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インドではいくつの言語がつかわれているのでしょうか。
インドには ヒンディー語やタミール語など、 流通紙幣にも100以上の言語が記されていると言います。 また識字率は北インドでは低いと聞きました。 しかしながら日本人の認識は、悲しいかな {標準日本語と沖縄弁の開きほど隔たりはない } と認識しているような人もいるようです。 またインド人は皆英語ができると思われているようです。 実際にはいくつの言語がつかわれているのでしょうか。
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簡単に説明いたします。 【州ごとの言語】 インドは州ごとに言語が違います。 現在、憲法で公認されている州の言語が17あります。 実際は、少数民族が多く言語総数は850~1700とも言われています。 数年前まで、少数民族の人々は自分の国がインドであるという認識すら なかったということです。 そのため、10億以上の人口を抱えて識字率65%の国民をまとめ上げるには、 共通言語が必要と政府は考えました。 【国家の統一言語政策】 インド政府は1950年代からヒンディー語の「国語」化政策をとっています。 その結果、現在は4割の国民はヒンズー語、共通語は英語を使うまでになっていますが、 充分とはいえず、最近は衛星テレビ放送にヒンディー語をもちいて普及を図っています。 テレビの放送で言語統一をはかるのが早いということでしょう。 【インドの紙幣】 旅行の本にはインドの紙幣には、20言語が印刷されています。 多くの観光客は話の種に、お土産に紙幣を持ち帰ります。 【インドとコンピュータ】 しかし、多くの言語を持ち、ヒンディ語、英語を公用語としているインド人は、 言語にはめっぽう強く、コンピュータの人工言語などを習得するには 時間はかかりませんでした。 その結果、世界でもトップクラスのソフト開発の国になりました。 http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/else/topics/india.htm 【今後の課題】 識字率と高めること、ヒンディー語、英語をメジャー言語にすること、 IT技術者が海外流出するので、インド国内でIT技術社が国内で働ける環境を作ることなど 政府の課題は山積しています。
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#2です。 インドで英語を自由に操れるのは高等教育を受けた人たちです。昔のデータだと1%くらいでしたが、現在はもっと増えているでしょう。でも、英語は読めなくても 簡単な日常会話ならできる人が10%はいると思われます。 それで、北部ではヒンディー語が主力で、ベンガル語、パンジャビ語などの話者もヒンディー語を理解する人が多いんですが、南部ではヒンディー語に反発する人も多く、英語がインテリ同士の共通語的な役割を果たしています。
お礼
再度ご回答ありがとうございます。 たいへんお礼が遅くなり失礼致しました。 >南部ではヒンディー語に反発する人も多く、英語がインテリ同士の共通語的な役割を果たしています。 なるほど。では英語ができない多数派はチンプンカンプンになるのでしょうか。 私も調べましたが、ゴア、コーチンなどはキリスト教徒が多く教育も比較的に行き届いているので英語はかなりの確率で出来るという事です。
#1さんの仰るように 800は下りません。 補足させていただくと、このように多言語な環境でも 大きく分けると2つのグループに分かれます。北方系と南方系です。北方系はヒンディー語を主力に、ベンガル語やパンジャビ語も親縁関係にあります。その意味では 標準日本語と沖縄弁の開きほど隔たりはないかもしれません。 一方、南方系は、ドラビダ語族とも呼ばれ、北方系の言語とはまるっきり違います。北方系の言語が 起源を遡れば ヨーロッパの諸言語とルーツが同じなのに対し、南方系の言語はタミール語が最も有名ですが、日本語と同じような膠着語です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 歴史を見てアーリァ系とドラヴィダ系の違いは理解しているつもりです。
補足
補足します。 インド人は皆英語が出来るなどと言うのはウソなのですが、 では実際のところどのくらいの人口比率で公用語とされている、英語ができるのでしょうか。ご存じでしたらお願いします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 大変参考になりました。 ひろさちやさんのサイトなども目にしてはいたのですが、改めて勉強になりました。 識字率 はタミルナドゥーなどでは確か90パーセントほどあったように記憶しています。