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優生思想はなぜいけない?
最近、某アーティストが無邪気な優生思想を発信して話題になりましたね。私もそれを見て「優生思想も知らんのかこいつは」と呆れたのですが、 でもなんでダメなんだろう。条件反射でダメと言っているだけではないか?と思いました。 ※ここで言う優生思想は相模原事件のように「産まれた命を他者の意思のみで殺す」ことは一切含みません。 正直、日本の生活を救うには某アーティストの行ったことも一理あるのではないかと思いました。 もしも、「当事者の同意有りで」産まれてくる命を選別出来るとしたら、何も問題ないのではと思ってしまったのです。 要するに「日本国籍で子供を産むことを条件に、精子バンク・代理出産ビジネスを国がバックアップする」と言い換えられるかと思います。 更には、国が優秀だと判断した遺伝子を採用した場合は報奨金を与える、等のオプション付きです。 完全に開き直った優生思想ですが、これで不幸になる人はいるのでしょうか。 もしも自分が精子提供者だったら?卵子提供者だったら?代理出産する方だったら?同意と報酬を得ているので問題ありません。 産まれてくる子供だったら?既に精子バンク・代理出産ビジネスは存在します。その遺伝子・母体をスポンサーが選んだか国が選んだかが違うだけです。そして高いスペックを持って産まれてくることだけが約束されます。 国の立場だったら?税収が増えます。ほかの人たちだったら?景気が良くなって雇用が増えます。 困ったことに誰も損しないのではないか、と思ったのです。 別にこの意見の是非によってなにかしでかそうという気は一切ありません。ただ立ち止まって考えた時に、将来そんなことになり得るのではないか、ひょっとしたらどこかの国はこっそりと始めてるのではないかと思ったのです。 大学の講義のように、ざっくばらんな意見をお聞かせ頂ければ幸いです。
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- Sakura2568
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ん~まず、自分が努力して努力して努力して得た地位 仮に吉田沙保里さんだとしたら 彼女が自分の卵子を残したいと思うかしら?他人から言われても断ると思いませんか? 特に女性の場合卵子を取り出すのってかなりの準備と痛みを伴うでしょうし。残すなら生殖可能な年代でないと意味ないですしね。その年代で自分の遺伝子を継いだ子供を誰かが産み育てるなんて気持ち悪いと思うでしょうね。 そして誰でも、まずは自分とパートナーの子供を求めるのが強いと思います。もちろん中には自分が知らなければどこかで自分の子供が生きていてもかまわないという男性もいるかもしれませんけど。 他人の卵子で子供を望むとしたらそれなりの理由があるでしょうね。自分自身が不妊ならわからなくもありませんが女性が自分以外の卵子で他人の子を産み育てたいか?と考えるとかなり無理がある。 こういう問題の場合たいていは男が、妊娠というのを想像もせずに言い出すのでしょうから単純に他人事で考えるんでしょうね。 女が、感情的とされる女が愛するパートナー以外との子供をどれだけ望むかしら。男性側が不妊で、「誰か別の人の精子を選べます。優秀な中からどうぞ選んでください。」って言われてパートナーと意見が合うかも疑問。男と女じゃ違うし、本体(本人)を知れば知るほどわだかまりが残りそう。 次に、優秀な男性の精子を保存して求める人に提供したら。女性なら自分の卵子と受精させたら、あっという間に自分とのミックスで可能性は半減ですね。例えば藤井さんのDNAはお父様とお母様によるからこそ得られた人材。その半分に自分が混ざったらもう期待値は0に近くない? 一方でその状況で生まれた子は「お前は〇〇の子なんだからできるはず!」と本人の希望も無視してのレールを敷かれたり、できないだけで周りからの落胆は本人にどれだけダメージを与えることでしょう。 アスリートや優秀な頭脳の人にあるのは努力できるという才能であって、どの分野で花開くかは千差万別ですから周りからの期待は邪魔でしかないでしょう。 あなたもお父さんの子なんだから!お父さんと同じ道へ行くべきだ!そしてそれ以上の成果をあげられるはずだと言われたらうっとおしいと思うんですけどね。 あと、どんな優秀な人でも死ぬまで立派とは限りません。 清原氏だって間違いました。 最盛期に遺伝子を搾取して、お金かけて保存しても後年犯罪したり、病気になりやすい遺伝子が分かったりしたら破棄されるでしょうね。 