- ベストアンサー
ブルジョワジーまたは庄屋・肝いりの定義や階級
例えば日本で言う庄屋とか村役人って、下の上中の下くらいのクラス(位)だと思うんですが、ブルジョワジーの方々って、市民階級で言うと今で言う社長取り締まりや、雇用人数がいくらとかいくつ店を持ってるとか、どれだけの国と取引してるとかで決まるのでしょうか? と言うと、ヒエラルキー的な事を言えば庄屋とか肝いりは村のお役所仕事だったり、罪人の摘発だったり、商人より下層である百姓の中で言えば下の上等でしょうか? または、市民階級のトップであるブルジョワジーの方の定義と庄屋とかは役割やヒエラルキーでいえばどの程度なのでしょうか。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
豪農の館や旧名主の館などがたくさんある越後に住んでおります。 庄屋は百姓でもあり行政官でもありで、一般の武士などよりもよほど金持ちです。 名目上は、ご領収様がはるかに上ですが、金に困ると無心の依頼がきたりして、事実上領主が庄屋・名主クラスの人に寄生している感じだったので、実際は領主よりも威張っていました。(寄生地主というのもいましたが) 邸宅は広大ですよ。カネもかかっていますし、蔵もたくさん附属していました。余るかねで、味噌屋をしたり、造り酒屋をしたり、手広くやっていたようです。 知る人ぞ知るですが、山形県の酒田市にこんな歌が残っているそうです。 「本間様には及びもないが、せめてなりたや 殿様に」 本間様のようにはとてもなれそうにないが、せめて殿様くらいにはなりたいものだ、という歌です。 本間様は、越後から酒田へ行った商人(元農民?)で、今の「本間ゴルフ」もその分家です。 > 庄屋とか肝いりは村のお役所仕事だったり、罪人の摘発だったり、 > 商人より下層である百姓の中で言えば下の上等でしょうか? 確かに庄屋や肝いりは「お役所の勤め人」という側面もありますが、形式的なヒエラルキーで言えば士農工商ですから百姓自体が商人の上ですし、実力的なヒエラルキーで言えば、庄屋は百姓の中では、上の上です。領主の上であった者も少なくありません。商人の代表のような「越後屋三井家」の上を行ったのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。