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なぜ「○○について」という表記が多いのか?
こんにちは。 よく目にするのですが、「○○について」という表記です。どうしてこの表記が多いのでしょうか?学校でそう教えるのかな? これだと、○○についての何なのかが不明なのです。質問なのか?意見なのか?希望なのか?注意なのか?お知らせなのか?タイトルでそれが何なのか最初に分からせておき、なかの文章(本文)を読ませるのがスマートだと思います。 インターネット上の掲示板、会社内での書類、大学生の論文のタイトルまで「○○について」で止まってます。これなら「○○」と言い切った方がよいのではないか。 私は、国語学的には、「ついて」止めは尻切れトンボだと思うのですが、正しくはどうなのかも知りたいです。
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大学生の論文について言えば、一昔前は「○○に関する考察」が流行していました。 内容もないのに偉そうな題名になるので便利だったわけですが、それよりは「○○について」のほうがスマートな感じもします。これは趣味によりけりでしょうけれど。 会社内での書類(特にメールの件名)としては、おっしゃるとおり不適切であると思います。 ちなみに私は、どうしても「○○について」と書きたいなら「【ご承認依頼】○○について」「【ご報告】○○について」とするよう部下を教育しています。 なお、「日本語の特質」といった話についてひとくさり。 英文にも、"in (またはwith) regard to XXXX" を略した"Re: XXXX"という表記があります。 Replyと混同するのを避けるためかウェブやメールでは使われる頻度が低いようですけれど、FAXのタイトルなどでは今も頻繁に用いられます。 また、ちょっと大きな英和辞典であれば、法律用語に「re」という前置詞(「XXXXに関して」の意)があることも載っているはずです。 どこの言語でもこのへんは同様、という余談でした。
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- puni2
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補足を拝見しました。 >私が思うに、「○○について」は、英語で言うと "of the ○○"ですね。 よけい分からなくなりました。 どうしてonではなくofになるのでしょうか。 わざわざ英語としては不自然な訳をしておいて,不安定だから前に何かがほしい,とは妙な話です。 >なんか書き方の好き嫌いになってきてますけど ある程度は“国語学的”な論議もできるでしょうが,そこから先,「どちらでもよい」場合や「『ついて』を使った方がよい」場合まで含めて「ダメ」「使わない方がベター」とおっしゃるのであれば,煎じ詰めると好き嫌いの問題になってしまうと思います。
お礼
すみませんでした。(a)のところを間違ってしまいました。 書こうとしたのは。 (a) ○○のみを指す でした。ごめんなさい。
補足
回答どうもありがとうございます。 ofにしたのは、日本語で「○○についての●●」が通るからです。 これの●がない部分「○○についての」を訳すと"of xxx"になります。 国語学的に、「○○について」は、 (a) ○○に関してのみを指す (a) ○○とそれに関連するものを含む (b) ○○についての何かなのを補う必要がある のどれなのを知りたいところです。
- puni2
- ベストアンサー率57% (1002/1731)
言葉の使い方というのは方程式を解くように単純にはいかないものです。そこが面白いし,難しい。 題名の機能で大切なのは,分かりやすいことでしょう。 「○○について」を避けて別の表現にした方が分かりやすければ,そうすればよいだけの話です。 ところが,質問者さんの文章を読んでいると,何となく,初めに「○○について=悪文」という方程式ありきで論を進められているように感じられます。 はたしてあらゆる場合において「○○について」は不適切でしょうか。 既出の例をお借りしますと,学校から「運動会について」というプリントが配られたとします。 >質問なのか?意見なのか?希望なのか?注意なのか?お知らせなのか?タイトルでそれが何なのか最初に分からせておき、 ということですから,質問者さんの考えに沿って添削するとしたらどうなるでしょうか。 「運動会についてのお知らせ」でしょうか。 「運動会に関する諸注意」でしょうか。 両方交じっている場合もあるでしょう。そのときは「運動会についてのお知らせ及び注意」とするのでしょうか。 