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バンド・オブ・ブラザーズって洋画について
2話の「ノルマンディー上陸作戦」のシーンなんですがロナルド・スピアーズ大尉ってドイツ捕虜にタバコを与えてその後銃で撃ったんですか?これは噂ですか?本当なんですか?
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http://youtu.be/HQv0_1X5Ua8 このシーンですね。 RONALD C. SPEIRS自身捕虜殺害については否定していません。 また、同じD中隊であったArt DiMarzioも彼が捕虜殺しをしたことを認めています。 Art DiMarzio Interview http://youtu.be/0BqORdaSo1g ただ、空挺部隊で前線の裏側の敵地に下りた際であったため、仕方ないという面もあったと思います。 空挺部隊は捕虜を連れて敵地で潜伏はできませんし、逃がすと自分たちの居場所がばれてしまいます。 この空挺部隊と捕虜というジレンマは戦争文学では有名なテーマでして、最近ではローンサバイバーなどでも描かれていますね。 また、D-DAY後はさらに戦闘が激化し、米独は赤十字マークが付いていても爆撃しあったり捕虜殺しが珍しくなくなっていったため彼がその後も捕虜を殺していたとしても特別異常だったというわけではありません。 『消えた百万人―ドイツ人捕虜収容所、死のキャンプへの道(著), James Bacque』 などを読むと捕虜の扱いが相当悪かったことが分かります。日本軍も同様でしたので当時はそれが一般的だったのでしょうね。 また、彼の性向や軍歴などについては以下のページに綺麗にまとまっていますので参考にして下さいませ。 http://www.ronaldspeirs.com/reputation/controversies/ http://www.ronaldspeirs.com/ さて、ご質問いただいておりました本題の件ですが実際はタバコを与えることはなかったと思われます。そんな悠長なことはしません。 後ろ向かせて立たせて手を上げさせて撃って終わりでしょう。米独のえげつないルール無用の捕虜殺し映像は出せないので割と綺麗に見せた演出なのだと思います。 特に文献などで彼がタバコをあげてから捕虜を殺したなどのような記載は見つけられませんでした。 以上参考になれば幸いです。
お礼
詳しく教えて頂きありがとうございます。 やっぱり事実だったんですね。 しかも映画の内容より酷いとか。 好きな人物だったんですがこれも戦争なのですね。