お答えできることだけ書きますね。
ドイツ語の場合、男性名詞、女性名詞だけでなく、中性名詞というものがあります。男性とか女性、中性という区別は後から便宜的に付けたものだそうで、本来の性とは関係ないのだそうです。とは言え、「母」や「女」は女性名詞、「父」や「男」は男性名詞と本来の性と関係があるものもあります。また、動物では「ライオン」や「熊」といった大型のものは男性名詞が多いのですが、「ネズミ」や「猫」は女性名詞、「鶏」や「馬」は中性、「ガチョウ」は女性となっていてと訳が分かりませんね。^^
他の単語を挙げると、スカートは男性でズボンは女性。シャツは中性。これも理屈ではなくて、そう決まっていることです。
ご参考までに、ドイツ語で父~(Vater)、母~(Mutter)とつく言葉をいくつか挙げておきます。日本語の「母国」に当たる言葉は「Vaterland」で“父国”のような表現です。しかし、この単語の性はLandが中性なので中性です。また、「母国語」はMutterspracheと“母の言語”のような表現です(女性名詞)(但し、Vaterspracheという表現もあります)、日本語でも「母なる大地」といいますが、これはドイツ語でもMutterbodenと“母の大地”のような表現を使いますが、性は中性です。「母艦・母船」はMutterschiffと母がつきますが、これは男性名詞なんです。
ご参考になれば幸いです。
お礼
ご回答ありがとうございます。こういうご回答をお待ちしていました。なるほど。「母国」は「母」ではなく「国」に性が付くのですね。う~ん、ややこしい。