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トイレットペーパーはギッフェン財?

第1次石油危機におけるトイレットペーパーはギッフェン財といえるのでしょうか?経済学的に議論したらどうなりますか?

みんなの回答

  • at9_am
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回答No.3

価格変化が需要量に与える影響は、代替効果と所得効果に分けられます。 代替効果は、価格が変動した後でも同じ効用水準を与えるという条件での需要量変化分です。その財の価格が上昇した場合、必ず負になります。 また所得効果は、需要量変化分から代替効果での変化分を引いたものになります。価格が上昇した場合、実質所得は減少するので、上級財では負、下級財では正になります。 つまり、下級財であり、所得効果が価格効果よりも大きいならば、価格が上昇するとき需要量も増えます。 アイルランドのジャガイモの例では、正にこれが起こったと考えられています。 トイレットペーパーの例とは、需要曲線に一部右上がりな部分があり、その部分が観測されたという意味で、異なっています。

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.2

極端な例でいえば、明日から価格が100倍になると予想すれば、今日多く買っておいた方が結局安いですよね。 「異時点間の問題」とは、このように今日と明日のように時点が違う間の配分などの問題です。

noname#14868
質問者

お礼

自分の予想に反していたことばかりなので、とても驚きました。最後といって、また質問するのは恐縮なんですが、アイルランドで起こったジャガイモの事件についてはご存知ですよね?あの事件のジャガイモについては、ギッフェン財なんですけど、ではアイルランドでの件と今回させてもらった今回の件の違いというのはどういうところなんですか?

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.1

第1次石油危機におけるトイレットペーパーは、ギッフェン財ではありません。この問題は異時点間の問題として捉える必要があります。 確かに、価格上昇+需要増ということで、見かけ上はギッフェン財ですが、トイレットペーパーは保存が利き、さらに今後価格が上昇すると予測されていたことから、現在買って保存しておいた方が安いということが需要増の原因です。 したがって、予測された将来の価格の現在割引価値と、現在の価格との比較の上でこの問題を理解できます。

noname#14868
質問者

お礼

詳しくありがとうございます。下に書いてあることはよく理解できました。ちょっと最後に聞いていいですか??「異時点間の問題」とは、どういう意味ですか!?すみません、頭わるくてm(__)m

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