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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:第一次大戦とチリ硝石)

第一次大戦とチリ硝石

このQ&Aのポイント
  • ドイツの第一次大戦参戦には、ハーバー法とオストワルト法による硝酸の国内生産が関与しているという説明が一般的です。
  • しかし、時系列を考えると実際には戦略物資としてのチリ硝石の不足がドイツで問題視されていた可能性があります。
  • 第一次大戦では塹壕戦が展開され、マシンガンの火力に騎兵の突破力が歯が立たず、大量の砲弾が浪費されました。

質問者が選んだベストアンサー

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  • hiro_1116
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回答No.1

このあたりの記事が御興味を満たすでしょうか? http://www.tky.3web.ne.jp/~ashigal/ww1/topic/nh3g.html

jkpawapuro
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます、いろいろ参考になります。 窒素減の不足はドイツどころかイギリスをはじめとする欧州全体の課題として受け取れれていたものの、開戦の理由として結び付けるのは不適切といった感じですね。

その他の回答 (3)

  • eroero4649
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回答No.4

#2です。 「戦争をするかどうかを政治家や国家指導者が材料で決めるのか」といったら、それは私は非常に考えづらいと思います。 化学の専門家からすれば、火薬が大量に用意できるかどうかは非常に重要に思えるでしょう。でも冶金や金属の専門家からすれば「重要なのは鉄や銅が確保できるかだ」となると思います。 鉄は誰でも気がつくと思いますが、戦争においては銅がある意味鉄よりも重要な戦略物資となります。まず薬莢は真鍮でできていますし、弾丸の鉛の芯を包んでいるのも銅合金です。砲撃で都度切られる電線に使われているのも銅線です。戦争をするには大量の銅が必要になります。いくら火薬があっても銅がなければ戦争はできません。もちろん、いくら銅があっても火薬がなければ戦争はできません。銅や火薬が大量にあっても、鉄が不足すればこれまた戦争はできないでしょう。 そしてなにより、そういう素材を買い集めるにはマネーが必要です。カネがなければいくら素材があっても手に入れることはできません。ですから経済の専門家は「なにはなくともカネのアテがなければ戦争は始められない」というでしょう。 実際、イギリスやフランスはニューヨークで大量の戦時債権を売ったため、第一次大戦中及び戦後のアメリカの発言力が大きくなりました。日本がかつて日露戦争に踏み切れたのも、ロンドンで戦時国債が売れたからです。またフランスが苛烈な賠償金をドイツに求めて後に第二次世界大戦を招くことになったのも、アメリカで大量の債権を売ったのでその償還の資金確保のためにはドイツから賠償金をとるしかなかったからです。 そしてミリタリーの専門家は「なんだかんだで実際に戦場で戦って勝つのは軍隊だ」ということでしょう。 「なぜ第一次世界大戦は勃発したのか」というと、直接の原因はご存知の通りサラエボ事件でオーストリアの皇太子が民族主義者のテロリストに暗殺されたからです。 その報復措置としてオーストリア・ハンガリーはセルビアに圧力をかけ、セルビアを支援しているロシアが反応し、ロシアが兵力を動員したからドイツが兵力を動員し、ドイツが兵力を動員したからフランスも対抗し、フランスとドイツが不穏になったからイギリスもフランスを支援して動いた、というドミノ倒しというか、風が吹けば桶屋が儲かる的な流れで戦争になっていったのです。 その中でそれぞれの皇帝が、火薬や銅や鉄などの戦略物資が確保できるかどうかで開戦を決意したかどうかに関しては、正直疑問に思います。 当時イギリス王だったジョージ5世とロシア皇帝のニコライ2世が入れ替わっても家族も気がつかないくらいソックリだったという話は有名です。またそのジョージ5世とドイツ皇帝のウィルヘルム2世は従兄弟です。 だから当時のヨーロッパ王室・皇室というのはみんな親戚関係だったわけで、お互いにそこまでガチでやろうとなんて誰も思っていなかったのです。開戦当時誰もが「この戦争はクリスマスまでに終わる」と思っていたのはそういうことなのです。「みんな親戚だし、なんだかんだで話し合いで理性的に解決するだろう。人間の賢明さというのはそういうものだ」って。終わってみればロシア皇帝は革命で処刑され、ドイツ皇帝(とオーストリア・ハンガリー皇帝)は退位を強いられたわけですからとんでもない皮肉ですよね。と、「歴史」視点から解説してみました。

jkpawapuro
質問者

お礼

お礼を長く失念していました、もうしわけありません。 まあ常識的に考えれば国家指導者がそこまで細部に機が届くわけも振り回されるわけもないといったところでしょうね。 ご回答ありがとうございました。

