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尺度
人のいいかげんさとか適当さを測る尺度ってあるんでしょうか??
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ご質問内容から判断し,測定する人物に精神的な疾患が無いものとして考えます。 例えば,カリフォルニア人格検査(CPI)には,下位尺度の中に,責任感,自己統制力,社会的常識性などを測定する項目があります。 CPIでは,いい加減に回答されることを防ぐために工夫もされていますし,ライスケールも用意されています(ウソをついたり,適当に回答したかどうかがチェックできる)。下記のURLに,CPIの簡単な説明があります。 http://www.seishinshobo.co.jp/cpi.html 他にも,いくつかあるのですが,個人的には上記の尺度と,「内田クレペリン精神検査」を組み合わせても面白いと思います。内田クレペリン検査は,ドイツの精神科医Krepelin(1902)の,連続加算作業の実験での作業曲線がもとになっています。この作業曲線は,単位時間あたりの作業量の変化を曲線に表したものであり,作業曲線の形によって,性格のタイプを分類するものです。内田勇三郎は,この研究をヒントにして,わが国独自の作業検査である内田クレペリン検査を完成させました。内田は当初,精神分裂病(総合失調症)の意志障害を識別するために研究を進めていたのですが,精神的に健康な人にも一定の傾向をもった作業曲線が得られることを発見しています。 この作業曲線からは,知能,作業の処理能力,積極性や意欲の高低,仕事の慣れ,性格の偏りや異常などが分かります。 いい加減な人,適当な人は,この作業曲線にも影響がでてくるでしょうし,誤答も多くなることが予測されます。何より,被験者に(実験を受ける人),何を測定されているのか悟られにくい特性もあるため面白い結果が得られるのではないでしょうか? 内田クレペリン検査については,下記のURLと,参考URLをご参照下さい。 http://www.saccess55.co.jp/grouptest/test-details/hi/uchi-kraepelin.shtml
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面白いですね。 もし選択式のアンケートに答えさせていいかげんさを調べるとしたら、と考えてみるといいと思います。 もし本当にいいかげんな人ならば、そのアンケートをいいかげんに答えるでしょう。そうだとすると、思考時間はかからないので早く答えることができるでしょう。しかし、本当にまじめにやっても思考時間がそれほどかからない人もいるでしょうからいいかげんな人とそうでない人の区別はつかないでしょう。 次に、いいかげんにやってくださいと言って答えさせるのといいかげんにやらずにやってくださいと言って答えさせるのをつくればいいような気がします。もし、いいかげんな人ならばどちらもいいかげんなはずです。いいかげんでない人ならばいいかげんにやらないほうが思考時間がかかるでしょう。しかし、これもいいかげんな人はさらにいいかげんにやることもできる可能性を除外しています。その点が問題です。 しかし、いいかげんかどうかというのが観察者にわかることもあるというのも事実です。ですから、それを判別するものがあって当然だと思います。
お礼
なるほど!! 既存の尺度の中から探すということにばかり固執していて、アンケートの答え方でいいかげんさを測ってみるなんて思考に至りませんでした。 そして、ほんとにおっしゃるとおりだと思いました。ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます!! 仰るとおり、精神疾患のない人を対象に考えておりました。説明不足ですみません。 内田クレペリンが使えるというのは、本当に盲点をつかれた感じです。CPIは現物を見たことがないので、図書館で探してみようと思います。