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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:関係代名詞とカンマ)

関係代名詞とカンマについての質問

このQ&Aのポイント
  • 関係代名詞とカンマについて疑問があります。
  • カンマの有無によって文の意味が変わるのでしょうか?
  • 質問文章全体は代数の知識と数量の関連について述べられています。

質問者が選んだベストアンサー

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  • go_urn
  • ベストアンサー率57% (938/1643)
回答No.2

masaqq さん、こんにちは!  Time あり、小説あり、英文解釈参考書ありで、多岐に亙って読まれていますね。私も(下等な)雑食性動物です!  さて、関係代名詞の制限用法、非制限用法(継続用法)の違いですが、お示しの文例――He has a daughter, who lives in Tokyo./He has a daughter who lives in Tokyo.――は、意味にはっきりとした差が出る場合のもので文法書でよく使われますね。  大方の場合、そうした意味の差は生じません。どちらも可能な場合があります。そういうときはかなり微妙なニュアンスの差になります。  形式的にあてになる規則は、カンマがあれば、制限用法ではない、というくらいです。カンマがなくて非制限用法(継続用法)の場合はしょっちゅうですし、また文法書に書いてある、that は非制限用法(継続用法)では使わないというのも、かなり例外があるように個人的には見ています。結局、文脈から、読者が著者の息遣いを感じ取って決めるということだと思います。  つまり何が根本的な違いかというと、【呼吸】の問題だということです。制限用法の場合は、一気であり、直線的であり、関係代名詞節自体が主旋律の中に組み込まれています。  一方、非制限用法(継続用法)の場合は、間があり、言い手(書き手)はわき道にそれます(関係代名詞節が終われば、元の道に戻ります)。音楽の比喩で言えば、副旋律です。 ***************  ちょうど引かれた passege の中にカンマのない関係代名詞節がありますので、それとの比較で見てみましょう。  (a) Elegant intellects which despise the theory of quantity, are but half developed.  (b) The scraps of gibberish, which in their schooldays were taught to them in the name of algebra, deserve some contempt.  (a) を訳すと、  (ア)量でだけ考える理論を侮蔑するような典雅な知性は、まだ半分しか成長していません。  となります。この場合も、関係代名詞節の前後にカンマを入れて、継続用法にすることも可能です。その場合は――  (イ)典雅な知性というもの――それは、量ばかりで見る理論を侮蔑する知性なのですが――は、まだ半分しか成長していません。  となります。どちらも可能でしょうが、(イ)は、典雅な知性というterm が独立してあることを前提としますので、少しキザでしょう。  (ア)なら、量ばかりで見る理論を侮蔑するような知性というものを考え、それは典雅であると、 elegant という形容詞を付している感じですので、図示すると  [Elegant]→intellect←[which despise the theory of quantity]  となります。(イ)だと、elegant intellect 先にありき、です。  (b) を見てみましょう, which sounds like 『英文解釈教室』。(←継続用法)  継続用法で訳しますと、  (ウ)かのチンプンカンプンなる断片的知識――それは学生時代に代数の名の下に教えられたのである――は、いささか軽蔑に値するものです。  となります。これをカンマを外して制限用法として訳しますと、  (エ)学生時代に代数の名の下に教えられたかのチンプンカンプンなる断片的知識は、いささか軽蔑に値するものです。  何が違うでしょう?  それは、(ウ)のほうで、――で挟まれた部分が、劇で言う aside 的に言われるため、ユーモアの効果が大きくなるのです。in the name of ~は大仰な表現なので、algebra が出てきたときに suspense が解けて、アハ~!となるのです。制限用法で考えますと、主旋律ですので、読者はきまじめになり、(エ)のように、直線的で、あまり面白くない感じになってしまいます。  非制限用法は、いろいろな使われ方をしますが、この場合のように、少し声のトーンを変えている感じを読者に与える場合もあり、ユーモアや皮肉を言うときに便利なものなのです。  Is my explanation, which is no more coherent than my wife's daily gibberish, of any help? ――これは自嘲のニュアンスですね☆  以上、ご参考になれば幸いです!

masaqq
質問者

お礼

go_urn様 本当にたびたび、丁寧な回答ありがとうございます! 質問の意図と違う回答をいただくこともかなり多いのですが、 いつも期待以上の回答をいただき、感謝に堪えません。 まだまだ日本語の解説のある本もないと不安な英語力でして、 少しずついろいろなものに手をつけています。 文法書などの解説は詳しいのですが、やはり原則論ばかりで、 いざ実際の文章を読むと変幻自在というか、難しいです。 今回の解説は、特に「呼吸」という見方に感銘を受けました。 なるほど、なるほど、です! 正直、go_urn様の著書があれば買いたい気がしました。 すばらしい回答をありがとうございました。

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その他の回答 (1)

  • KappNets
  • ベストアンサー率27% (1557/5688)
回答No.1

which の用法に非制限用法、制限用法の別があることをご存知ですか?(ご存知の上の質問ですと答えを変えねばなりません)。 例文は (1) 非制限用法:Our car, which is second-hand, never breaks down. (2) 制限用法:Animals which are in cages are not happy. 非制限用法は必ずカンマを付けます。which の中は car を説明しますが、副文がなくても主文は成立します(Our car never breaks down.)。主文を制限しないということで非制限用法と言います。主文 "The scraps of gibberish deserve some contempt." は副文がなくても意味が通りますから、which 以下の副文は非制限用法です。 制限用法は副文がなくなると主文が意味をなさなくなるので制限用法と言います。制限用法ではカンマを付けてはいけません。なお制限用法では which (who) よりも that を使う方が普通です。 備考:WORD では非制限用法、制限用法の別で which に文法エラーが表示されることがあります。

masaqq
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

masaqq
質問者

補足

回答ありがとうございます。 もちろん、制限用法、非制限用法は高校程度の文法では知っております。 その上で、なぜとりあげた文章でカンマがあるのだろうか、ない場合とどのように違うのだろうか、 また、日本語訳では制限用法の訳のように思えるのだが、なぜなのだろうかという疑問です。 よろしければ、再びとりあげた文についてコメントくださいませ。

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