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フランス語 男性名詞?女性名詞?

私は全く語学の嗜みが無いのですが知人から フランス語には男性名詞と女性名詞がある。 例えば、湖で船に乗っているおじいさんの絵画をフランスの人が見ると 湖・船は女性 おじいさんは男性となる。 なるほど〜と思った私は 綺麗な表現ですね。 と伝えたところ 気持ち悪いと思うよ。 この絵画は女性に男性が乗っているとなる。 から、何事も性で見るフランス人は気持ち悪いと思った。 と言われ、ポカンとしてしまいました。 フランスの人を知らないので どういう意味で捉えているのか フランスの人は絵画や映画なども男性、女性と見てると。話があったのですが そうなのでしょうか? そもそもジェンダーな世の中 男性名詞女性名詞って不思議な感じです。 フランス語やフランスの暮らしに詳しい方に 教えていただけたらと思います。 よろしくお願いします。

みんなの回答

  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10004/12512)
回答No.4

以下のとおりお答えします。 言葉の歴史を考えると分かりやすいかもしれません。今から1万年ほども遡ると、フランス語は英語やドイツ語とともに一つの言語でした。それを印欧祖語と言いますが、その頃はまだ石器時代ですから野生に近い暮らしで、言語も今ほど体系化していませんでした。例えば、動詞の時制は現在・過去・未来のような区分でなく、完了・不完了(もう終わった・まだ続いている)という区分でした。なるほど、火を起こすことが大変だった時代であったことなどを考え合せてみれば、例えば、「かがり火(火種)が昨日消えた」とか「明日消えるだろう」といった表現より、「今消えずに燃え続けている」とか「もう消えてしまった」といった表現区分の方がよほど重要だったに違いありません。 また、(代)名詞は、自分や相手の呼び方とか、家族関係などを表す言葉がまず必要だったことでしょう。その家族関係を表す言葉は、当然親子・兄弟姉妹などから始まってその周辺につながる人を表す名詞へ広がり、合わせて男女の区別もする必要があったでしょう。続いて山川・植物などの自然を表す名詞も必要になっていったものと考えられますが、その際、家族関係を表す概念を延長する形で命名するのが便利なので、そのようにしたのだといいます。それで、自然物もすべて「男(的)か女(的)かによって命名したり分類したりする習慣が出来上がっていった」と推測されています。 ということで、名詞は全て男性・女性・中性(=どうしても男女に振り分けられない場合)に分かれていきました。その後、この区分の習慣は多くの言語で失われましたが、比較的よく保存されている場合もあって、例えば、ドイツ語では今でも名詞は全て男性・女性・中性に分けられます。フランス語・イタリア語・スペイン語などでは名詞は全て男性・女性に分けられます。最も進化した英語でも、actor・actres, lion・lionessなどの性区分が保たれていることは周知の通りです。 さて、「気持ち悪い」「不思議な感じ」とのお言葉ですが、確かにお気持ちは分かります。事実、「名詞を性で区分することが印欧語の最大の難点」と評する人もいます。しかし、そうは言っても、当のフランス語ネイティブがそのように使うのですから、我々外野がとやかく言っても始まらない、というのが実情ではあります。実際、どの言語も、他の言語から見れば変な部分はあります。例えば、日本語でも、留学生がぼやいていました。《なぜ、1本〔いっぽん〕、2本〔にほん〕、3本〔さんぼん〕…と発音が違うの?》、《「米洗う前をホタルが2つ3つ」の「前を」を「前に、前へ、前で」とすると、意味はどう違うの?(助詞1つで意味が大きく変るなんて信じられない)》、と文句タラタラでした。日本人の我々としては、「そのような仕組みになっていて、日本人がそう言うんだから、そのように覚えてよ」と言いたくなりませんか? 蛇足:世界には約7000の言語がありますが、その全てが(たった)4つの類型に分けられます。すなわち、屈折語(英語やフランス語)・膠着語(日本語やトルコ語)・孤立語(中国語やタイ語)・抱合語(エスキモー語)の4種類です。印欧基語は屈折語で、これは、語を「語幹+語尾」で構成し、語尾を変化(屈折)させることで、いろいろな変化形を作る仕組みになっています。ラテン語の名詞は10通りほどの変化形(曲用形)があります。フランス語の動詞活用は100通りほどの変化形(活用形)があります。変化形が多くて煩わしいですが、膠着語の日本語だって、名詞などの自立語に助詞などの付属語がくっついて(「膠着」とは「くっつく」の意)、多様な意味を表わすという(外国人にとって)煩わしい面があることなどを考えれば、「お互い様」ですよね。ですから、まずは、各語の特性をよく理解して、学習の一助としましょうか。

回答No.3

~気持ち悪いと思うよ。 この絵画は女性に男性が乗っているとなる。 から、何事も性で見るフランス人は気持ち悪いと思った。 これは誰から言われたのでしょうか? 生物学的に性の区別があるものは雄は男性名詞、雌は女性名詞になりますが、その他の名詞は全て雌雄の概念は関係なく男性・女性名詞が決まっています。これはそういう区別があるよ、と言うだけで何ならA名詞、B名詞などの呼称でもいいのです。 男性名詞、女性名詞(言語によっては+中性名詞)の起源はもしかしたら男性的なもの、女性的なものなんて考え方があったからなのかもしれませんが、そんなことを考えてフランス語の名詞を使っているフランス人はまずいないでしょう。 何事も性で見るフランス人、と考えるのは男性名詞、女性名詞という文法用語に捕らわれすぎているからだ、と思います。 ちなみにフランス語で湖は男性名詞 (le lac)、船は使う単語によって男性名詞 (le bateau) も女性名詞 (la barque) もあります。

  • ponyo7
  • ベストアンサー率18% (134/724)
回答No.2

発想的にはこの世は神が造られ、アダム(男)とイヴ(女)を造られた。したがって万物にはすべて男女の性があるという発想です。 太陽は男性、月は女性、ただしドイツ語ではこれが反対になるようです。寿司は男性、相撲も男性。莫大な名詞の性を覚えている人はフランス人でもほんの数名です。したがってフランス人は男女の性を知らない単語が出てきたらとりあえず男性形で答えるようです。 これが卑猥だというようでは日本にも同様の者がたくさんあります。今ローラがCMで言っているDMMfxの宣伝は福沢諭吉の「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言えり」をもじっていますが、創設校の慶應大学では「天は人の上に人を乗せて人を作る」なんて落書きがあります。どの世界でも同じだと思いますよ。

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11072/34514)
回答No.1

>何事も性で見るフランス人は気持ち悪いと思った。 ノンノン。フランス人だけそういう目で見るのは良くないです。フランス語だけじゃなくて、ドイツ語やイタリア語、スペイン語やロシア語にも男性名詞、女性名詞はあります。 フランス語とイタリア語とスペイン語は似てるってそれらの言葉を喋れる人がいってました。津軽弁と関西弁みたいなもんだそうです。 まー我々には男性名詞、女性名詞ってなんかピンとこないですよね。私もそこの部分がなかなか理解できず、フランス語は挫折してしまいました。 ちなみにフランス語ではトンネルは女性名詞で、汽車は男性名詞だそうです・笑。

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