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「~が楽しみです」「~を楽しみにしています」の違い
「楽しみです」と「楽しみにしています」の違いを教えていただけないでしょうか。 両方使える場合も確かにあると思いますが、どちらかがいいという場合もあると思います。 よろしくお願いいたします。
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ヲの場合、上にくるのは「行為、動作」であることが多いようです。「花を楽しみにしています」はいささかこなれない感じがして、ふつうは「花が咲くのを楽しみにしています」。「お宅を楽しみにしています」ではなくて「お宅に伺うのを楽しみにしています」。 ヲは目的語を示す格助詞です。目的語は本来なにかの動作がはたらきかける対象を示す語ですから、この場合には「楽しみにしている」という話手の感情がかかってゆく内容がヲの上に示されます。ところがこの「動作」の表現のしかたが動詞(楽しみにしている)であるために、それとの対応からヲの上に来るものも「行為、動作」的でないとどうもこなれがわるい感じがするのではないでしょうか。むろんヲの上にくる目的語は形式上名詞になっていなければなりませんから、「行為、動作を名詞化したもの」ということになるのですが……。 一方で主語(話題の中心)を示す格助詞ガの場合には名詞でありさえすれば主語としてくっつくことができます。この場合「楽しみ」というのが名詞であることもあって、主語との対応としては「花が楽しみです」「花が咲くのがたのしみです」と両用が可能になります。「楽しみにしています」は動詞ですが、「楽しみ」は動詞であり(「楽しむ」の連用形)かつ名詞でもあるために、どちらでも対応できるのでしょう。つまりガの場合は(1)純粋な体言、(2)もともと「行為、動作」であったものを名詞化したもの、の両方を主語にできるのに対して、ヲの場合には「楽しみにしています」との対応関係から(2)をもっぱら目的語に取ることになります。 それが両者の差異になっているのではないでしょうか。
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- pon__11
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意味というより、単に「が」「を」といった助詞のあとに続けるべき言い回しの違いなんじゃないでしょうか。 ・音楽が好きです ・音楽を好みます のように。 印象としては、「楽しみにしています」のほうが大人っぽいですよね。
- kanpyou
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―例文― 遊園地が、たのしみです。 遊園地を、たのしみにしています。 重箱の隅をつつくようで申しわけないのですが... 「楽しみです」の方は、その行われる「内容・行事・場所」に着目しているのです。(~が、楽しみ) 「楽しみにしています」は、文頭の、「私は」が省略されているものだと思います。(「わたしは」遊園地を、たのしみにしています。) ですから、楽しいのは、場所や行事ではなく、ほかならぬ「自分」なのです。 しかし、よくよく分析してみると(ここからは「心理」の領域)、どちらの言葉を使っても、楽しんでいる(楽しむ)のは『自分』なのです。 ですから、どちらを使っても問題はないと思いますが、他の人がどの様に思っていても(楽しくない..etc)、『自分』は楽しいと思っている場合は、「楽しみにしています。」を使います。
お礼
お礼が遅くなり失礼致しました。どうもありがとうございました。
「楽しみです」は、今現在自分が楽しみにしていることを強調します。 対して「楽しみにしています」は、自分は本番まで継続して楽しみにしているだろう、という予測を表します。 後者の方が事務的な感がありますので、目上の人だと思う相手に送るときは、後者の方がいいでしょう。 どのみち、あまり正式文書で使うような言葉ではありませんが。
お礼
詳しい説明をありがとうございました。今まですっきりしなかった両者の違いが分かったような気がします。