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哲学はロジカル・・・

●哲学の考えは、とてもロジカルに成り立っているのでしょうか、三段論法も哲学の考えですか?(カルテジアン劇場もロジカルですか・・・)

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  • hue2011
  • ベストアンサー率38% (2801/7250)
回答No.1

三段論法はアリストテレス哲学です。 この人はアレクサンダー大王が若いときに指導し、国を大きく強くしよう以外の発想がない若造に、ものごとには原因と結果があり、それは論理で把握できるのだと教え込んだのです。 デカルト哲学は、いろいろなものは信用できないと思うのは思っていいけど、そう思う存在が一つだけいるだろう、それが自分(我)であり、自分が考えるから自分がそこに存在しているのだろう、だったら絶対に在るといえるのは自分だろうという論理から始まります。われ思うゆえに我あり。 そういう考え方でもっていくと、見ている我とみられている我がいることになります。見られているほうは、空想のなかで人間の形をし、人間としてふるまっているのではあるまいか。演じている自分と観客の自分がいるのです。 演じているのを小人だとするのはゲーテの発想ですが、これをホムンクルスと呼ぶことにしたのです。 だったら、その見られているホムンクルスが活躍するステージがあるわけで、これがカルテジアン劇場だ、という発想ですね。 これはものの見方であり、とくにロジカルな話ではありません。 カルテジアン劇場はそういう意味でロジカルといえるかどうかわからない。 その用語が当時あったかという話ではなく、考え方の話をしていますよ。念のため。 デカルト式は言ってみると、精神と肉体、みたいな二分割を起こします。そうすると、精神のほうが高度であり、肉体が下等なものだという見方になり、どんどん間違っていくことになるのです。 論理のための論理というのが出現します。ヘーゲルは、まず命題を立てて、それに反対するものを立てる考えをした。テーゼとアンチテーゼです。ふたつの考え方を立てて、それを矛盾させない考えかたを見つけようとする、そこがロジカルです。で、ジンテーゼという結論がでてきてそこで安心するという話です。 この弁証法はたいへんきれいなので若者が熱中します。つまらんことまで弁証法で解決しようとする。ジンテーゼをひとつ作ったらその問題は解決したと錯覚するのです。 この悪い影響を受けたのがマルクスで、資本家とプロレタリアートというのをテーゼとアンチテーゼにして解決しようとした。結果あれができたわけですけど、独裁・支配・自由の束縛という事態を引き起こした。これは弁証法の明確な失敗です。 ほかの思想家は飛ばして話を勧めますが、要するに論理のための論理、があたかも正義のように振り回される時代というのがあり、それが20世紀でした。 これは2000年を超えたところあたりから見直しが始まります。 脳が一番偉くてあとはすべてけだものだという考えではなく、それぞれが情報機器であって論理的な連絡をしながら連携して生命を成立させているんだという考えかたが出現したのです。コンピュータの発達とネットワーク思想のおかげです。 さてさしたるロジカルではなかったカルテジアン劇場はここで息を吹き返します。このネットワークシミュレーションで考えるカルテジアン劇場はすてきにロジカルになっています。

HAKAIJU
質問者

お礼

とてもロジカルな回答ありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • stss08n
  • ベストアンサー率16% (454/2764)
回答No.2

知識では”そう感じますが、経験上の心理学的誘因が強いでしょう。

HAKAIJU
質問者

お礼

とても役に立ちました、ご回答ありがとうございます。

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