者です。 下記URLにあるように、作ろうと思えば分光器って簡単に作って働きを確かめることができます。白熱電球とか蛍光灯とかを見比べると、連続スペクトル(白色光)や輝線スペクトルの感じを掴むことができますよ。蛍光灯で見える緑の明るい輝線は、Hgの546.1nmの発光線で、これってまさしく「物質が特定の波長の光を放出」しているんです。ただし、絶対に太陽は直接見ないでください!
お礼
分かりました☆丁寧に答えて下さってどうもありがとうございます。本当に助かりましたm(_ _)m