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私にも十手について教えてください

下記質問を興味深く読ませていただきました。 http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1025056 が、十手ってそもそも何なんですか? 剣道や長刀みたいに、「十手道」って武術が存在するんですか? 相手を叩くための棍棒なんですか? 実戦でカギの部分で本当に刀を受けるなんて、剣の達人でも出来そうにない気がしますが? あんなものを持って犯人逮捕に向かうよりは、普通に刀を持って言った方が強いと思うんですが?

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  • guramezo
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回答No.3

十手とは、今で言えば「警棒」ですね。 犯人を取り押さえるのに使う武器ですから、あなたの書かれているように、「相手を叩くため」と、「押さえ込むため」の棍棒といっても、大きな違いはありません。 「十手道」もあります。警察にも「警棒術」というのがありますよ。 で、江戸時代の「警察」は、武士が警察官に当たる「与力」とか「同心」とか言われる役職についていましたが、それだけでは人数が不足するので、一般の町民に手伝わせていました。 この手伝いは武士ではないので、刀を持つことはできません。そこで、与えていたのが「十手」です。 これは、武器とともに、警察の手伝いをする「身分証」でもあったわけです。 では、武器として使えたかですが、「与力」「同心」も十手を持っていましたが、相手が武士であれば当然「刀」を使って取り押さえますし、そうでなければ、十手も使うでしょう。 しかし、十手しか持たない町人では、侍相手にはかないません。 その場合は、「はしご」や「刺又=さすまた」(長い棒の先に、鉄のとげをたくさん付けたもの)などを使いました。 「カギ」の部分は、刀を受けると言うより、「刀のつば」の替りで、相手の刀を十手で受けた時、滑って手元に来るのを防ぐためのものです。 ざっと、こんなところでいかがでしょうか。

noname#14601
質問者

お礼

非常にすっきりしました。 町人は刀がもてないから十手なんですね。 私の最大の謎はここでした。

その他の回答 (4)

  • yuhkoh
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回答No.5

 与力・同心が持つ十手には朱房紐が付いていますが(紫房の恩賞十手もあります)、実際の捕縛では二~三尺などの長十手を用いる場合もあったそうです。刀は武士の象徴的な存在であり、護身用ではあっても、柄から抜けやすい、接近しないと使えないなど戦闘用としては不向きな武器なので、捕縛では六尺棒や梯子が活躍しました(あくまでも生け捕りが目的でしたから)。  目明しは本来、与力・同心の個人的配下であり、町奉行所とは直接関係はないので十手は持てません。『守貞漫稿』によると、素手で不意をついて捕らえると記録されています。ただし同心の手下として町奉行所に名前を届けられている一部の目明し(「小者」と称される)は、房なし十手と捕縄の携帯を許されていました(銭形平次や半七などは、これに相当するでしょう)。    なお「目明し」とは、犯罪者のなかでも頭が良さそうな者を手下とし、密告や密偵をさせていたので自分から目明しと名乗ることはなく、また軽蔑されていました。そのため「目明し」は蔑称ともなっていたので「岡っ引き」、「御用聞き」という呼び名が生まれました。小者ですら、同心から年に一分(一両の4分の1)というわずかな給金しか与えられていなかったので、ゆすり・たかりを生業としていた者も多く、時代劇で見られるようなヒーロー的存在では無かったようです。 参考『時代風俗考証事典』林 美一・河出書房新社

noname#14601
質問者

お礼

なんと、十手にも身分で房のあるなしがあって、岡引でも十手を持たせてもらえない人がいたんですね。 それどころか、岡引ってゆすり・たかりをやってた者も多かったんですか?? 給料は十分なはずの今の警察組織にもその伝統が・・・・? って事は、口にしてはいけませんね。

  • nemosan
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回答No.4

剣豪 宮本武蔵の父 新免無二斎は十手術の遣い手だったと伝わっています。 で、面白いレポートがありましたので紹介しておきます。これによると、最初の十手は長刀と会わせて二刀流で使った可能性があるそうです。

参考URL:
http://hirakami.easy-magic.com/user/index.php?menu_id=23&main_content_type=NEWS
noname#14601
質問者

お礼

十手の起源は戦国時代にまで遡れて、そもそも十字型の鉄棒なので十手なんですね。 手が十本分に相当する働きをするから十手なのかと思ってました。 URLは非常に面白かったです。 ありがとうございました。

  • gamasan
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回答No.2

そのまま 武道 十手で検索してみてください 逮捕捕縛術みたいに特化した武道のようですね 以前何かのテレビで見たのですが 時代劇では 「おかっぴき」やその配下の「したっぴき」まで 持っていますが 実際は持っていたのは同心で おかっぴきに貸し与えていたというのが 実情らしいです。 武器というより現在の警察手帳の役割を果たしていた と考えられます。これは私見ですが。

noname#14601
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 検索したら出てきますね。 失礼しました。思いついた瞬間に、素朴に素直に質問に打ち込んでしまいました。 時代劇で見る限りでは、水戸黄門に印籠、岡引に十手の印象が強いんですが、さて、じゃあ、あの印籠って何なんだろ?

  • marbin
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回答No.1

「十手術」というのがあるそうです。 なんと、流派もあるようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E6%89%8B%E8%A1%93

noname#14601
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。 流派まであるとは・・・