そんな無駄をあえてしたいかしら? もっと言うと精子を残しておいて、盗まれて、妊娠した女性から「この子はあなたの子よ!DNA検査もした!」って言われたら?今の日本では遺産とか相続とか面倒になりそう。 どこから考えても子供の自分のお腹で産み育てようという女性にとっては絵空事だし、優秀=好みとも限らない。自分の命を削るようにして出産する女の立場からしたら好きでもない、または表面しか知りもしない男の子などまっぴらでしょう。 ものすごいファンで、あの方の子供なら!と望んでも自分が混ざれば期待値も半減。仮に自信満々の女性が私とあの方との子供なら絶対に優秀!なんて思いこまれても子供は迷惑。優秀な人たちの遺伝子だからと卵子と精子をもらってきて生まれてもその子供が成長するころには世界はまるで違うかもしれない。 才能と好みと愛情と世界情勢は均一とは限りません。 最高の遺伝子を組み合わせて生まれた子でももっともっと優秀な人に負けることもあるでしょう。世界はどんどん狭くなって、国技だってよその国の人の方が強いのですから。将棋だって、柔道だって外国人がトップに立つ時代になるわね。もうなってるか。 時代時代の優秀な人の遺伝子保存してたらきりがないわ。 クローンの方が失敗がないかもしれませんね。
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11083/34534)
「氏か育ちか」は永遠のテーマですね。遺伝子の研究は特に最近は盛んになる一方ですが、これに対する回答はまだまだ先のことだと思います。我々はまだ、遺伝子の世界の1%も理解していないのではないかなと思います。 しかし競走馬を見れば「血統」というやつがモノをいうのは明らかであると思います。日本の競走馬を見ても、少なくともここ20年くらいはダービー馬はダービー馬の息子にしかいなかったと思います。とすると、ダービーに勝ちたいと思ったら、親父がダービーに勝ってる馬じゃないといけないってことになりますよね。 しかしその競走馬の世界も「パッとしなかった良血馬」は枚挙に暇がありません。そもそも今の日本競馬界の血統を支配するディープインパクトも、全兄のブラックタイドはなんだかパッとしないし、そのブラックタイドの子供となるともっと地味です。キタサンブラックが活躍してようやく一矢を報いましたが、そのキタサンブラックも売れ残ってヘタすりゃコーンビーフにされるところを北島三郎さんに救われた数奇な運命の持ち主です。 競走馬は走ることに特化しています。その代わり、とても野生では生きられないほど脆弱になっています。なにしろただ走っただけで骨折して予後不良になるほどです。人類が絶滅したら、サラブレッドも絶滅することは間違いないでしょう。 個人的には確かに室伏広治さんと吉田沙保里さんをかけ合わせたらすごい子供が生まれそうな気がしますが、考えてみれば谷さん(元ジャイアンツと亮子さんとこのアレ)ところにもお子さんがいたはずですが、「スポーツがとんでもない天才だ」という噂はとんと聞いたことがありません。 日本プロ野球の歴史上、天才バッターを3人選ぶなら絶対に選ばれるであろう落合博満さんとこの息子の福嗣さんは、その体躯はお父さんよりずっと恵まれているのにスポーツの才能には恵まれませんでした。 先日亡くなられた山本寛斎さんは世界的デザイナーですが、なんと弟にあたる伊勢谷友介さんは藝大出身です。お父さんがどんな方か存じませんが、息子から世界的デザイナーと藝大が出ているのは並大抵ではないと思います。芸術的才能っていうのは、生まれつきですものね。でもそのお子さん全員が芸術的才能に恵まれているわけでもなかったと思います。 優生学はどうしてもレイシストと繋がりやすいですから、まああまり口にしないほうがいいだろうというのはありますね。ただそう遠くない将来、「遺伝子に傷や欠陥がなく完璧である人類」を至上と掲げる優性主義者が出てくるのは避けられないと思います。
補足
競走馬の世界で、優秀な親のサラブレッドなら必ずしも優秀になる訳では無い、という例がある訳ですね。 ただそう出ない例もあるのだと思います。それをマクロで見た時はどうなんでしょうね。 やはり優秀になる傾向があるなのか、あんまり変わらないねなのか、逆に優秀じゃなくなったねなのか気になります。あとは競走馬以外の世界ではどうなのかも。 ただ予想としては、やはり優秀になる傾向があるのではと思います。 なぜなら「遺伝子」という仕組み自体が、「自然」からの選別を受けるという形の優生思想だと思うからです。実力のない、モテない奴は種を残せないから。 それを「人間が」選別する事になっただけですので、やはり優秀なものが残るのかなと思います。 そういった結果が得られてしまったら、最初に立てた施策が「効果アリ」とされてしまうのでは、と危惧しています。
