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下唇を噛まないのにローマ字で「ふ」が「FU」なのは何故?
英語の「F」は、下唇を噛んで発音します。ですが、日本語の「ふ」はヘボン式では「Fu」と綴ります。これは何故でしょうか?
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ハ行の子音は、三つの音があります。 「は、へ、ほ」の子音はのどの奥から出す音です。 冬に手を暖めようとして、「ハー」ってしませんか?その音です。英語の「h」もこの音です。 「ひ」は「し」の音に似ていて、「し」より舌をすこし後ろに動かしたときに出る音です。ですから、よく「しち」を「ひち」、「コーヒー」を「こーしー」と発音する人がいますが、音が近いためです。 私たちになじみのある言葉で、この音があるのはドイツ語、韓国語ぐらいという話です。 「ひゃ」「ひゅ」「ひょ」の子音もこの音です。 「ふ」の子音は上唇と下唇を使って出す音です。ろうそくを「ふーっ」と吹き消すときに出る音です。英語のfは上歯と下唇ですが、近い音なので、日本語の「ふ」を表す時もfで表記します。 「ファ」「フィ」「フェ」「フォ」もこの音です。 これらの子音の違いを感じとりたいと思ったら、 ささやき声でゆっくりと「は、ひ、ふ、へ、ほ」と言ってみて、息が当たる部分の違いを意識する方法、 息をはくときにではなく、吸うときに「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」と言おうとしてみる方法などがあります。
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- runnext
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「HU」と言う文字を見せて発音させてみると「フュ」や「ヒュ」のような発音になってしまうそうです 「FU]の文字を見せて発音させるとと「フ」に近い発音になるそうです ですからこちらからすると外国人と言われる人は「HU]より「FU」の方が「フ」と言いやすいと言う事だそうです
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返信ありがとうございます。 外国人の発音に日本のローマ字が関係するのですか? 音韻学的に、日本語の「フ」の音は「ハヒヘホ」と違うのでしょうか?私にはどうも違いが分からないのです。
- mide
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歴史的には、ヘボン式ローマ字を開発したヘップバーン博士が、日本語の「ふ」の子音は h より f に近いと思ったからでしょうね。 音声学的には、 英語の h は[h]:声門摩擦音(声門で出る音) 英語の f は[f]:歯唇摩擦音(上の歯と下唇の間で出る音) 日本語の「ふ」の子音は[Φ]:両唇摩擦音(上下の唇の間で出る音) ということになり(これは多くの場合のことで、違うこともあるのですが)、[Φ]の聞こえ方は[h]よりは[f]に近いので f が採用されたのでしょう。
- runnext
- ベストアンサー率38% (866/2245)
かなり昔に英語の教師から聞いた話しです ただ単純に「Hu」で発音させると「ふ」と聞えないだけだそうです 「Fu」の方が「ふ」と聞えやすいかと言う理由だそうです 形式より実際に聞える音を優先したのですね
補足
返信ありがとうございます。 >ただ単純に「Hu」で発音させると「ふ」と聞えないだけだそうです 「Fu」の方が「ふ」と聞えやすいかと言う理由だそうです これがいまいち理解出来ないのですが…。
- toko0503
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こんにちは。 ローマ字表記には未だに論争がありますね。 訓令式だと「フ」も「hu」なのですが、ヘボンさんは ハ行では「フ」だけが、他の「ハヒヘホ」とは 発音が違うと認識したようです。(^^) 全くの独断ですが、hu は英語的な読みにすると human , huge, humour , など 「ヒュー」的な音の要素が入ってしまうからでしょうかね?? 詳しい方のコメントがあると思います。 ちなみに ヘボンも、英語的にはヘップバーン(Hepburn)ですよね。(^^)
補足
返信ありがとうございます。 >「は、へ、ほ」の子音はのどの奥から出す音です。 「ひ」は「は、へ、ほ」とは違う音なのですか?ローマ字では「ha、hi、ho」と全部hから始まるのですが…。 >「ひ」は「し」の音に似ていて、「し」より舌をすこし後ろに動かしたときに出る音です。ですから、よく「しち」を「ひち」、「コーヒー」を「こーしー」と発音する人がいますが、音が近いためです。 余談かもしれませんが、中国語の音訳で「ヒ」の音にピンインが「xi」の漢字を当てるのもこれが理由なのでしょうか?