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浮世絵と春画

Wikipediaによると、 「春画は画題が猥褻であるとの理由から嫌われ、輸出には供されなかった」 そうですが、西洋画にも裸や性交をテーマにした絵画や彫刻は少なからずあるのに、なぜ嫌われたのでしょうか。

みんなの回答

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11074/34518)
回答No.4

>西洋画にも裸や性交をテーマにした絵画や彫刻は少なからずあるのに これ誤解があるのですが、実は西洋画のほうが性的な表現はタブーとされてきたのです。 西洋画はルネサンスというやつで芸術が爆発したのですが、ルネサンスとは「再生」「復活」を意味します。何が復活なのかというと、古代ギリシャ美術では裸などを自由に表現していたことの「表現の自由の復活」だったのです。だからそれまでは裸とかタブーだったのです。 だけどいきなりの裸はできなかったので、まず「宗教画」という形で裸を表現したのです。だからルネサンスの絵画で描かれる裸は神話や宗教画であることが必須でした。「ヴィーナスの誕生を描いてるのにヴィーナスが服を着て生まれてきたら不自然だろ?」というわけです。 そうではない「普通の女性の裸」を描くのは、とんでもないタブーでした。そのタブーに初挑戦したのがゴヤで、彼は「裸のマハ」という作品を描いたのですが、これがもうとんでもない大論争を起こしたのです。今見るとただの裸婦なんですけど、当時の人々からすると「猥褻だ」「いや芸術だ」と大騒ぎになったのです。ゴヤはこの作品を隠すために全く同じ構図の「着衣のマハ」という作品も描きましたが、ゴヤはセンセーショナルな作品を描いてしまったがゆえに、裁判所に何度も呼び出されたほどでした。 「裸のマハ」が描かれたのが1800年頃で、葛飾北斎がほぼ同時代の人です。春画はいうてみればエロマンガですかね。 「芸術か猥褻か」は永遠のテーマですね。現代でさえも春画を芸術として評価するべきかどうかは論争の中にありますからね。

回答No.3

イチモツが大きく描かれ過ぎて西洋人のプライドが傷つけられ、廃棄されたり嫌われたと聞いたことがあります。 そもそも「春画」は店に並ぶことは無く、地下出版もしくは富豪が描かせたりしていたモノで、見つかれば摘発対象でした。 それでもコレクターはいるので、密かに集めていたりしていたそうですね。

回答No.2

私の見解ですが、春画というのは言わばエロ本です。芸術性よりも男性の楽しみのために作られたものです。 また、絵画作品でも裸婦画等ありますが、草の葉や何かしらで「隠して」ます。 またヨーロッパでは(ニンフ)(妖精)や女神、架空上の人物という「事」にしておけば、オッケーだと言う変な決まりがあったみたいです。 まぁ話はそれますが、見たところ女性の陰部の中身までグロテスクに描く、男の根っこを強調する、ひたすら美しいと言うより「本能を満たすためにすぎない本」だと言うことです。 単に裸ならいいでしょう。しかし、そういった「美しくない」姿を描くのはbooと言うことじゃないんでしょうか? それが、メデューサや何かしらの神話のイチ場面とか、神格的な「なにか」だったらオッケーだったんだと思います。

回答No.1

OH! Utamaro!

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