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冷戦と経済

ちょっと疑問に思うことがあるんですが、第二次大戦後の『冷戦』態勢のもとで戦争はなぜ経済の発展因ではなく経済の荒廃因に変わっていったのでしょうか? 戦争って経済発展につながるものじゃないんですか?

みんなの回答

  • cho4
  • ベストアンサー率23% (64/273)
回答No.5

単なる消費だけでは 経済は発展しません 生産財への投資があって、はじめて経済発展があります 工場の製造設備の更新や 道路・鉄道などの整備が必要です 軍事投資は、ほとんどが単なる消費で、生産財へのリターンは非常に少ない 金食い虫なのです

  • aburakuni
  • ベストアンサー率30% (470/1562)
回答No.4

中世以前の戦闘による紛争解決策の儀式的決定=戦争については、生産性が無い士族の死亡と言う、生産性の減少をもたらさず寄生人口の減少が結果となったので、経済発展に繋がったかもしれません。 少なくとも第一次大戦以降の実質交戦国において、戦争が経済発展に繋がった例はありません。

  • omeger
  • ベストアンサー率66% (204/306)
回答No.3

・そもそも、第二次大戦前よりも、戦後から石油危機前までの時期の方が、先進国の景気は安定しており、経済も発展している。 ・戦争自体は、生産設備を破壊して、取引のリスクを大きくする経済妨害活動。通常はプラスではない。設備が壊されて経済が発展する事はないし、取引相手が突然消えそうでは取引を行う気が起こらないし、自分がいつ死ぬか分からない時勢では、教育に力を入れたり老後のために貯金する気も起こらない。 ・ソ連やアメリカ、イギリスはGDP比の軍事支出が巨額になった。このため民間経済活動が圧迫された。 ・宇宙開発競争のような国威掲揚効果を持つ科学技術に国費が投じられた反面、民間に役に立つ技術や技能に頭が回らなくなった。消費者向けの工業製品では、アメリカは日本やドイツに対して圧倒的ではなくなってくる。 ・中国は、米ソの本土侵攻に対して奥地に籠るため、交通の不便な内陸を開発の重点とし、軍隊が移動しやすいインフラの建設を避けた。このため民間の通商が妨げられた。 ・米ソや中国は、陣営争いのために各国の反政府武装勢力を資金援助し続けた。長く紛争が続いた地域は統治の実効性が麻痺して、経済発展から取り残された。 ・散財と腐敗を極めるような独裁政権も、敵側から自陣営を守るために資金援助(貸与)を受けた。無能な政治家の豪邸生活で散財されたカネは、後で税金で返さないといけなくなった。

  • cse_ri2
  • ベストアンサー率25% (830/3286)
回答No.2

戦争はケインズ経済学でいうところの有効需要の拡大そのものですから、経済発展につながります。 しかし、冷戦が長期化すると、逆に戦争そのものが経済悪化の原因になったことも事実です。 この先は専門家ではないのでいろいろと穴のある意見かと思いますが、戦争による支出が国家財政を圧迫し、国の財政がそれに耐え切れなくなったことが原因ではないかと、私は考えています。 おそらくケインズ経済学の理論的限界ではないかと私は思うのですが、これは戦争のなかった日本もそうです。 戦後の日本は、公共工事でもって有効需要の拡大を計りました。 1990年代の長期不況においても、自民党政権は公共工事の増大で不況を乗り切ろうと画策しましたが、公共工事の支出の増大に国家財政が耐え切れなくなり、いわゆる小泉改革路線に切り換えざるを得なくなっています。 ソ連が経済的に破綻したのは軍事支出に国家財政とソ連経済が耐え切れなくなったからです。また冷戦後のアメリカが不況に陥ったのも、冷戦末期のレーガン政権での財政赤字拡大が、要因の一つにあると思います。

  • teigan
  • ベストアンサー率53% (85/160)
回答No.1

こういう誤解をする人が居るから、世の中から戦争が無くならないのでしょうね。厳しいことを言いますが、あなたの考えは「私は自己中心的です」と言っているのと同じです。 単純に考えてみてください。あなたが働く人だとして、あなたがライバルからナイフで刺されて深い傷を負って働けなくなったらあなたの収入はどうなりますか?何処に経済発展がありますか? あなたが痛みでのた打ち回って病院にかかればお医者が儲かります。またあなたを刺したあなたのライバルはあなたの分の仕事をも奪い取って収入が増えます。しかしお医者の費用は泣き寝入りしたあなたが払うか、第三者が肩代わりして払うしかありません。また、あなたのライバルも、一人であなたの分も合わせた二人分の仕事ができるとは限りません。よって人類全体から見た生産性は、戦争によって必ずマイナスになるのです。 日本は朝鮮特需で経済成長を果たしましたが、いわばあなたのライバルにあなたを刺すためのナイフを造ってあげたことと、あなたを刺したライバルに成り代わって、本来あなたがするべき仕事をしたために儲かっただけです。戦争で儲かった分、必ず南北朝鮮、アメリカ、ソ連など当事国の収支(GDPなど金額で表されるとは限りません)はマイナスになっているのです。 「破壊は創造を生む」と言いたいのかも知れませんが、それは破壊後の再生産の過程で生まれる付加価値が破壊前を越えたとき、例えばあなたが復活したときに、休養十分で刺される前以上の効率で仕事ができるようになった場合だけの話です。あなたにとっては刺されずにただ休養しただけの方がお医者の治療とあなたの痛みがない分だけよいのは自明でしょう。そして、あなたが休んでいた間のあなたの損失は、刺したライバルが奪った訳ですから永久にあなたに戻ることはありませんし、奪ったライバルはライバルであなたの分も合わせて一人で2倍以上働かない限り、結局人類全体としては損失となるのです。 早く他人の痛みと、人類全体の最大利益のわかる人になって頂くことを願います。