- KaneHen
- ベストアンサー率23% (16/67)
命の線引きに意味があるのかって事(・・? 確かに病気や先天的に失調のある子供が生まれてくることが分かっていたらやむを得ないことなのかもしれませんが・・・ それって同意があれば何をしてもいいと?いうのとは違います 宗教的にも人道的にも、問題はあるでしょう 誰も不幸にならないわけではないです 命に優劣を決めるという事は自分自身の人生に対する線引きだとは考える事はできないのでしょうか? 結婚しない事や出産をしない事を選ぶのは自由ですが 人としての可能性や尊厳を軽視するのは問題があると思います 近親交配の危険性も考えると現実的ではないです
補足
当事者の思想も宗教も無視して同意なしで遺伝子を選別すること、これは人道的に大問題だと思います。 でも「同意あり」だったら? これが今回意見を聞きたいことです。 ただ近親交配により遺伝子が狂うリスクが高まる事、これは事実だろうなと思います。しかも国の施策によって。 国の立場としては、そのリスクと、遺伝子選別により得られるリターンとどちらが大きいかという話になるかもしれませんね。
- SPROCKETER
- ベストアンサー率26% (2127/7994)
優生思想というのは、中立で賢明な学者の考えでは無くて、極端に偏った妄想障害の精神病患者の発案ですよ。信じない方が利口でしょうね。 優れた才能を持つ人を残そうというのではなくて、劣勢な自分達よりも優れた人間を根絶すれば、劣勢にならずに済むという考え方が優生思想です。馬鹿や気違いを残して、優れた才能を持つ人を絶滅に追い込む思想です。愚民政策と同じ考え方ですよ。 優生思想の判断をする権力者達が精神病患者ばかりだった歴史を見ても明らかです。統合失調症や妄想障害の患者が狂信的に信じ込むのが優生思想です。妄想障害の自分達は優れているから生き残れると信じ込んでいるからです。優生思想を信じ込んでいる人間に精神医学の質問をしてみると、精神病なのがわかる例が多いのだそうです。精神病患者の思想が優生思想なのですね。 幻聴や幻覚を超能力だと信じ込んだり、妄想障害を天才的才能だと信じ込む人達が優生思想を信じ込むわけで、正常な人間だったら、欠点が無い人間などいないのに気が付く問題です。自分は完全無欠で欠陥が無いと信じ込んでいないと優生思想を支持したりしませんよね。精神病の思想なのですよ。 優生思想が正しかったら、アインシュタインやフロイトのような優秀なユダヤ人を殺そうなどとは考えないはずですよね。優生思想なんて信じていたら、自分自身が危ういのですよ。
補足
優生思想と精神疾患が統計的に関連があるということを教えていただいてありがとうございます。 それで、この話にはどう論理的に反論されますか。そういう意見が聞きたかったのですが。
- nekosuke16
- ベストアンサー率24% (903/3668)
こんな簡単なことを説明する気も失せるような質問ですが、貴方のような人間がヒトラーになるのだと思いますよ。 根本から「人間は皆平等」という基本的な立場に立てない人間に何を言っても無駄ということです。 多分、学問に於いては秀でるものがあるのかもしれませんが、人間に優性劣性を問うなどというバカにつける薬はないですね。 貴方はヒトラーと同じです。 話にならない人間だということです。
補足
まさに脊髄反射で否定をするいい例をあげて頂いてありがとうございます。しかも度が過ぎると前提部分も読めないようで。 同じことを書く気も失せるのでもう一度注意深く読んでから意見をください。
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補足
私も感情だけで言えば、自分のお腹で愛した人との子をなす姿が何よりだと思います。 しかしご存じでないかもしれませんが、外国ではバリバリ働く女性が精子も母体も外から雇って調達すること、またその需要に答えるビジネスは、既に存在します。NHKスペシャルだかで見た気がします。 働く女性で 「男は働きながら何も失わずに子を得られる。なぜ女はダメなのか。」と言われる方がいるかと思いますが、私は明確な反論が浮かびません。 また、仕組まれた環境で産まれた子に生じるであろう不幸が、ないとは言いきれないのかもしれません。 しかし、紛れもなく両親の遺伝子と母体から産まれたにもかかわらず、その環境や遺伝子を恨む人が居ることも事実でしょう。 端的に言えば「なんでこんな顔に産まれたんだ」と悩む事等。珍しいことでは無いと思います。 こういった不幸が無くなることの方がインパクトが大きいのでは?と思ってしまうのは、自分だけなのでしょうか。