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地雷
昔から戦場で使われてきた地雷ですが、設置するさい使用する数はどうやって決めているのでしょうか?また、必要なくなった地雷はどうやって処理するのでしょうか?(ノルマンディ上陸作戦時の戦闘でドイツ軍では海岸に何千と地雷を設置した話を聞きましたが、探知機で一つ一つ処理するには正確に処理できても気が遠くなります) 回答願います
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軍事行動を起こすため、防御地雷を排除する障害除去では各国軍とも地雷除去車や誘爆索(ロケットに爆薬をセットしたケーブルを曳航させて飛翔させ、ケーブルが着地したタイミングで爆薬が爆発し、幅数メートル長さ数百メートル単位で地雷原を啓開する)などを用いてたり、砲撃を加えて誘爆させ、通路を確保する方法がありますので >爆弾で爆発誘爆処理 は必ずしも間違っているわけではないのですが、これは軍事行動の通路を確保するためのもので地雷の完全除去を目指すものではありません。 これらの処理では多少の未処理地雷が出るかもしれませんが軍というものは一定の損害を織り込み行動するわけで、ある程度の地雷処理によって速やかな行動を行うことが可能になれば、それ以上のことはしなくてもいいわけです。ちなみにこの手の障害除去作業では敷設地雷の8割程度を除去するとも言われています。 これに対し、同じ地雷処理でも農作業や放牧、再開発などを行う際に被害が出ないようにする完全除去は未処理の地雷があってはならないですから、よりきめ細かい作業が必要となるわけです。 日本のコマツさんが地雷除去車を製作して、また各方面で地雷除去の研究が進むことで効率的に地雷除去ができるようになりつつありますが、コストの問題(車両は無償で貸与するにせよ、量産には金がかかる。また地雷処理の人件費が貧困国の失業対策的に働く)もあり、 また車両は全ての地形に対応できるわけではないので、機械化が進んでもある程度の人力処理は残ってしまうのではないかと思われるわけです。
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- eroero4649
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難しいご質問ですね。戦闘が起きた場所って、当たり前ですがとんでもない状態になります。そこらじゅうに戦死者の遺体が腐った状態でバラバラでばら撒かれ、破壊された戦車などがあり、銃弾や砲弾の薬莢などが散乱しています。少々不謹慎な例えですが、旅客機の墜落事故の現場みたいになっているわけです。 結局それをどうしているのか。そういうのってわざわざ記録に残す人っていないんですね。だから痕跡が残らないのですが、どうも資料を総合すると、後からやってきた部隊が片付け作業をするようです。 その国の全陸軍人員のうちで、最前線で戦う人ってだいたい全体の18%くらいなのだそうです。意外に少ない気がしますね。「そもそも後方勤務要員だった」ということもありますし、「戦闘員だったが自分たちが派遣された場所では大きな戦闘は起きなかった」ということもあります。日本軍でいうとインドネシア辺りに派遣された人たちはかなりのんびりした状態だったようです。インドネシア帰還兵のおじいちゃんの話でこれはまた聞きなんですが、日米間に暗黙の了解があって、連合軍が空襲にきたときに日本軍が全員防空壕に避難して連合軍機に攻撃を加えなければ、連合軍側もジャングルの中に爆弾を落としていって帰っていったそうです。「お互いに、無駄な殺生はやめよう」というわけです。 ああ、また話が横にそれてしまった。んで、第二次大戦のような大きな戦争では最前線部隊もローテーションで回すのですが、戦闘未経験の部隊がいきなり激しい戦闘に投入されるとショックで精神に異常をきたす兵士が続出しちゃうらしいんですね。だからまず最初は戦場の後片付けをさせて軽いショックを与え、「戦場とはこういうものなのだ」ということを慣れさせるってことをしたらしいです。これは連合軍の話ですが。 そういう中で地雷処理をするということもあったと思います。ロシアなんかはあまりに広すぎて除去するのが面倒だからそのままにしておいて、そのうち地雷そのものが劣化して爆発しなくなるようです。そういえば、日本でも京王線が調布駅の再開発をしたら地中からB29の不発弾が見つかったってことがありました。それが本当に線路の真横になる場所で、自衛隊がそれを引き上げるときは電車も臨時停止させて付近の住民を避難させるという手厚いケアをしたのですが、その処理が行われるまでばんばん京王線は通常ダイヤで走っていたという・笑。 また第二次大戦直後には、捕虜になったドイツの少年兵が連合軍に地雷処理を命じられて結構な犠牲を出したということもあったようで、これは最近「ヒトラーの忘れ物」という映画になりましたね。朝鮮戦争のときは元日本兵が朝鮮で機雷処理をして「戦死者」も出したことがありました。これはアメリカ軍に協力する見返りとして日本海軍を復活させるという条件だったそうで、それが警察予備隊即ち今の自衛隊になっていますね。関係者は「海軍を復活させるため」という合言葉で協力者を募ったそうですよ。ですから朝鮮戦争の犠牲者に対して今でも海上自衛隊は手厚い追悼式典を行っています。
- oska2
- ベストアンサー率44% (2301/5116)
