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ハムシの名前教えてください!写真付き!
- 札幌市で撮影した写真付きの昆虫、ハムシの名前を教えてください。
- 写真のハムシは、ヤナギについていたため、「ヤナギムジハムシ」か「ドロノキハムシ」と思われます。
- もう一つのハムシは、「ヤナギムジハムシ」と類似しており、翅の色が赤いため「フジハムシ」の可能性もあります。
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質問者が選んだベストアンサー
添付画像の2つの個体、仮に「1番個体」と「2番個体」としますと。1番と2番共に「ドロノキハムシ (Chrysomela populi)」ではありません。理由は「1番個体、2番個体共に鞘羽表面に明瞭な点刻筋模様が見られる」からです。ドロノキハムシは姿形こそ良く似ていますが、鞘羽表面は完全にツルツルになっていてこの添付画像の2個体共に見られる様な点刻筋模様はありません。また体長もやや大きめ1cm程度の大柄な個体が多いようです。よって候補から除外してしてしまって構わないと思います。 画像の印象から自分も質問者が想起した「ヤナギムジハムシ (Gonioctena sibirica)」か「フジハムシ (Gonioctena rubripennis)」のいずれかだと思います。両種を区別する方法ですが…上から見てヤナギムジの方がやや面長な印象で、フジハムシの方は丸っこくてテントウムシの様な印象を抱かせます。またフジハムシには鞘羽部分の色が黒色変異するモノがあるため、黒い影のような染みが広がっていたらフジハムシです。 それらを踏まえた上で改めて添付画像を見てみると…よく分かりませんね(笑)。1番と2番共に「ヤナギムジハムシ」ぽい様な印象を受けますが…とりあえず自分が調べた範囲では両種を明確に判別方法等が見付からなかったので、これはいつもの "ゲニモトパターン" では無いかと…。小楯板が丸っこい印象を受けるので、それから判断すると「フジハムシ」かなとも思います(ヤナギの方は少し尖った印象)。 また1番個体は色が薄く鞘羽に皺が寄ってる様に見えますので、もしかしたら羽化したばかりの個体だった可能性もあります。しかしながらある愛好家の観察記事を読むと、フジハムシは4月頃の成虫が出現する最初期では色味が強く濃く鮮やかな赤色の個体が多く出現し、やがて時期が経過して6月末くらいになるとほとんど透明に近い様な淡い飴色の個体が多くなって来る~と記述されており。その事例が普遍的に適用できるのであればこれらの画像個体は「フジハムシ」である可能性が高くなりますね。 …以上、という訳なので「画像の印象から "ヤナギムジハムシ" か "フジハムシ" のいずれかの可能性が高いが、正確に同定する手段が無くこの画像からでは両種の可能性あり」が回答になりますね。尚、「ヤナギムジハムシ」は北海道固有種らしいので、それに賭けて強引に分類するという手もあります(笑)。
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- Ohjo-Koita
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ドロノキハムシではないでしょうか? 【北海道樹木害虫図鑑】 http://www.ffpri-hkd.affrc.go.jp/group/konchu/Zukan/HTML/Coleo_HamusiKogane.html の2番目にあります。
お礼
ありがとうございました。 「北海道樹木害虫図鑑」……こんなものもあるのですね。参考になりました。しかし、「2015年 2月16日更新」というのは、少し怠けすぎじゃないかな。(*^_^*)
お礼
ありがとうございました。 理由は「1番個体、2番個体共に鞘羽表面に明瞭な点刻筋模様が見られる」からです。……このような基礎知識が無いのに、名前だけは知りたいのです。我が儘な性格でして。しかし、このような区別の仕方を教えてもらっても、図鑑の写真では良く分かりません。 また体長もやや大きめ1cm程度の大柄な個体が多いようです。よって候補から除外してしまって構わないと思います。……まだ、ドロノキハムシにはお会いしていませんが、ご回答で、出逢った時には同定できるのではないかという不確実な自信が湧いてきました。(*^_^*)(*^_^*) 両種を区別する方法ですが…上から見てヤナギムジの方がやや面長な印象で、フジハムシの方は丸っこくてテントウムシの様な印象を抱かせます。……図鑑をぼんやりと眺めていて、私もそんな印象を受けました。私も少し成長したような……(*^_^*) またフジハムシには鞘羽部分の色が黒色変異するモノがあるため、黒い影のような染みが広がっていたらフジハムシです。……他の写真も調べてみたのですが、(1)に「黒い影のような染み」があるような……そのように思おうとすると「ある」ような……気がしました。(*^_^*)(*^_^*)(2)には、まったくありませんでした。むしろ(2)にあってほしかったのですが。(*^_^*)(*^_^*) よく分かりませんね(笑)。……そうですか(*^_^*)安心しました。(*^_^*) 1番と2番共に「ヤナギムジハムシ」ぽい様な印象を受けますが………ご回答を読みながら、私も、1番と2番共に「ヤナギムジハムシだろうな」という漠然とした……。 これはいつもの "ゲニモトパターン" では無いかと…。……そうですか。やはり奥が深いですね。否、深すぎますね。(*^_^*) これまでは、単なる興味本位で、気づかなかったのですが、最近、「昆虫の世界も本当に多様な世界なのだな」ということに気づかされています。たまたまご回答に「ゲニモト」という表現がありましたので、ふっと、「テントウムシハンドブック」という本の著者紹介に嫌な気持ちを抱いたことを思いだしてしまいました。研究のために必要なことだとは思うが、少なくとも「わざわざ紹介することではないだろう」という憤りみたいなものを感じました。私だって見られたくないし、ましてや殺されたくもありません。私も写真を撮るために工夫はしますが、極力、「生態写真を撮る」ということに心がけますし、「生きたまま逃がす」ということに心がけています。たかが虫けらのことですが、されど虫けら。「ゲニタリア」が、単なる昆虫学者の研究に終わらないで、これからの「地球環境の将来とか、生物多様性のあり方ということに役に立って欲しい」という気がしています。いろいろな環境問題がありますが、「環境問題のすべてが生物多様性に収斂している」と私は感じています。 横道にそれてしまいましたが、生意気なことを言ってすみません。<(_ _)><(_ _)> これからも「ゲニモト」も含めて、ご指導をお願いします。(*^_^*)(*^_^*) ところで、今回の質問の結論ですが、……???うぅ~~ん。 再度、ご回答を読み返して、「正確に同定する手段が無くこの画像からでは両種の可能性あり」のお言葉に甘えまして、(1)を「フジハムシ」、(2)を「ヤナギムジハムシ」にしようかと。一挙に2種ゲット。ヤッター!!!(*^_^*) 必要ないとは思いますが、OKチップは、「マムシでしょうか」の質問で使い果たしてしまいました。(*^_^*)調べてみたら、「アオダイショウの幼蛇の擬態」を教えてくれたのも4017Bさんでした。すっかり忘れていました。<(_ _)><(_ _)>