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3企業間のクールノー競争

ミクロ経済学、クールノー競争についてわからない問題があります。 同質財市場での3企業間のクールノー競争を想定する。財の需要は、一定値2の価格弾力性を持つ需要曲線で記述される。すべての企業は、単位費用が一定値5に等しい同一の費用関数を持つ、クールノー均衡での財価格を求めなさい。 いままで、2企業間のクールノー均衡しか扱ったことがなく、3企業になった瞬間に全く分からなくなってしまいました。逆需要関数や費用関数はわかるのですが、そこから均衡を求める方法がわかりません。どなたかご教授いただけれますと幸いです。また、導出方法もお願いします。

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回答No.1

同質企業なら、2企業であろうと、3企業であろうと、n企業であろうと解き方は一緒です。(逆に言うと、本当にあなたはn=2の場合について解けたのでしょうか?)まず、モデルをきちんと書いてみましょう。 各企業iの生産量をqi (i=1,2,3)、産業全体の生産量をQと書くと Q = q1 + q2 + q3 価格弾力性が2で一定の需要関数はaを定数として Q = ap^(-2) よって逆需要曲線は p = a^(1/2) Q^(-1/2) と書ける。さらに、各企業iの費用関数Ciは Ci = 5qi と書けるので、各企業の利潤Πiは Πi=pqi - Ci = (p - 5)qi よって、逆需要曲線を右辺に代入して Πi = [a^(1/2)Q^(-1/2) - 5]qi となる。利潤最大化の一階の条件はΠiをqiで微分して0とおくこと、よって 0 = ∂Πi/∂qi=(-1/2)a^(1/2)Q(-3/2)qi + [a^(1/2)Q(-1/2) - 5] を得る。ここでは、合成関数の微分の公式を使っていることに注意(どこで用いた?)すべてのiについて同じ一階の条件が成り立つので、両辺をすべてのiについて加算すると 0 = (-1/2)a^(1/2)Q(-3/2)Q + 3[a^(1/2)Q(-1/2) - 5] = (-1/2)a^(1/2)Q(-1/2) + 3a^(1/2)Q(-1/2) - 15 よって (5/2)a^(1/2)Q^(-1/2) = 15 したがって Q=a/36 を得る。これが産業全体の均衡生産量。各企業iの生産量は qi = Q/3 = a/108 逆需要曲線にQ=a/36を代入すると p = 6 を得る(確かめてください!)これが均衡市場価格。

その他の回答 (1)

回答No.2

この質問が解決したら、あなたのもう一つの質問に移ろうと思っているのだが、ずいぶんと詳しく回答したつもりだが、わかったのか、わからないところがあるのか反応がないので、こちらにはわかりません!!!。この回答でわからないようなら、もう一つの質問に回答しても、理解を期待するのは無理のようですから、回答することは取りやめますよ。

knidyk
質問者

お礼

ご丁寧な解説をいただき、本当にありがとうございます。 また、返答が大変遅くなりまして申し訳ありません。 合成関数の微分を用いた部分で躓いてしまい、理解に時間がかかってしまったことをお許しください。 大変遅れてしまいましたが、ご丁寧な回答のおかげで理解することができました。 ありがとうございました。

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