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日本画と西洋画
西洋画のヌードは男女問わず単独で描かれているものが多数ありますが、日本画のヌードというのは浮世絵、春画など性交シーンかそれに類似する物しか見たことがありません。日本画には一人だけのヌードを描くという文化が無かったのでしょうか。
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質問者が選んだベストアンサー
そもそも日本で伝統美術としての絵画の対象は花鳥や山水で、しかも写実ではなく観念としてのものです。俗世の風景ではないので、人物も仙人などです。 歴史人物の肖像画についても、ほとんどが没後に縁があった人から法事の際に使用するために依頼されたものです。だから定型化した姿勢や装束で描かれるのです。 浮世絵というのは、そういう美術作品ではなく俗なプロマイドチラシとして誕生したものです。現代の雑誌のグラビア写真と同じで、高尚な芸術ではなく短時間でポイ捨てされる「目の保養」的カルチャーです。ということで、日本では裸婦は芸術の対象ですら無かったので、西洋画の影響を受ける以前には描かれなかったのです。
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- eroero4649
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回答No.2
春画ってのは、ストレートにポルノですからね。日本では「ポルノ絵画」はあっても「芸術としてのヌード」はなかったということじゃないでしょうか。
- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
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回答No.1
死体ならばありました。 仏教絵画の種類で九相図というものです。 生きている女性をモデルとした裸婦画は明治維新後にヨーロッパから入ってきた手法だそうです。