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相馬眼の語源
いい馬を見抜く力のあることを「相馬眼」と言い、最近では競馬用語のようになっておりますが、なぜ「相馬眼」と言うのでしょうか?その語源、由来を教えてください。
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日本国語大辞典に「相馬」が載ってました。 そうば【相馬】 馬の姿形を観察して、そのよしあしを見抜くこと。馬の観相。 出典は「史記-滑稽伝『相馬失之痩、相士失之貧』」。 下記サイトの「馬を相するに之れ痩に失す」が由来だと思います。
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- garamond
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#1さんの引かれた『史記』の訓読には語法上の誤りがあります。#1さんの責任ではありません。そのサイトの執筆者の誤りです。 「相馬」の部分は、問題ありません。「馬を相する、」でも「馬を相するは、」でも、「馬を相するに、」でも悪くはありません。 「失之痩」の「之」を「之れ~」と読むことはあり得ません。「之」は「失」の目的語で、「痩」の前に「於」を補うと分かりやすいでしょう。(『史記』は簡潔な文体で、後世の普通の文に比べて助辞が少な目です。) 「馬を相する、之(これ)を痩(そう)に失す。」 「『痩せている』ということのために鑑定を間違える」ということで、文意の解説は正しいのですが、文の構造を誤解しています。
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補注ありがとうございました。 「これ痩に失す」「これを痩に失す」 詳しく説明いただいて違いがよく理解できました。
- shangyan
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「相」は「みる」と訓読し、内面的に備わっている性質や力や見抜く・占うことを意味します。 他にも「相馬」「相牛」「相人」という言葉もあります。 http://www.biwa.ne.jp/~yikai/folk/folk11.htm No.1さんが挙げているのは典故の一つですが、もっと有名なのは『荘子』や『呂氏春秋』『戦国策』です。 これらの書物では昔の相馬に長けていた人が何人も記載されていますが、特に有名なのが秦の伯楽(はくらく)という人物です。故事にもなっているので国語辞典を参照してください。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%C7%EC%B3%DA&kind=jn 伯楽に関して現在に伝わっていない『相馬経』という書物があります(1972年に発掘された馬王堆漢墓からこの伯楽『相馬経』と関連しているかもしれない相馬に関する書物が出てきました)。
お礼
回答ありがとうございます。 「人相」と言う言葉もその人を見抜くと言う意味になるんですね。 伯楽の故事は知っていましたが「相馬経」という書物の話は初耳です。発掘された書物が早く一般に公開されるといいですね。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。人に尋ねられて答えを一所懸命探しておりました。 相馬藩と関係があるのかとか相馬という目利きの人がいたのでは等々議論百出でしたがこれで皆に納得してもらえそうです。 ありがとうございました。