南京事件について語る国民党軍少尉の謎

質問

＜「南京大虐殺は自分たちがやった」と告白した国民党少尉＞

http://ameblo.jp/daily-china/entry-11415804641.html
http://japan-plus.net/299/

以上の内容を踏まえて質問です。

(1)この話が本当なら、南京事件が起きる前に、中国軍は列車で逃げたことになりますが、中国人または中国軍が列車で逃げたという資料はこれ以外にありますか？

(2)この話が本当なら、線路付近に大量の銃殺死体があったはずですが、そういった資料はありますか？

(3)この話が本当なら、外祖父が九江で脱走しているので、中国軍は南西方向に逃げたと推測されます。また、外祖父は南京城から撤退したと言っているので、虐殺は城外で行われたと推測できます。

以上の２点より虐殺は中華門・雨花台のあたりで起きていたと思われますが、中華門・雨花台あたりの死体の資料や虐殺の資料はありますか？

以上は他サイトで投稿されていた質問ですが、思うところがあり、私の方からこちらで質問させていただこうと思います。

せっかくなので付け加えますけど

この話が本当なら、1937年の日本軍による南京攻略戦当時、南京周辺の鉄道は一応運行が出来ていたことになります。

そんなことがあり得るのでしょうか？

日本軍は包囲殲滅戦を行っており、実際に江南県城を占領し、中国軍の渡河撤退を阻止しています。

第12航空隊、第13航空隊は「中国軍が汽船で南京を脱出中」との情報を得て汽船の爆撃を行い、結果として「パナイ号事件」を起こしています。

中国軍が鉄道での撤退を行おうとしたのであれば、当然日本軍も阻止のための行動を起こすはずですが、そんな記録はありません。

この開国少尉の話は、どう考えてもおかしいのではないでしょうか？

回答No.1

eroero4649

南京事件は政治的な思惑で語られることがほとんどなので、正直あまり調べていませんしどの資料もあまり信用していません。やったとする資料にもやってないとする資料にも信憑性には疑問符を持っています。

そのうえで確かなことは、国民党軍兵士は撤退するにあたり軍服を脱いで民間人に紛れて撤退したんですね。それはたぶん撤退というより退却というか半ばパニックに近いような感じではなかったかなと思うのです。戦線が崩壊するときってだいたいそういうものですから。
それで黙って撤退してりゃ日本軍側もそんなにイキらないと思うのですが、ちょいちょい民間人の恰好のままゲリラ的に日本軍を襲ったようなのです。当然日本軍側は誰が民間人で誰が国民党軍兵士だか分からないのでものすごく気が立つんですね。

映画「プラトーン」で、主人公たちアメリカ軍部隊の兵士の一人がむごい殺され方をしているのが発見され、それで訪れた小さな村を調べたら武器が出てきたという場面があります。
みんな仲間が殺されて気が立っているから、この武器はなんだと村長に詰め寄るんですが、言葉も通じないし村長はなんだか分からない言葉を叫んでる。イラついた隊長が傍らの村長の娘のこめかみに拳銃をつきつけて「あの武器はなぜあるんだ！いわなきゃ娘を殺す！」と詰め寄るんですね。
結局部隊はその村を焼いてベトコンかもしれない男たちを縄でくくって連行していくのですが、その連行される男たちの中には歯がないヨイヨイのお爺ちゃんまで含まれているのです。オリバー・ストーン監督はベトナムの実戦体験があるので、おそらく似たような状況を経験してそれに基づいて描いたのだと思います。

南京事件の辺りも、そんな感じではなかったのかなと思うのです。誰が民間人で、誰が敵兵なのか分からないのだもの。味方に死傷者が出れば当然気が立つし「チャンコロなんて男は全部殺して、女は全部犯してやれ」という気分にもなってしまうと思います。

また鉄道の件についてですが、これといった資料に基づくものではないですが、おそらく多くの民間人が避難のために駅に集まってきたというのはあったと思うので、難民を満載した鉄道が走っていた可能性は高いと思います。そしてその中に国民党軍兵士が混じっていたとも思います。
日本軍としても、難民を満載した鉄道がやってきたら通さないわけにはいかなかったと思いますよ。その難民を押し戻したところでどうにもならないですからね。

状況としては、今のシリア難民と同じなのではないかなと思います。シリア難民に混じってISのテロリストがいて、彼らが難民のフリをしてフランスなどに入国してはテロを起こしていますよね。あれにヨーロッパ人はものすごくピリピリしていますし、各地で難民に対する虐待事件も起きています。

今のシリア難民にしても、記録というか資料的なものはほとんど残っていません。一体何人のシリア人がシリアを出て、どの国に何万人いて、いったい何人がその道中で亡くなってしまったのか。ああいう混乱した状況では信頼ができる資料はほとんど存在しないでしょう。南京事件もそうだと思います。あったとしても、終戦時の武装解除のときに焼却処分されたものもあったのではないかなと思います。