遺言執行人の役割

質問

遺言者が金の地金を遺産として残した場合、遺言執行人が相続人に対して行うことは、下記のように思っていますが、勘違い、間違いがありましたら指摘、修正よろしくお願いいたします。

１、 金の地金を売って現金に換える。
２、 取得価格より買取価格の方が高かった場合、利益が生じるが、それに掛かる譲渡税を換金した現金から支払う。
３、 残金から基礎控除額を差し引き残りを相続割合に応じて分割し、相続割合に応じた相続税額を計算する。
４、 分割された現金を各相続人に渡す。相続税は、各相続人が計算された相続税額に基づいて支払う。

回答No.2

kitiroemon · ベストアンサー

１と２に関しては、遺言書に書かれている内容によります。
遺言書に「換価して○○に相続させる」と書いてあればいいのですが、そうでなければ勝手に売却することはできません。遺言書の記載どおりに相続させることになります。金の現物で相続した相続人からの依頼で、売却手続きするのはあるでしょうけど。
また、譲渡税だけを申告・納税することはできません。売却した相続人のその年の所得（給与所得など）と合算しての所得税申告になります。

３と４に関しては、分割された現金を各相続人に渡すだけでOKです。相続税の計算や納税に関しては、遺言執行人がやるべき義務ではありません。相続人からの依頼でお手伝いするのは構いませんけど。

お礼

回答頂きましてありがとうございます。
お礼が遅くなり申し訳ありません。

回答No.1

nekoojisan

「遺言執行人」というのが、どんな立場の人間か判りませんが、要は遺産分割協議書に乗っ取り、相続人に金の現物を渡せば終わりです。

無理に現金に換える必要はありません。
「不動産」や「有価証券」も現金に換金するのではなく名義変更をして相続すのと同じです。

ただ、相続人が将来、地金を換金するときには、被相続人がいくらで取得したかを把握していないといけないので、相続を機会に換金して現金で相続することはあります。