母とその嫡出子でない子との間の親子関係は、母の分娩

質問

母とその嫡出子でない子との間の親子関係は、母の分娩によって成立する。

嫡出子でないのに分娩ってどういうことですか？

分娩って出産のことですよね？

誤植ですかね？

回答No.2

noname#235638 · ベストアンサー

誤植、でないですよ！

仰る通り、分娩って出産のことです。
判例わからないと、理解不能です。

この問題は、ストーリー仕立てです。
そのストーリーは、こんなです。

女優Aは、質問者様の愛人です。
女優Aは未婚の母として　太郎　を出産した。

女優Aは
婚外子であることを隠すために、太郎は　B男とC子夫婦
の　嫡出子　として虚偽の出生届が為された。

しかし
実際は女優Aのもとで養育された。

その後
太郎は、成人して弁護士として社会的名声を博するに至った。

だが
愛人の子ということでは社会的対面が悪いという事で
実際に育ててくれた実の母親女優Aとは
母子関係はないと言い出した。
（太郎が、弁護士のくせに）

そこで
女優Aは、母子関係の確認を求める訴訟を提起した。

女優Aが太郎を分娩した事実は認められたが
女優Aは、認知などしていなかった。

それでも
非嫡出子の母子関係は成立するだろうか？

それが問題なんです。

最判昭和３７年４月２７日

母とその非嫡出子との間の親子関係は
原則として、母の認知を俟たず
分娩の事実により当然発生すると解するのが相当であるから
被上告人が上告人を認知した事実を確定することなく
その分娩の事実を認定したのみで
その間に親子関係の存在を認めた原判決は正当である。

回答No.1

kitiroemon

「嫡出でない子」とは正規の婚姻によらずに生まれた子（非嫡出子）です。
嫡出でなくても、その母が分娩（その母が出産）したのは事実ですから、その母と子は親子関係にあるということです。