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プレートテクトニクス
プレートテクトニクスの証拠となる事実が何なのかおしえてください
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こんばんは。 プレートテクトニクスは、現在の地球表面で起きる様々な地学現象を合理的に説明しようとする、いわば一つの仮説で、大学の研究者の中にも、少数ですが、疑問視する人もいるようです。 わたしは、プレートテクトニクスは基本的に正しいと思っているのですが、何せ何億年もの長い時間の運動の話なので、当然誰も見た者はいないわけで、プレートテクトニクスの証拠とされることも、極論を言えばですが、状況証拠みたいなものとも言えます。 ウェーゲナーが1912年に大陸移動説を発表したときに、証拠としてあげたものは、taka113さんの回答No.1の最初の2点などでした。が、大陸を移動させる原動力がうまく説明できず、当時の学会の支持は得られなかったのです。 その後、古地磁気学の発展により、海洋底の地磁気の縞模様が海嶺を軸にほぼ対称的に分布することや、離れた大陸の岩石が示す昔の磁極の位置が一致していないこと、そしてそれが古くなればなるほど差が大きくなることなど、が発見され、海洋底拡大説が提唱されました。 これがさらにプレートテクトニクスに発展していく過程で、実際に海洋底の岩石の年代が海嶺から離れるほど古くなっていることが発見されたり、最近では遠い星からの電磁波を用いて、実際に日本とハワイとが年に10cmくらいの速さで接近していることなどが観測されたりしています。 今まであげたさまざまなことがらが、プレートテクトニクスの証拠として挙げられると思います。他にも細かいことがらは多くあると思います。 ただ、冒頭にも書きましたが、それらの観測事実はプレートテクトニクスが事実とすれば説明しやすい、と言った種類のもので、中には違う解釈をしている人もいるようです。 また、プレートテクトニクスを基本的には支持している人も、この理論の不備な点をもとにして、より確からしい説(たとえばプリュームテクトニクスなど)を考えているようです。 それでは。
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- taka113
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・元々つながっていたと思われ、現在は遠く離れてしまった大陸の向かい合う沿岸部付近に、その2つの大陸以外では発見されていない生物の化石が、同年代の地層から発掘されたこと。 ・向かい合う2つの大陸の沿岸部の地層、地形が似ていること。 ・火山活動や地殻変動などにより、プレートの移動が実際に起こっているということ。 ・現在でも大陸の分化が起こっており、過去にも同じようなことが起こっていたと推定できること。 などなど・・・・
お礼
ありがとうございました。とても詳しくておどろきました。かなり参考になりました!