>設置するさい使用する数はどうやって決めているのでしょうか? 対象となる、地面の面積を基準にしている様です。 例えば、100メートル幅の通路があるとしますよね。 対装甲車・戦車用には、(100メートル÷装甲車・戦車幅)を基準にします。 これを、3段・4段と並べます。 対人用には、カンボジアでは約10メートル毎にばら撒いています。 >必要なくなった地雷はどうやって処理するのでしょうか? 地雷を設置した場所は、設置者が地図上に記載しています。 この地図を基に、現場で地雷を爆破します。 ただ、カンボジアの様に「無差別殺人目的」の地雷は「設置場所は、当事者でも不明」です。 地味ですが、地雷探知機で一個一個探して爆破するしかありません。 確かに、気が遠くなる世界ですね。 ダイアナ前イギリス王妃も、地雷撤去活動に熱心でした。 余談ですが・・・。 日立建機・日建が「地雷爆破装置」を開発協力及び各種援助を行っています。 土木工事現場で見かける土木建設機械を改良して、地雷探知・爆破を行っています。 http://www.nikkenmfg.com/mine/index.html
そうですね、もっとニュース番組を見て、知識を身に着けた方が良いです。
- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
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テレビで昔見た情報ですが・・・ 地雷探知方法に地雷探知犬http://gigazine.net/news/20140621-land-mine-dog/ やネズミが活躍していたり、地雷が埋まっている所だけ違う色の花を咲かす植物などが研究されたりしているようです。 地雷原処理車もあるようですが、広い地帯じゃないと無理ですね。 ただ地上で爆発させるだけではほかの地雷まで処理できないとか。
- misa-on28
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ジェトロ・アジア経済研究所>開発スクール(IDEAS)>活躍する修了生>開発の現場から>「開発と地雷」2003年7月号の記載によればカンボジアの地雷の密度についての問題点として >第二に、戦略上は不必要なほどの高密度で地雷埋設が行われた。通常、幅1メートル・奥行き5~6メートルに1個の地雷で有効とされているのに、カンボジアでは1平方メートルに数個の地雷が埋設されていることがある。 とありますから軍事的に必要目安は上記のようなものなのだと思われます。これは5ないし6平方メートルあたり地雷1ということになるでしょう。対象の広さにより必要数は算出できます。 ただし、カンボジアでそうであったようにゲリラ的に地雷原を作成するときは、必要数以上ばらまくと言うことになります。軍事的意味よりも敵勢力を殺傷することが目的となれば、一見おもちゃのようなパッケージに入った地雷を散布して拾った子供を障害するなどと言うことまで行われていたそうです。 鉄製の多い対戦車地雷に比してプラスチックなどで作られることの多い対人地雷は金属探知機での探知に限界があります。また金属探知機は地中に埋まった全ての金属(砲弾の破片やら古釘やら)に反応しますから、探知のあったところを掘ってみると地雷でなく金属片を掘り出すなどよくあるそうです。 正規軍の軍事活動であれば地雷散布記録をつけ、軍事行動終了後は速やかに地雷を無効化するのですが、ゲリラ戦や内戦状態で両勢力が入り乱れた状態では記録自体がおぼつかないことにより地雷原を確定するところから始めなければなりません。またプラスチック部品を多用した軽量の対人地雷は気候の影響(大雨などで土砂とともに移動)でたやすくその位置を変化しますので、記録のないところに地雷が流れ着いていることすらありうるのです。また地雷原に灌木が繁茂したりすると、機械的な処理はほぼ不可能となります。 無人で安全確実に地雷を探知処理する方法については色々検討されていますが、いずれにせよコストが問題となります。地雷原で困っている国や地域は経済的に恵まれていない地域であり、ハイテクな地雷処理にかかるコストに国家の体力は耐えきれないでしょう。 結局、人が確認しながら掘り出すのが現在行われていることであり、正しい正しくない以前にそうするしかない、と言うところでしょう。
補足
不確定な位置にある地雷の処理についてですが、人がいるなら避難させたその地雷源を爆弾で爆発誘爆処理させるのは間違いですか?
私がした回答の内容が正解の効率的探知方法なのかは知りませんが、テレビで見た事を回答しただけです。
補足
ならテレビみたほうがましだと感じました
- vaf326
- ベストアンサー率16% (285/1721)
どこに埋めたかわからないので処理も大変なのでしょう。 計画的に埋めてあっても、その資料がないと無差別に埋めてあるのと 同じです。 処理は、探知機で探すのをテレビで観た記憶があります。 気の遠くなるような作業が延々と継続される事でしょう。 終わりはないように感じます。
補足
質問内容を回答に丸投げしないで、的を得た回答してください
数ありきではなく、必要な場所に必要な数だけ設置する、でしょう。 処理は探知機などを使うより、地面にナイフを軽く刺して探っている様子がよく見られます。 で、発見すると爆発させます、信管除去よりはるかに速く安全だからです。
補足
幾つもあり、しかも設置位置不明の地雷をナイフで探して除去するのは正しい解答といえますか?
お礼
深い話を頂き勉強になります 回答ありがとうございました。