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経済学について
経済学で、「ギッフェン財はどのような状況のもとで生じるのか?」を教えてください。
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- Cain
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下記の回答に対する補足ですが参考にしてください。 ryon2さんの例は,ギッフェン財の例ではなくて、「逆選択」が生じる財の話ですね。補足しておくと、ある財に関して「売り手」は,その財の質をよく知っているが,「買い手」はよく知らない,といった状況での話です。この場合は、こういう財の取引市場が成立しないことがあります。このとき,「売り手」は,「信頼に足る何らかの手段」で手持ちの財の質を「買い手」に知らせる必要があります。この信頼に足る何らかの手段」が高品質のものには高価格を,低品質のものには低価格をといった価格付けになることがあります。こういった情報の非対称性が存在すると買い手が損することがあるので、中古車にしろマンションにしろ品質表示の義務化がなされるわけです。規制の根拠のひとつです。 takosukeさんのは,「定義によると財の価格が上昇したとき、代替効果によるその財の消費量の減少より所得効果による消費量の増加の方が大きいため、全体効果では需要量が増加するような財」は正確ですが、 「簡単に言うと、所得が増加しているにも関わらず消費が減ってしまうような財をギッフェン財とか劣等財と呼ぶそうです。」は看過できません。 1:所得が増加しているにも関わらず消費が減ってしまう財が劣等財です. で,劣等財のうち, 2:その財の価格が低下するにもかかわらず,消費量が減ってしまう財のことをギッフェン財というのです。 ですから, 「・・・こんな時所得が増えたら、安い発泡酒や豚が今までより多く買えますが、豚とか買わず高級ワインや牛肉を買う…といった行為をすると、豚や発泡酒の需要が減るというわけです。」は,間違いで、 「・・・こんな時「価格」が低下したら、安い発泡酒や豚が今までより多く買えますが、「実質的には所得が増えているので,豚とかを「減らしてまでも」,高級ワインや牛肉を買う…といった行為をする」とすると好例ですね!! ではでは.
- takosuke
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定義によると財の価格が上昇したとき、代替効果によるその財の消費量の減少より所得効果による消費量の増加の方が大きいため、全体効果では需要量が増加するような財(需要曲線が「右上がり」ということは価格が下落したとき,需要量が減少するということ)のことになります。 簡単に言うと、所得が増加しているにも関わらず消費が減ってしまうような財をギッフェン財とか劣等財と呼ぶそうです。 例をあげると、高級ワインが飲みたいがお金無いので発泡酒にしよう。牛ステーキ肉食べたいけどお金無いので豚だね。と、第一希望があるけれど、それをあきらめ他ので我慢する状態だとします。こんな時所得が増えたら、安い発泡酒や豚が今までより多く買えますが、豚とか買わず高級ワインや牛肉を買う…といった行為をすると、豚や発泡酒の需要が減るというわけです。 実際じゃがいもの需要曲線の統計を調べたら価格が減少したのにも関わらずじゃがいもの需要量が減少したことが観察されたことがあるそうです。
- ryon2
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例えば、売れ残りのマンションなんかいかがでしょうか。 売れ残ってるので、安く売ろうと値段を下げると、消費者は「訳アリ物件なのでは?」と疑って、返って売れなくなるというプロセス。 私も大学出てから10年になるので、100%の自信はないのですが・・・。