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語学の勉強で用いられる関連語の不等号<>について
言語に関わらず語学の勉強をしていると、辞書や教科書に派生語や関連語について、不等号を用いて表しているのを見かけます。 派生語や関連語だということは分かるのですが、不等号の左右のどちら側にどちらを置くという決まりはあるのでしょうか? 例えば、英語のemployとemployeeを並べるなら、不等号はどのように使われるでしょうか? 例が不適切かもしれないので、もっと良い例がありましたら別の単語でご教示お願い致します。
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元々矢印が使われてました。 通常のもの(→) ダブルトラック(⇒) 白抜き(⇨) 昔の辞書には、これらがよく使われてました。 コンピュータ普及初期には、機種依存文字で、使いにくかったので 先端のアローヘッドだけ残し、真ん中のシャフトを省略したのです。 特にコンピュータで累乗の記号は X↑3 とか(上に付く)だったのが、 X^3 になって、計算式が整っていったのです。 形の上で不等号を代用してますが、アローヘッドで矢印の意味です。 3つの語 A, B, C が語源の関係があって [古い方] A → B → C [新しい方] のとき、 B をメインに説明する項目では、B を左に想定し、 [B の説明] <A, >C (昔の辞書だと ←A,→C) と書くわけです。 同列に説明するときは、どちら向きでもいいのですが、 古い順が多いでしょう。 employ と employee ですが、語源的には、 employ[動詞] [15世紀初め]<古フランス語emploiier<ラテン語implicare employ[名詞] [1660年代] <フランス語emploi[名詞]<employer[動詞] employee [1850年代アメリカ]< employ + ee [フランス語 employé] employee は、確かに employ[動詞] からの派生ですが、いい例ではない です。フランス語では、規則動詞の不定詞語尾-er →過去分詞-é(e) と いう文法があります。(-é(男性形)-ée(女性形)) このフランス語の過去分詞風に -ee をつけて造語したようです。しかし、 この派生語尾らしき -ee は、英語に取り入れられていない派生です。 つまり、正統派の派生ではないという意味です。 派生関係が、逆に思えるものもあります。 動詞escalate は、名詞escalator から逆造語されたもの。 つまり、escalate ← escalator
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- hiro_1116
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語学の専門家ではありませんが、不等号を矢印に見立てて、開いている方の単語から閉じている方の単語が派生したとする方が、直感的な理解と合致すると思います。
お礼
ありがとうございました。専門的な見地のある方のお答え希望なので申し訳ありません。当然私もおっしゃる程度の知識は持ち合わせております。
お礼
大変詳しい回答をありがとうございました。バソコンの普及が影響していたとは意外でした!