神と脳と列車の関連性

質問

集英社文庫、アラン・ラッセル著、日暮雅通訳のコメディ小説『ホテル・カリフォルニア』(ISBN4-08-760272-9 C0197 P800E)の冒頭(14ページ)に、こんな一節があります。

　分厚いめがねで、ビルの蛇のような鋭い目が拡大されていた。それがアムをとらえ、暗示にかけてうなずかせた。そのとき電話が鳴って、アムがコードに手を伸ばした。まちがったコードだ。彼を押しのけたビルが、神と脳(ブレイン)と列車(トレイン)についてなにやらつぶやいてから電話に応えた。「お待たせしました。ペリカン・インです」

　ホテル勤務初日の主人公、アム・コールフィールドに、職場の先輩であるビルが電話の外線と内線を繋ぐ方法を教えて、その操作をアムが間違えそうになったときの描写なのですが、この一節の『神と脳(ブレイン)と列車(トレイン)についてなにやらつぶやいて』という表現がどうもしっくり来ないのです。
　trainで『訓練(する)』という意味があるので、『神と脳(ブレイン)と訓練(トレイン)について……』が原文の意味だとしたら(つまり日本語訳が誤訳だとしたら)、ビルがつぶやいた内容が、「神も困ったものだ。通常の脳の持ち主ならば一度の訓練で理解できそうなことを、なぜこの坊主は間違えるんだ」といった感じの悪態を吐いたという解釈ができそうなのですが、神と脳と列車では、その繋がりがどう考えても結びつかないのです。
　神と脳と列車の関連性として、何か説得力のある繋がりをご存じの方、あるいは想像できる方、いらっしゃいましたらご意見いただけませんでしょうか。

回答No.1

gekkamuka · ベストアンサー

この本を手にした事もないので、まったくの想像でしかないのですが…。

　神は、つい罰当たりな言葉を口にしたと。God damm.Oh my God.などを、です。
　脳は、どうしようもない馬鹿だ(Not have blain one.）、脳が無い奴だ、と。
　列車は、韻を踏んで、頭脳の変わりに(動物や鳥などの）尻尾trainを持っているのかと。

　ですから、神様、こいつには、頭(Brain)を付け忘れて、代わりに尻尾(Train)を生やさせたのでしょうか？とでも愚痴っているのと考えたらいかがなものでしょうか。

お礼

脳と列車に『ブレイン』『トレイン』とルビが振ってあったので、韻を踏んでいるのだろうとは推測していましたが、trainを尻尾と訳した解釈も、確かにありえますね。ありがとうございます。
　……しかし、となると、やはり「トレイン＝列車」というのは誤訳なんでしょうかね、これ……。