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「痴人の愛」について
以下は「痴人の愛」についての文章の一部分ですけど分からないところがあります。教えてくださいませんか。 その母親にこうも急激に、思いがけなく死なれた私は、亡骸の傍らに侍りながら夢に夢見る心地でした。つい昨日まではナオミの色香に身も魂も狂っていた私、そして今では仏の前に跪いて線香を手向けている私、この二つの「私」の世界は、どう考えても連絡がないような気がしました。昨日の私がほんとうの私か、今日の私がほんとうの私か?――嘆き、悲しみ、愕きの涙に暮れつつも、自分で自分を省みると、どこからともなくそういう声が聞こえます。「お前の母が今死んだのは、偶然ではないのだ。母はお前を戒めるのだ、教訓を垂れて下すったのだ」と、又一方からそんな囁きも聞こえてきます。 質問(1)「どこからともなくそういう声が聞こえます」 そういう声はどこをさす声ですか。嘆き、悲しみ、驚きの声ですか。 質問(2)「又一方からそんな囁きも聞こえてきます」囁きは 「お前の母が今死んだのは、偶然ではないのだ。母はお前を戒めるのだ、教訓を垂れて下すったのだ」をさすのですか。 よろしくお願いいたします。
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aifen さん こんにちは。 質問(1) 昨日の私がほんとうの私か、今日の私がほんとうの私か? 質問(2) はい、その通りです。 解らなければ また 聞いてください ^ ^ ... 。
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- otasuke009
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(1)「どこからともなく」は、場所を特定できないということです。「嘆き、悲しみ、愕き」ではありません。なぜならこれらは、「つつも」と逆接によってつながれているからです。 「昨日の私がほんとうの私か、今日の私がほんとうの私か?」=「昨日の私の方が本当なのではないか?」が意味するところです。
お礼
さっそくの回答どうもありがとうございました。 御解釈を見てすぐ分かりました。 感謝の気持ちがいっぱいです。
お礼
いつも教えていただきましてどうもありがとうございます。 お陰様で問題が解決することが出来ました。 すごく助かりましてほんとうにありがとうございました。