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中小企業の役員処遇改善について
- 大変な不況の中、中小企業の役員は長年の勤続にもかかわらず、業績低下の責任を負わされて辞任を余儀なくされています。
- 役員の退職金は制度加入で確保されていますが、現在の状況では役員は保証のない管理職として頑張り続けなければならない環境にあります。
- 中小企業の雇われ役員の処遇改善について、所属企業への義務づけは難しい状況ですが、制度の改善やサポート策を検討する必要があります。
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当社もようやく役員退職金規程を昨年定めましたので、ご参考になればと思いますので以下御覧ください。 基本的な考え方は、「どうやってお金を稼ぐか」とい本業は各々お考え頂き、「税法上有利にお金を積み立てておく」という点に絞りたいと思います。 ?法人会に所属していれば、法人会経由で大同生命などの役員保険加入がよいと思います。(他の生命保険会社にも同様の保険商品が有ります。)1/2は損金算入でき、1/2は資産計上します。退職時に解約すれば、役員に報いることが出来ます。また、万が一死亡した時にも遺族に退職金を支払うことが出来ます。役員退職金規程を役員会で承認することが必要です。(役員報酬を上げれば所得税がとられますが、退職金であれば税金が優遇されます。) ?従業員兼務の兼任役員であれば中小企業退職金共済制度などを利用しても積立可能です。月額30000円が限度ですが、全額損金算入できます。最悪の場合、会社が倒産したとしても積立金は本人が受け取ることが出来ます。 ?資金の外部流出を避けたいのであれば、とりあえず退職金積立の銀行口座を通常の入出金口座とは別にして管理し、税理士の先生と相談しながら利益調整していくのがよいのではないでしょうか? 仕事はお金だけでは有りませんが、「地獄の沙汰も金次第」です。中小企業の役員も従業員も安心して働ける環境を作っていきましょう。
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小さな会社ですが経営責任者の立場からです。 取締役と従業員の区分ですが、従業員は職務の中で責任が問われますが取締役は専任が決まっていても社業全体への責任が問われます。 代表取締役と取締役の差は会社法じょうは一般社会の通念よりありません。 しいて言えば体外的に会社を代表しての行為ができるか否かのさです。 さて本題ですが中小企業では代表取締役が個人的に債務保証を金融機関から求められますが 一般には普通の取締役は求められません、よほど 会社の状態が悪い場合はべつですが。 商法で一般取締役が訴追対象になるのは取締役の義務違反があるからです。 形骸化した取締役会の議事録であっても問題のありそうな採決には反対の意見を記載し、賛成多数で可決に従う姿勢があれば責任範囲はかなり狭まります。 意見を言わず沈黙をすることは消極的な賛成者とするのが法の通念です。(消極的な承認だが責任は同じ、情状酌量の余地はあり) 御社の場合まがりなりにも株主総会がキッチリと開催されるだけましかもしれません。 くれぐれも従業員の上がりが取締役との観念は捨ててください。 会社の中では似ている立場でも責任の範囲は格段に広いのです。 社業を優先させる当たり前のことです経営と従業員の業務管理は違います。 現在の御社では会社が倒産すれば社長が個人保証をしているはずですから 無一文下手をすれば禁治産者になってしまいます、普通の取締役であれば運がよければ失業だけ 悪くても個人の債務保証は無く債権者会議で頭を下げ一件落着。 危ないと思えば選任されないようにして、面子を捨てて従業員として再雇用してもらえばよい。 用は取締役になれば逃げ道は無く責任の範囲は広くなり自分の身は自分で守ることです。 長くなりすぎましたので中途ですが終わります。
こんにちは なかなか手厳しい意見が続いていますね 実は私はこの度会社を辞めて独立しました 元の役職は設計課長 元の会社にもやはり社長以下役員(ほとんど親戚)が数名 社長はもとより役員から売上が上がらん何とかしろ云々と延々と責め続けられ... このままではリストラだぞ パートから首切れ 外注は使うな 売上を上げろ..云々と 「兵隊を首切って誰が戦争するんやアホ」 課長、係長、主任で24時間戦ってきて 役員様は営業活動とかぬかして 毎晩酒盛り 「おめえの酒代を俺たちがなんで払らわにゃならんのや」 まぁ、貴殿の投稿ログを拝見する限りウチの役員とは違うようですが 御社の従業員から同様な陰口をたたかれないように注意してください
私も個人経営ですが。 >社業を成功させる義務を負う、が優先なのは判りますが、あまりにも保証のない管理職という状況です。 保証のある管理職ってあるのですか? >当社の場合は社員の退職金は制度加入で何とか確保していますが、こんな時代、役員は恐怖の中で頑張り続けなければならない、そういう環境かと思います。 上に行くほど、「何をするにもリスクが高い」ものです。それがイヤというのであれば、役員を辞退するなり、退職するなり、選択の余地はあるはずです。 ご自分の決断で役員になったわけですから。 (世の中にはなりたくてもなれない人がいっぱいいる訳ですし)
私には良く理解できない話ですが、役員の処遇が安定したものであったら その会社自体が不安定なものに感じられるのではないでしょうか? 役員は常に「尻に火がつく」ような状態で前進あるのみって言うのが 会社のためには良いような気がします。 社員だって今の時代そんなに安定してるとは思えません。 でも、私のような自営業から見れば会社勤めは羨ましい! ということは、隣の芝生は青く見えるのか?
お礼
ハシルコ様、ありがとうございます。 皆さんの厳しいご指摘もごもっともですが、多くの零細企業は個人が好むと好まざるとに係らず、その個人がその企業にしか向かない位、特化した業務をこなし、役員を引き受けざるを得ない人も存在します。自分が責任を取れないなら退職すべきだというのもごもっともです。会社の為に一生をかけれない役員は要らない、というのもごもっともです。ベストを尽くして企業に貢献し、ある時から役員になり、給与が下がって苦心している役員もいます。厳しい環境の中で役員になる人がいなくて困っている企業もあります。企業戦士に報いる方法をいろんな形で考えたいということでした。 ご回答頂いた皆様にもお礼申し上げます。