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ベールの歴史
これは文化史に属する質問でしょう。イスラム教徒などがベールを被る慣習がありますが、これはいつからなのでしょうか。コーランに規定があるのでしょうか。 何世紀頃からこの慣習があるのでしょうか。
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ムスリムの女性が、ベールで顔を隠すのは、イスラムの習慣ではなく、アラブの習慣です。 コーランでは、肌の露出は禁止していますが、「顔を隠せ」とは言っていません。 そのため、解釈に差が出ます。 そのため、マレーシアやインドネシア、トルコなどでは、ベールをつけない人が沢山いる一方、ベールを強制しているところも有ります。 これは、ムスリムの解釈の違いによる「法学派」の考えの違いによるものです。 現在最も厳しい考え方をしているのは、ワッハーブ派です。(サウジアラビアの国教) ワッハーブ派の母体となったハンブリー派や、ハナフィー派などが、わりと厳格な規律を求める一方、マーリキー派やシャーフィイー派などが各地の実情に合わせた解釈をしています。 シーア派系では、イランが厳格な解釈をしますが、これは、シーア派の中の12イマーム派の中のウスリー派の考え方を極限まで高めた結果、法学者の考え方を最優先したために起こった事ですから、法学者(宗教指導者)が変われば、以前のイランのように一挙に変わる可能性があります。
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- ss79
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回答No.1
イスラム教徒でないのでよくわかりませんが、イスラム教では女性が肌を人目にさらす事をコーランの中で禁じています。 また伝統的に男尊主義の社会です。 この為女性は外ではブルカでスッポリ身を包み、ベールで顔を隠すのです。 何時頃かはイスラム教の始まりから続く伝統ではないでしょうか・・・