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相対性理論にまつわるパラドクスについて
- 相対性理論におけるパラドクスについて質問です。
- AくんとBくんの等速直線運動による相対速度に関する誤解があります。
- 相対性理論によれば、光速を超える速度を持つ物体は存在しません。
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あなたは数式を使うな、と言われますが、 0.9c+0.9c=1.8c という数式を使っているのではありませんか? u、vの速度で離れつつある2つの物体は、一方から見ると、 古典物理学では u+v・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) の速さに見えます。 しかし、相対論では (u+v)/(1+(u*v)/c^2)・・・・・・(2) になります。 この式に u=0.9c v=0.9c を代入すると 0.99c になり、光速の99%にしかなりません。 uとvがcに比べて、十分小さい場合は (u*v)/c^2 は小さすぎますので、計算しても、有効な範囲に入りません(有効数字) 従って、(2)式の分母は1になり、(2)式は(1)式と等しくなり、古典論と同じくなります。 参考にならなければ無視してください。
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文章にあやまりがあるとすれば、この相対速度は古典力学のガリレイの相対原理に基づいた速度、つまりガリレイ変換した時の相対速度です。正しい相対速度の出し方は#1の方が書いてあるように、特殊相対論のローレンツ変換をあたえなくてはなりません。
- DASS
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文字だけの方がわかりにくいかもしれませんが。 「速度」とはなんでしょうか? 「速度」とは、「単位時間あたりに動く距離」ですよね。 ではこの問題の「Aくんから見たBくんの相対速度」とはなんでしょうか? 「BくんがAくんから単位時間あたりに遠ざかる距離」ですよね。 Aくんは、Bくんが遠ざかる姿を見て、Bくんが単位時間あたりに自分(Aくん)から遠ざかる距離を計測します。 BくんもAくんも、お互い光に近い早さで遠ざかりますので、Bくんから出る光は(Aくんにとって)遅くなり、またその光がAくんに追いつくのに(Aくんにとって)時間がかかってしまうのです。 そうしてAくんが求めたBくんの速度が、brogieさんの式で求められるものです。 「速度」と一気に考えないで、「時間」と「距離(場所)」の両方を、それぞれに考えるべきと思います。 大部分において正確でない言い方をしていますが、ご容赦ください。「なんとなくわかってもらおう」という程度です。 なお、数式が無くても読める相対性理論の本として、講談社の「ブルーバックスシリーズ」をおすすめします。 相対性理論の本もたくさん出ています。 ぜひ読んでみてください。
お礼
「数式を使わないで」というのは、「微積分などの高等な数式を使わないで」というつもりで書いたのですが…。 誤解を与えてすみませんでした。 それはともかく、参考になりました、 ありがとうございました。 他の人の回答もまだお待ちしています。