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発音記号 h と は行

日本語のは行は発音記号ではどれも[h]に聞こえます。 フを[fu]で表したり三種類あると聞いたことがあるのですが、 [f]は下唇と上歯で隙間を作って息を吹き込むことで起こる摩擦の音ですが、 日本語のフはそんなことしませんよね? なぜでしょうか?

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  • sknuuu
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回答No.4

補足にて質問いただいていたようなのでご回答いたします まず >あと[ç](セディーユ付きのC)の調音点を後部歯茎に変更したものが[ʃ](エッシュ)ですよね? [ç]無声 硬口蓋 摩擦音 → [ʃ]無声 後部歯茎 摩擦音 調音点のことだけで言えば、そのとおりなんですが もしこれ、「シ」をイメージしたものだとすれば違います  [ ɕ ] です(cの最後をそのままクルンとさせたやつ) voiceless alveolo-palatal fricative(日本語の呼び名はわからないので調べてください) http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/15/IPA_chart_2005.png まぎらわしいのは  [ ç ] voiceless palatal fricative おもしろいのはIPAの表において、これだけ近い調音点でありながら、日本人にとっては [ ɕ ]は「シ、シャシュショ」、[ ç ]は「ヒ」に聞こえる voicelessがあればvoicedも考えられる [ ç ]の有声音 [ ʝ ]は [d]と[g]と中間のような音(だったはず) [ɕ]の有声音は[ ʑ ] でも「住」や「十」はこれだけでは足りなくて、[ ɟ ]を足して、affricateの[ ɟʑ ]を使って [ɟʑɯ:]です(もしかすると[ʑɯ:]と発音する人もいるかもしれません) 茶は [cɕɑ]です 象は [dzo:]です でも、水は [mizɯ]です 先生は [seɰ:sei](これは信じられないかもしれませんが、実際私はこの発音です [ɰ]のところで少し鼻から行きを抜いてやる [sensei]と発音する人もいるかもしれません) あとは表記の問題だけになると思いますが、long consonantというのがありますね(長子音とでも言うんですか?笑 「促音」というやつです) 「いっぱい」/iQpai/ [ip:ɑi] あと、「い行」の口蓋化の話しをしましたが、IPAの表を見ると"palatal"のところに私の示した発音記号がかたまっているのがわかると思います 日本語の発音はすごいと思いませんか? たぶん英語より複雑で面倒です

その他の回答 (3)

  • sknuuu
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回答No.3

日本語の「は」行は、実は3つの子音を使っています 「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」 [hɑ] [çi] [ɸɯ] [he] [ho] [ç]は voiceless palatal fricative (日本語では「無声硬口蓋摩擦音」でいいですか?) [ɸ]は voiceless bilabial fricative (無声両唇摩擦音?) 蛇足ですが、日本語の「い行」はことごとく「口蓋化」します(人によってはしない人もいるでしょうが、きちんと発音しようとすると/i/は/ j /に近い音であり、それに影響されて子音の響きが「い」行だけ違います(「口蓋化」します)) 「き」「し」 「ち」 「に」 「ひ」 「り」 [kʲi] [ ɕi ] [cɕi] [ ɲi ][ çi ] [ɾʲi] このように、厳密に表記すると[ɕ][cɕ][ ɲ ]という新たな記号が出てきます(特に[n]と[ ɲ ]というのは違う発音なのだということは「ナ」と「ニ」を発音して比べてみればわかります 以上蛇足でした) "f"を使った表記は#1さんの説明の通りだと思います そして余計なことですが、日本人英語学習者の多くが whoを[ɸɯ:]と発音し、heを[çi:]と発音しています /h/はもう少しかすかな音であり、heやwhoは母音の響きが多いです(そのためかはわかりませんが英語ネイテイヴでも/h/の発音をしない人が結構います) といいながら、音として比べた時には同じような音であり、どれだけ違うのかと尋ねられれば 「そんなに違わない」という答えになります

nanasisanndesu
質問者

補足

まとめると、 「は」「へ」「ほ」は声門で摩擦が起こるので[h]。 「ひ」は硬口蓋で摩擦が起こるので[ç]。 「ふ」は両唇で摩擦が起こるので[ɸ]。 それぞれのIPA名を、 無声 声門  摩擦音 無声 硬口蓋 摩擦音 無声 両唇  摩擦音 という。 あと[ç](セディーユ付きのC)の調音点を後部歯茎に変更したものが[ʃ](エッシュ)ですよね? [ç]無声 硬口蓋 摩擦音 → [ʃ]無声 後部歯茎 摩擦音 補足と他に注意すべき日本語と英語の違う音はありますか?

  • Nakay702
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回答No.2

> 発音記号 h と は行 > 日本語のは行は発音記号ではどれも[h]に聞こえます。 > フを[fu]で表したり三種類あると聞いたことがあるのですが、 > [f]は下唇と上歯で隙間を作って息を吹き込むことで起こる摩擦の音ですが、 > 日本語のフはそんなことしませんよね? ⇒「三種類ある」と言った張本人です。 日本語の「は行音」は、 は[ha]・ひ[●i]・ふ[Φu]・へ[he]・ほ[ho]のようになります。 少し説明を補足します。 (1)これらのうち、は[ha]・へ[he]・ほ[ho] については説明の必要がないと思います。 (2)ひ[●i]: 硬口蓋舌尖摩擦音。 この黒丸に入れる記号をここでは表記するころができません。(フランス語で「セ・セディーユ」と言う、Cの下にヒゲをはやしたような文字です。) (3)ふ[Φu]: 両唇摩擦音。 英語などの[f]は両唇音でなく、唇を噛んで発音する唇歯音ですね。 なお、これら3つの子音[h]・[●]・[Φ]のことを、音素/h/に属する(相補分布する)異音と呼ぶことは、以前お話したとおりです。

回答No.1

「フ」の発音は[hu]とは異なります。つまり日本語に[hu]という発音が存在しないということです。 「ハ」つまり[ha]とできるだけゆっくりと発音してみてください。スローVTRみたいに、母音[a]が出るまでの喉の奥で息が擦れる音を確認してください。 同様に「ヒ」「ヘ」「ホ」、つまり[hi][he][ho]も、子音[h]が擦れて出ていることを確認してください。 ところが「フ」だけは違います。唇を丸めて、その両唇で息がかすかに擦れている程度です。この子音が欧米語の[f]の発音の代用になっているのです。正しい[f]の発音ではありませんが、アルファベットでは他に表記の方法がないため[f]を使っているのです。 [hu]の発音は上で説明した子音[h]を使いますので、こちらは逆にカタカナでは表記できない発音になります。これが who の発音ですが、他に方法がないため「フー」と書くしかないのです。