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経済政策について
経済政策とは、"国家が一定の価値判断のもとに、経済現象に対して意図的に働きかける政策の総称”とされています。 経済政策の中で「社会政策」がどのような位置づけであるのか、経済政策としての社会政策とはどのような考え方なのか、ということについて ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。宜しくお願いいたします。
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難しいご質問ですが私見を交えてお答えさせていただくと、政府が行っている多くの政策に関して、「経済政策」(とりわけミクロ的なもの)と「社会政策」の関係はある事象を異なる角度から見ているもののように思われます。 具体例を挙げますと、中心市街地活性化政策(シャッター街対策等々)は商店街の活性化を図るということで経済政策の側面を持っていると思われます。 一方、大型量販店のために困窮した“社会的弱者”である商店主を救済するという社会的政策の側面も併せ持つとも言えます。 また障害者雇用促進政策を例に挙げれば、弱者たる障害者の自立を促す等々の目的から社会的政策の意図が強いと言えますが、企業に障害者の雇用確保を義務付ける等、経済活動に影響を与える面もあります。 かように、「社会政策」と「経済政策」をどちらかが一方を内包するというケースは非常にレアで、実態は個別のケースごとに濃淡があるということではないでしょうか。