指示語がさす部分

質問

国語についての質問です。この文章の右から2行目に「そこからは」とありますが、これはどこを指しているのでしょうか？

学校の先生は「古い家や昔の器具からのメッセージ」とおっしゃりましたが、僕は「農家のあるじの言葉」と思いました。どちらが正しいのか教えてください。

回答No.5

noname#232424

自分の回答を読み返していましたが，以下の加筆もしないと，中学生（高校生？）にはわからないかもしれませんね。

＞「無言の事物でもメッセージを発している」

これは比較的に新しい考え方です。著者がだれで，なんという題名の本が出典か書かれていませんが，もしかするとカルチュラル・スタディーズとか記号論的解釈の影響を受けた人かもしれません。あなたに理解できますか？

たとえば，「東大寺」のような大寺院や馬鹿でかい「大仏」は，それ自体はたんなる材木の集合体や金属の塊にすぎません。もし文明を全く異にする異星人がこれらを見たら，物質分析器の結果をみて，そう解釈するしかないかもしれない。

しかしそれらには，当時の権力者がこめた「どうだ，日本という国はすげえだろう」とか「仏教の力で日本を救いたい」いう，「無言のメッセージ」がある。そのあたりの事情は，日本史で習いましたよね？　万里の長城も，ベルサイユ宮殿も，現代の東京都庁舎も，そういう「すげえだろう」メッセージを（地球人といいうおなじ文明に属する知的生命体にたいして）強烈に発しています。

メッセージの発信に関しては，課題文中の小さな古い農家でもおなじです。筆者は，「静かに堂々と暮らす」という表現によって，東大寺とは異質のものではありますが，庶民のつつましい暮らしのなかにも，ある種の偉大さを認めているのです。

まあ，大学で国文学と国語学しか勉強しなかった国語の先生には，ちゃんと理解し，生徒に説明できなかったかもしれませんね。

回答No.4

marukajiri

「更に、そこからは生きる上での大きなメッセージが聞こえてきた」ということは、まず一つのメッセージがあり、それを深読みすることで、更にもう一つのメッセージが読み解けるということを意味します。

文章では「メッセージが聞こえてきた」となっていますが、この部分は筆者が一つのメッセージに含まれたもう一つのメッセージを見つけ出したものなので、「メッセージが隠されているのに気付いた」とも書き換えることができるのです。

そしてこの「メッセージ」というのは何のメッセージかといえば、それは冒頭に書かれてある「古い家や昔の機具からのメッセージ」にほかなりません。つまりこういうことなのです。

古い家や昔の機具からのメッセージには、すぐにわかるメッセージが見てとれるのですが、そこには更にもう一つの生きる上での大きなメッセージが隠されていたのです。

文章に「聞こえてきた」とあるので、聞こえたのは農家のあるじの言葉と思ってしまうかもしれませんが、文章をよく読み解けば、その元になっているメッセージのことを指していることに気付くはずです。

したがって、「そこからは」が指しているのは、農家のあるじの言葉の元となっている根本であるメッセージなので、「古い家や昔の器具からのメッセージ」になるのです。

回答No.3

noname#232424

加筆しないと，中学生（高校生？）にはわからないかもしれませんね。

＞農家のあるじ」（「の言葉」は不要じゃないか）

農家のあるじは，たぶん，「古い家や農具には先祖の魂がこもっているので大切にしたい」というような発言をしたのでしょう。「そこ」が指しているのは，この種の発言そのものではないと，ぼくは考えています。指しているのは，この文章の筆者が，おやじの発言に読み取った「古いものを大切にする暮らしかた」でしょう。

文章全体も，「無言の事物でもメッセージを発している」（それを聴き取る感性が必要だ）という内容です。だから，直接的なメッセージである「おやじの言葉」だとは解せません。無言の事物は，上述のとおり「無学だが高い感性をもつと推察される，農家のおやじの暮らしかた」です。

回答No.2

ILFocus

「古い家や昔の機具からのメッセージ」を指している可能性は4割、「農家のあるじの言葉」のほうは6割、かな。
この著者は、よく考えた上で文章を書いているわけではないので、あんまり悩まなくていいと思います。

回答No.1

noname#232424

ぼくも，「静かに堂々と暮らす農家のあるじ」（「の言葉」は不要じゃないか）と解します。理由は，

１．「さらに」がついている。したがって，「古い家や昔の農具からのメッセージ」よりも，「さらに次元が上がったもの」が指されているはず。

２．「そこからは生きるうえでの大きなメッセージが聞こえてきた」と続くので，「そこ」は「生きること」に関するものである。

３．文章全体を読むと，「世の中に存在する全ての事や物には，メッセージがあるはずだ」と続く。「あるじの暮らし」は，その具体的かつ意外な例として，あげられていると考えられる。

なお，人に教えを請うなら，画像添付で手抜きするのではなく，「君が」文章全体をタイプしなさい。そうしないと，上述のように「ぼくが」タイプしなけりゃいけなくなるでしょ。横着者は，社会で生きていけないよ。