確かに,業務文書などでは「○○について(依頼)」とか「○○について(提案)」とか(通知)とか(報告)とか,その文書の性格を示す語句をつけることが良くあります。 しかし,学内の会議で配られる文書ならともかく,学校長の名前で「保護者各位」として「運動会について」という題名のプリントを子ども経由で各家庭に配ったのであれば,なにもつけなくても,常識的に考えて「お知らせand/or注意」であることは自明でしょう。 これが,保護者からの要望を聞くアンケートだったりすれば,当然タイトルにもそういう意味の言葉が入るわけで,「運動会について」だけで終わることはありますまい。 そういう,積極的に文書の種類を明記すべき場合ならともかく,自明の場合にまで記すと,かえってくどくなりますし,まるで部内資料のタイトルのようで,保護者向けの手紙に付ける題にしては堅苦しく感じられると思います。 まして,インターネット上の掲示板に書き込まれる記事のタイトルであれば,書き手の好みでいろいろなスタイルがあってよいと思います。 少なくとも,質問サイトで「質問です」と書く人(時々いますね)よりは,よほど内容を表現していると思いますよ。 >これなら「○○」と言い切った方がよいのではないか。 では「運動会」というタイトルの文書にしますか。 なんだか,子どもの作文みたいです。 プログラムのタイトルは「○○年度(あるいは第○○回) なんとか小学校運動会」でしょうけど。 >「ついて」止めは尻切れトンボだと思うのですが、正しくはどうなのかも知りたいです。 尻切れトンボの意味がよく分かりません。 本来はもっと続くべきものなのに,誤って途中で終わってしまっている,というふうに理解すればよろしいでしょうか。 それならば,国語学的には一向に構わないと思います。 どういう回答を想定していらっしゃるのか,見えてきません。 >どうしてこの表記が多いのでしょうか?学校でそう教えるのかな? 別に教えているわけではないでしょう。 昔からよく使われているから,何となく真似をしているだけだと思います。 言葉っていうのはもともとそういうものではないでしょうか。 明治時代の学術雑誌を読んでいても「○○に就きて」とか「On ~」なんてタイトルはよく出てきますし,コペルニクスが書いた地動説の本の題名は(日本語に訳すと)「回転について」でした。ラテン語の原題はDe revolutionibus,英訳するとOn the Revolutionsです。 キングズレー・エイミスというイギリスの作家が書いた作品に「酒について」(原題 On Drink)というエッセイがあります。 これなどは,「酒」だと何だかぶっきらぼうだし,「酒に関するエッセイ」だとそのまんますぎて味わいがないし,「酒に関する一考察」はそれこそ論文の出来損ないみたいだし,「酒について」がぴったりくる気がします。もちろんタイトルの選び方には趣味の問題も大きいでしょうが。 「酒についての何なのか,評論なら評論とはっきり名乗れ」と言われてもエイミスさんは困るでしょう。いろんなことを気ままに書くからエッセイなのです。 というわけで,「○○について」イコール悪,とは一概に言い切れないと思います。 「○○について」でも構わない場合,また「○○について」のほうが好ましい場合もあるでしょう。 要は,簡潔にして分かりやすいタイトルを付けるのが大事なのではないでしょうか。 (ついつい長くなってしまいました。すみません)
補足
皆様回答有り難うございます。 代表してここに補足を付け加えます。 私が思うに、「○○について」は、英語で言うと "of the ○○"ですね。私は、ofの前に何かを欲しくなります。"The Report of the Environmental"とか。 運動会のプリントなら、「運動会(について)のお知らせなど」とします。お知らせが半分以上ある場合です。ついてで止めるよりこっちのほうがかっこいいと感じるなあ。 どうですか? なんか書き方の好き嫌いになってきてますけど、嫌いなのは不完全な文章だ(と思っている)からかもしれません。
- kanpyou
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物事には表と裏があります。 通常は、表のことを知っていればよいのですが、深く理解するには、その裏だけでなく、関連事象についても調べなければならなくなります。 そのため、『広く情報を求める』、「関連情報を含める」という意味で、物事を特定した表記にはならないのではないでしょうか? 追記 「関連情報を含める」という目的で、会社内での書類、大学生の論文の表題とする場合、『焦点』をぼやかす、(ずれている)という効果があるのでは?
