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白川静さんの著書のおすすめを教えて下さい
カテゴリーを文学にしようか迷いましたが、ここで質問させて頂きます。 ふと本屋で手にした「中国古代の文化/民族」より白川静さんの著作に興味を持ち、これから読み進めたいと考えている者です。 現在まで、上記に加え「漢字の世界1,2」「文字逍遥」「文字遊心」等を読んでまいりました。最終的には「字統」「字訓」「字通」までは読み進めてみたいと思っておりますが、それまでにこの本は読んでみると、より興味が深まるでしょう等のアドバイスをいただきたくお願いいたします。 興味を持った作者の著書を全て読みたいタイプなのですが、著作が多い上に高価な本が多いようなので、じっくりと揃えていこうと思っています。 ちなみに文学や編集とは関係のない職場に勤める普通の会社員です。 宜しくお願いします。
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詳しい方が現れると思いますが、白川先生の名前を見たので居ても立ってもいら れなくなり、書き込みました。 『文字遊心』は私が挫折した本なのでsideinsideさんは私より上級者です。そんな 私が推薦できるものは中公新書『漢字百話』(昭和53年初版)です。白川漢字学が網羅さ れていると思います。中国の古代の宗教観、漢字の成立過程、音素と形態素、日本に於 ける漢字の受容、現代の国語漢字教育批判などなど。私は『字訓』『字統』二冊持って いますがこの本を読んでいたおかげでこれら字書が抵抗なく読めます。 すみません、底が浅くて。詳しくはアマゾンの書評を見てください。 (『字訓』『字統』は「最終的に」などかしこまらずに拾い読みで良いのでは。もったい ないですよ。)
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- so-faraway
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『回思九十年』(白川静)を読みました。 この本は、1/4が「私の履歴書」と題した氏自らの回想録で、 残りが学者・作家・歌人・詩人との対談です。 氏の根底にあるのは「真実の東洋」を探し求めることと書いてました。 インドは含まない、禅に傾くのでもない、風雅にかたよらない、東洋。 それを探す出発点が、万葉集と詩経だったと。 漢字の線一本、点一つにまで、意味を追いかけた氏の研究は、 言葉をこれ以上はないという次元まで徹底的に分解しつくした 日本文学の量子論とでもいうべき大業でしょうね。 人ひとり、一生という限られた時間でこれだけのことが出来るのか。 ただそこに、驚嘆と畏敬を感じるばかりの私です。 ひとつのことを信じて、し続けるって難しいですよね。 対象への飽くなき関心にもまして、 自分を信じることの大切さを学びました。 ひとつのことだけ、一心にしている人を尊敬します。 字書三部作の読破までをも宣言なされるとは、熱入ってますね。 文学や編集とは関係のないお仕事をされているそうですが、 字に縁のあるお仕事になればいいですね、頑張ってください。
お礼
so-farawayさん、ご回答ありがとうございます。 お礼が大変遅くなり、申し訳ありませんでした。 『回思九十年』ですか、正直回想録や対談集は 想定していなかったのですが、せっかくのご紹介 ですので、探してみることにします。 この場をお借りして、締め切りをご報告させていただきます。 ありがとうございました。
お礼
hahakigiさん、ご回答ありがとうございます。 次は「漢字百話」を入手してみようかと思います >かしこまらずに拾い読みで良いのでは 軽い気持ちで手にした本から、あまりにも底が深くなってきたため、かなり身構えてしまったようです。もっと気楽に接するつもりで読んでみようと思います。 ・・・もう学生じゃないんだった。勉強している気分になっていました。