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群数列の応用問題
群数列の応用問題の解き方を教えてください。 「n を自然数とし,次のように正の奇数を小さい順に並べ,第 n 群に n 個の項 が含まれるような群に分ける。 1 | 3,5 | 7,9,11 | 13,15,17,19 | 21,… この数列の各群における 1 番目の項と末尾の項を除いた数列 9 | 15,17 | 23,25,27 | 33,… についても第 n 群に n 個の項が含まれるような群に分けるとき,第 n 群に含まれ る項の和を求めなさい。」
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※群数列では「群に分ける前の元の数列」「各群に属する項の数」の2つに着目すると考えやすくなります。「各群の1番目の項に着目する」方法もありますが,階差数列を考える必要が乗じます。 さて…… まず元の群数列の第n群について調べます。 第k群にはk個の項が属するから,第(n-1)群までの項数は 1+2+3+……+(n-1)=(nー1)n/2 です。したがって 第n群の1番目の項は,初項1公差が2の等差数列の第((nー1)n/2+1)項であるから 1+((nー1)n/2+1-1)*2=n^2-n+1……① となります。 そして,各群の1番目の項と末尾の項を除いて作られた新しい群数列の第n群は元の群数列の第(n+2)群である。 元の群数列の第(n+2)群の1番目の項は,①のnをn+2に置き換えて (n+2)^2ー(n+2)+1=n^2+3n+3 2番目の項は(元の数列が公差2の等差数列だから) n^2+3n+3+2=n^2+3n+5 となります。 これが新しい群数列の第n群の1番目の項になります。 そして,新しい群数列の第n群の項数は(1番目と末尾を除くから)nなので項数はnです。 従って,新しい群数列の第n群の1番目の項はn^2+3n+5,公差は2,項数はnだから,それらの和は n(2(n^2+3n+5)+(nー1)*2)/2 =n(n^2+4n+4) =n(n+2)^2 となります。