関係代名詞とカンマ
お世話になります。某英文解釈の参考書で、次のような例がありました。
The scraps of gibberish, which in their schooldays were taught to them in the name of algebra, deserve some contempt.
(訳)
「彼らが学生時代に代数と称して教えられたわけのわからぬ断片的知識こそ、いささか軽蔑に値するものなのだ。」
訳文には疑問はありません。そのような意味に違いないと思うのですが、少し引っかかったのはカンマです。
よくある例文で、
He has a daughter, who lives in Tokyo.
He has a daughter who lives in Tokyo.
上は一人娘が東京に、下は何人かいるうちの一人が東京に、ということだったと思いますが、本例ではそのような違いを顕著に生じているのでしょうか?
カンマがありますから、
「そのわけのわからぬ知識の断片は、彼らが学生時代に代数と称して教えられたものなのだが、~」と訳したいところなのですが、
下の方に文を載せてあるとおり、The scraps of gibberishは直前の文とはつながっていないので日本語訳としていきなり「そのわけのわからぬ~」で始めるとおかしくなります。
むしろ、カンマがないほうが私にはしっくりくるような気がするのですが。
質問自体がわかりにくくて恐縮ですが、ご意見をお聞かせください。
書中でとりあげられている部分全体は以下のとおりです。
Quadratic equations are part of algebra, and algebra is the intellectual instrument which has been created for rendering clear the quantitative aspects of the world. There is no getting out of it. Through and through the world is infected with quantity. To talk sense is to talk in quantities. It is no use saying that the nation is large, --- How large? It is no use saying the radium is scarce, --- How scarce? You cannot evade quantity. You may fly to poetry and to music, and quantity and number will face you in your rhythms and your octaves. Elegant intellects which despise the theory of quantity, are but half developed. They are more to be pitied than blamed.
このあと冒頭の文に続きます。それ以降はないです。
よろしくお願いします。
お礼
Nakay702様 お世話になっております。いつもわかりやすい解説をありがとうございます。