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極寒地でのディーゼルエンジンについて
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昔ソビエト社会主義共和国連邦といわれていたころ、そこの鉄鉱山で10ヶ月ほどダンプトラックのアフタサービスをした経験があります。 結論から言うと、-35度程度なら日本の寒冷地仕様と大差ありません。 寒冷時の一番の課題は、長時間停止とその後の始動にあります。水が凍らない。エンジンが始動できる。ギア等の潤滑に問題がない。など基本的なことを確認すればいいと思います。もちろん特有の機能があればそれも含めてですよ。 走り出せば油温・水温は同じようなものです。 北極圏に近いところでは、燃料が凍ってエンジンが止まったという話を聞いたことはあります。でも、そういうところでは屋根つきのところに入れるのが普通らしいので、-60度で始動するためにいろいろ対策するまでもないと思います。炎で直接オイルパンを暖める装置もあるみたいだし。 寒冷地でも夏場は30度を越すことが多いです。日本より暑くなることもあります。寒冷ということにばかり気を取られていると、失敗することもあるので、念のため。
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昔話で、第二次大戦当時のソ連戦車(T34)のB12エンジンなんかは寒冷時始動用に圧縮空気のデストリビュータがついていたと聞いていますが、大型ディーゼルでは寒冷地でなくてもその方式を使いますし… 燃料やオイル、冷却水が凍らないという条件がつけば、基本的には違いは無いはずです 構造の問題ではなく、そういった液体のほうの問題が大きいです (日本国内でも、東京から東北や長野、北海道へ移動すると燃料の凍結でトラブルになりますので、現地での燃料補給をしなければなりません)
お礼
エンジンメーカは-20℃以下については保証しない所がほとんどです 実際はこちらが腹をくくって使えば使えない事もないのですが、-35℃ はちょっと(^^; 実際日本で入手できる特3号軽油も-30度までですし・・・ ありがとうございました!
極寒冷地向けには、 オイルパンに加熱用のヒータを設けます。 冷却水のヒータも装備する場合があります。 ディーゼルエンジンでは、グロープラグの強化も必要です。 吸気系や排気系を断熱材で覆える構造になっているものもあります。 (季節によって切り替える。) 冷却水には、エチレングリコール(エタンジオール)を使いますが、 ロシア人が飲んじまう話は、よく聞く冗談ですね。(飲む奴もいるかも?) 或いは、極地での使用では、冷却水ではなく油冷にします。 クランクケースは共通でも、補機類は殆ど専用でしょうね。
お礼
実際は、商用電源を頼りにできませんので、グロー強化くらいですが設計思想を感じることができ、大変参考になりました! 補記類も専用設計なんですね・・・ありがとうございました
ロシアの車です。 あまり、日本の物と変わらないような気がしますね。 エンジンオイルとかは、低い温度でも大丈夫な物かも知れませんね。 小生、ディーゼルを乗っているのですが、関東と東北で軽油の成分が異なり、冬場なんかは、現地のGSで給油しないとエンジンがかからないとか、かかりづらいという話を聞いた事があります。 ガソリンも同様かもしれませんね。
お礼
おしゃれな車ですね(^^) 現地の車もシンプルな構造なんですね・・・ 大変参考になりました!
日本でも寒冷地仕様が有りますのね。 ロシア仕様があると思います。 冷却水、油共に氷、固化しますよね。 冷却水用アルコールをロシア人が飲んじゃったという話しがありました。多分嘘だと思いますが。
お礼
たぶんロシア仕様とかアラスカ仕様とかあるんだと思います(^^; それが国内エンジンのアッセンブリ変更でいけるのか?まったくエンジンそのものが違うのか?の見極めに困っております。。。 早速のアドバイスありがとうございました!
補足
日本の寒冷地仕様はバッテリーとセルモータの強化程度ですし、オイル・燃料・冷却水とも温度にあわせてチョイスすればOKです。屋内設置品であれば商用電源でオイルパンヒータ&冷却水ヒータでの常時余熱もありですが、自動車・農機・建機がそうやっているとは思えず・・・かといってただ単にバッテリーとセルモータの強化程度とも思えず・・・と困っております。 なお、実際には可搬式発電装置の動力源に使用します。
お礼
コメントの1つ1つを深く心に刻み、精進したいと思います 生の現場の経験をお聞かせいただき、大変感謝しております ありがとうございました!