回答No.3

>チリ硝石の不足を問題視する会議なり政策なりがドイツにあったのでしょうか? はい、もうすでにグアノは枯渇していましたし、、。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89_(1879%E5%B9%B4-1884%E5%B9%B4) ちなみに硝石は火薬としてだけでなく、農業の肥料としても重要でして、ハーバーボッシュ法が発明されていなかったら世界の三分の一だったか、二はそものそも食料が足らなくて生まれてこれなかったと言います。 >火薬の原料である硝酸の国内生産に成功したのでドイツは第一次大戦に踏み切ったなどという説明がなされます。 本来は農業の為に発明されたように記憶していますが、戦争に使われてしまったようですね。日本は火縄銃の時代にはおしっこから硝石を作って火薬を調達したりしていましたし、欧州も戦争のたびに、トイレのたまった硝石でもなんでもあるものは全部かっさらうように根こそぎ奪って戦争のための火薬を用意したようです。 そんな中でドイツは空気中から作る技術を手に入れたのです。 世界を敵に回したと言いますが、その当時は科学力でドイツと他国とでは差があり過ぎて、第二次世界大戦も、本来はドイツが勝っていた戦争だったようです。 後半になって米国が色々と対空レーダーなどを発明しなんとか挽回して勝ったのが第二次世界大戦のようです。まあ、その後原爆もできちゃいましたから、火薬とか言ってられなくなったのですけどね。

jkpawapuro
質問者

お礼

あーそもそも戦略物資の前に経済物資として枯渇を極めてましたか。 逆に農薬用に莫大な量が常に流通している物資なら火薬用くらいならまかなえるのかな? ご回答ありがとうございました。

  • eroero4649
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回答No.2

>よく化学の授業ではハーバー法とオストワルト法により火薬の原料である硝酸の国内生産に成功したのでドイツは第一次大戦に踏み切ったなどという説明がなされます。 へぇ。化学の世界には疎いので存じませんでした。 ただ政治的な面から見ればそれは「新型コロナウイルスはマイクロソフトが作らせた」くらいの荒唐無稽な話でしょうね。 #1さんが示した資料でもあるように、当時の人々は誰もが「この戦争はすぐにでも終わる」と思っていたのです。しかも大戦争にはならなくて、軍事的な示威活動だけで終わるだろうと思われていたのです。それは末端の兵士たちもそう思っていましたし、戦争を指導する政治家や王族たちもそう思っていました。 「第一次世界大戦がなぜ始まったのか」というと、誰も戦争なんて望んでいなかったのに、どこかの国が戦争の準備を始めたらドミノ式にどの国も戦争の準備を始めてどうにも収まらなくなってああいうことになってしまったのです。 硝石の問題より、国家動員の問題のほうが影響は大きかったと思います。どういうことなのかというと、平時は軍隊は少ない人数でありますけれども、いざ戦争となると予備役兵というのを動員して戦時体制になります。この予備役動員は、一部だけ動員するか全員動員するかという問題があります。 当時誰も戦争を望んでいませんでしたが、サラエボ事件の関係で政治的に何かはしなきゃいけないということになり、じゃあ短期間の戦争になったとしても予備役兵は一応動員しなけりゃいけませんねということになりました。 だけど特に当時のドイツ帝国は国の官僚システムの問題で一部だけ予備役兵を動員すると、どっかの国の給付金みたいに大混乱が起きる可能性があったのです。むしろ全員動員したほうが混乱は少なくて済む。だから全員動員することになったのですが、一応「いやこれは一時的なことなんで。別に全面戦争するってわけじゃないんで」と周辺諸国には断ったのです。断ったけれども、周辺諸国としてはそれを鵜呑みにして何も手を打たなくて、万が一それを反故にされたら大敗を喫してしまいます。そうなると「その気はないっていうけれど、一応ウチも動員しておくか」となるわけで、そうするとどんどん世間の流れが戦争に向かっていってしまった、となったのです。 泥沼の戦争になるときは、だいたいそういうものですよ。ベトナム戦争もイラク戦争も、始めたときは「すぐに終わる」と誰もが思っていたものです。

jkpawapuro
質問者

お礼

シュリーフェン・プランが第一次大戦を起こしたのは論を待たないのですが、背景として空中窒素固定なしにドイツが開戦に踏み切れる状態だったかどうかですよね。 まあ戦争進化の歴史から考えると、当然あんな大戦争は想定していなかったということになりますよね。 ご回答ありがとうございました。

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