補足
回答ありがとうございました。 なるほどです。 それに関する領域や意味などを広めるということでしたら、もうちょっと別の言い方がない物かと思ってしまいました。
- calla
- ベストアンサー率55% (171/308)
こんにちは。「~について」というのは「~に関連して」という意味だと思います。 例えばタイトルを「運動会」としてしまうと、本当に運動会しついてしか書けませんが、「運動会について」とするとその他の関連事項(例えば運動会自体ではないけれど、運動会でよく流れているあの曲は~)も包括するので、カテゴリタイトルをつけやすい、という事ではないでしょうか(あと多少内容が逸脱しても許容して貰えるように)。 以前、同じ疑問を持った時、自衛隊の公文書処理班(文書が厳格に処理されます)だった方に伺った所、そんな回答を頂きました。 短くタイトルを纏められれば良いのでしょうが、誰しもがそういう事に慣れている訳ではありません。曖昧で便利で型式として使いやすい「~について」が日本人の心に合っているというのもあるかも知れません。
補足
回答有り難うございました。 > 曖昧で便利で型式として使いやすい「~について」 > が日本人の心に合っているというのもあるかも知れません。 これは、非常にその通りだと思います。 ぼかす表現を美徳としているのかもしれません。 どうもそれがひっかかっているのです。
質問のテーマが「よりよい文章の書き方」、特に論文やレポートの場合についてなら全く同意見です。何でも「○○について」は幼稚に見えます。 しかし、現実の社会生活で、会社の文章も含め「○○については」は「○○の件」と共によく使われます。特に特定のグループ間の連絡ではその「○○」は初見ではない場合が多く容易に内容が想像(理解)出来るので便利のよいタイトルです。 学校からの通知 「運動会について」 ゴルフ仲間から 「例会について」 会社から 「新入社員配属について」
補足
回答有り難うございました。 一般生活の中では、その表記が、「○○とそれに関する物」の意味になっているのだろうと思いました。 でもちょっとひっかかってしまうものがあります。
- whitepepper
- ベストアンサー率27% (683/2442)
内容をろくに考えず、最初につけるから、こんな題名になるのです。題名を文章を書き上げた後につけたら、こんなおバカなものにはなりません。
補足
回答有り難うございました。 実は私も、「○○について」というタイトルを最初に付けてしまったのですが、教えてもらってからはちゃんと書いてます。
- heben
- ベストアンサー率30% (3/10)
わたくしは大学生です。 そうですね。「○○について」という表現は 曖昧だと思います。 ゼミの発表でも、教官から 「○○についてなんなんだ?」 「○○について~の『~』のほうが大事だ」 とよく怒られます(苦笑) わたくしになりに思うことは、 「○○について」という表記をしても問題がないと 思われるケースは、 予め『○○』という事柄を、やりとりする当事者が理解している場合に限られるように思います。 (たとえば、仕事場で上司から仕事が事前に与えられていて、 その途中経過を「先日おっしゃていた○○についてですが」 という具合で報告するケースとか……) ちょっと自信はありませんが、参考になりましたでしょうか?
補足
回答有り難うございました。 大学では間違いなく、について止めは受け入れられていませんね。 文学部でもそうなのかな?
- kutuko
- ベストアンサー率18% (4/22)
私も「~について」という題名を付けてしまうことがよくあります。 あまり良くないとは思うのですが、文章力がないので他に良いタイトルが思いつかないときに つけてしまいます。 大学でレポートについて説明されたときに、やはり「~について」というタイトルは 曖昧で良くないと言われました。 そういう論文はたいてい中身がない、とも。 要するに「ついて」、と書くだけでそれらしく見える、使いやすいから、ということではないでしょうか。
補足
回答有り難うございました。 レポートや論文についてはその通りですね。 はっきり書くのがよいと思います。
補足
回答ありがとうございました。 > Replyと混同するのを避けるためかウェブやメールでは使われる頻度が低いようですけれど、 > FAXのタイトルなどでは今も頻繁に用いられます。 これは知りませんでした。勉強になりました。