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アケメネス朝ペルシアとササン朝ペルシアの違いは?
アケメネス朝ペルシアとササン朝ペルシアの1番の違いは、何だったんでしょうか?
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>アケメネス朝ペルシアとササン朝ペルシアの1番の違いは、何だったんでしょうか? ⇒高校世界史レベルの知識しかありませんが、以下のとおりお答えします。 アケメネス朝ペルシア(B.C. 550~B.C. 331): オリエント世界を統一して、それを20の属州に分けて、属州ごとに王の代理たる総督を置いて支配させ、中央集権国家を整備した。歴代の王は、支配下の諸民族の伝統・信仰を尊重し、自治を認める寛容な政治を行った。 ササン朝ペルシア(A.D. 227~651): 版図はアケメネス朝より狭かったが、中央集権体制を維持し、文化的隆盛に力を入れた。周辺文化を取り込んで伝統文化に加え、本格的なイラン文明を開化した。特に美術・工芸に優れ、国際的に影響した。日本の法隆寺や正倉院宝物にもその波及の跡が見られる。 以上から、両王朝間の最大の違いを一言で言うと、アケメネス朝ペルシアは「統治の能力に優れ」、ササン朝ペルシアは「文化的隆盛と世界的影響が顕著であった」、ということになろうかと思います。
お礼
詳しく教えていただき、ありがとうございました!