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プロテインキナーゼ

狂牛病検査のときプロテインキナーゼを用いて処理していますが、プロテインキナーゼはタンパク質に対してどういう働きをもつものなのでしょう?ネットで調べるとリン酸化するとあったのですが、タンパク質をどのように(どの部分を?)リン酸化するのでしょうか?生物に関して素人なので言葉足らずなところはありますがどうかお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

NO1です。 その通りです。素人とは思えないところに気がつきましたね。OH基にリン酸基がくっつきます。ADPがATPになるときも同じです。 プロテアーゼは単にタンパク(ペプチドと言った方が適切か)の加水分解酵素です。 プロテインホスファターゼというのがありますがこれはプロテインキナーゼと反対で脱リン酸化されて活性型になります。  プロテインキナーゼ            ↓    活性型 → リン酸化 → 不活性型        ←脱リン酸化←            ↑       プロテインホスファターゼ こういった感じです。いずれも生理的に重要な生体レベルでの調節機構です。

bonjovi
質問者

補足

なるほど。プロテインキナーゼで不活性化してもプロテインホスファターゼで処理すると活性な状態に戻せるのですね。これらの酵素は生体内で重要な機能を有するのですか。丁寧な説明で助かりました。ありがとうございます。

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  • TCA
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回答No.4

リン酸化されると活性化するタンパク質もたくさんあります。有名なのはmitogen-activated protein kinase(MAPK)の活性化の過程です。Rafというタンパク質が活性化するとMKK1、MKK2というタンパク質をリン酸化します。リン酸化によりMKK1、MKK2は活性化しMAPKをリン酸化します。リン酸化により活性化したMAPKは核内へ移行し、転写因子をリン酸化することでその活性を調節します。この活性化の過程は、次々と下流のタンパク質が活性化されていく様がcascade(複数の小滝が階段状になっている滝)のようであることからMAP kinase cascade と呼ばれます。

bonjovi
質問者

お礼

専門的な知識ありがとうございます。まだまだ生物を勉強する必要がありそうです。回答ありがとうございます。

回答No.3

      プロテインキナーゼ            ↓    活性型 → リン酸化 → 不活性型        ←脱リン酸化←            ↑       プロテインホスファターゼ ごめんなさいずれてました。訂正です。

回答No.1

プロテインキナーゼによりリン酸基が転位されるアミノ酸残基にはserine、threonine、tyrosineがあります。それぞれphosphoーになります。 タンパクのリン酸化は最も重要なタンパク修飾のひとつであり、分子構造、または酵素活性または細胞の生理活性を制御しています。

bonjovi
質問者

補足

早速のご回答ありがとうございます。文意からするとOH基を持つアミノ酸がリン酸化されリン酸化されるとタンパク質の活性が失われるのですね。なるほど。 あとプロテアーゼという酵素がありますがこれはプロテインキナーゼと同じものなのですか?

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