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太平洋戦争の疑問
太平洋戦争開戦前、日本が米英仏蘭に攻撃せず、欧州戦争の様子を見ていたら、アメリカから奇襲攻撃されましたか?
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失礼します。 太平洋戦争の前に日本が欧州戦争を見守って(米英仏蘭に宣戦布告せず)いたらどうなっていたのだろうかというifについては考えたことがいくつかあるので、書いていきたいと思います。 まず、1937年7月7日に盧溝橋事件によって日中戦争が始まっています。その前に、満州事変(満州鉄道を日本軍(もっといえば関東軍)が破壊したという事件で世界中からの批判を浴びて、国際連盟(今で言う国際連合)から自主退場しました)によって世界情勢が大きく変わりました。そして、そこからヒトラー政権が欧州でオーストリア、チェコスロバキアなどを占領したり、イタリアの植民地拡大などで緊迫しています。第二次世界大戦始まる前からもう既に日独伊は仮想敵国として認定されていたでしょう。 日中戦争が始まり、今のロシアウクライナ戦争のように、イギリス、フランス、アメリカなどはお金や物資の面で中国を支援していました。(豆知識ですが、ドイツも実は中国を応援していた) それによって、日本は急遽その支援ラインを狙う羽目になって、宣戦布告したのです。 ですが今回の趣旨とは異なるので割愛します。 ここで宣戦布告せずに中国だけを攻撃していたら、日本は恐らく負けています。 バックに米英仏蘭がいるので、日本の資源と中国+米英仏蘭という構図になっています。更に、マレー半島なんかはゴムや石油が豊富で、そこにある石油だけで戦況が変わるほどの生産力があります。つまり、日本はそこを取れず、朝鮮、満州、日本本土、台湾の資源のみで戦わなければなりません。 さらに禁輸政策まで取られているので、誰にも頼る事が出来ません。 時が経って1939年9月1日、ドイツがポーランドへ侵攻しました。 欧州戦争はここから始まりました。 この後、日独伊三国同盟が結ばれることになるのですが、これがあるか無いかでも戦況は変わったと思います。 結んでいたら、ドイツがフランス、アメリカ、イギリスに宣戦布告しているのでドイツの同盟国として戦わなければなりません。 あとはソ連を含めた4国同盟なんてのも考えられていたそうですが、それが出来ていたら連合国に勝てたかもしれませんね。 ただ史実ではソ連とドイツの戦争によって日本もソ連と対立しなければならなかったですが…。 じゃあ結ばなかったらどうなったか。 自分が思うに、欧州戦争の方で英仏蘭は日本の存在を後回しにして、総力を上げてドイツを叩いています。米はどちらも警戒せねばならず、日本よりもドイツがヤバい…と考えている状況だと思います。 日本は日中戦争で停滞していて、ドイツはどんどんヨーロッパを占領しているのですから日本の脅威は然程でも無いと思われていた事でしょう。 奇襲に関してですが、米英仏蘭は奇襲などは考えていないと思います。彼らはちゃんと手続きを取って戦争開始しなければいけない国連の理事国の立場であるので。奇襲してしまえば、他国から批判される事間違いなしで、国内からも反発が来ると考えられます。 なので、普通に日本に対して宣戦布告をするか、中国がそのまま日本に戦争で勝利するかの二択しかないでしょう。 (あくまで自分の考えなので、ご参考に。) 何かありましたらご意見ください。
お礼