- ベストアンサー
霊感に溢れるアート作品展示の準備中に起こった謎の出来事
- 主人公のAlexはイタリアに戻って展示会の準備をしていますが、ある時突然床が不安定に感じられ、把握力にも疑問を感じます。
- また、主人公が不思議に思っていることは、突然現れた何かについてですが、それが何なのかは不明です。
- 唐突に出てくるフレーズの「私を抱いて」という言葉は、主人公が支えを必要としていることを表しています。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
I stare at them blankly for one long, uncertain moment when the floor feels not quite solid and I am not sure whether I can keep my grip here or not.の中のthe floor feels not quite solid の意味がよくわかりません。床が完全に堅いと感じない??主人公の独特な感性の表現なのでしょうか? ⇒ 少し状況を振り返ってみましょう。前の前の質問の回で、自分の作品の写真を床に並べてそれを見ていました。前回それが急に海の風景の話になりましたが、つまり写真を見ていたら急に頭の中に海の風景が浮かんできて、ワープしていたのです。そして今回。ふと割れに帰って、まわりに写真があるところに意識が戻ってきました。それを呆然と見ている状態で、なんかフラフラしてまるで床がしっかりした硬いものじゃないように感じたのです。それが the floor feels not quite solid. 独特な感性と言うよりは、妄想から現実に戻ってまだ意識がしっかりせずフラフラした状態を表しています。 また、 I can keep my grip here or notのgripの意味は「理解力」「把握力」ですか? ⇒ grip はテニスラケットなどのグリップ。手とラケットをしっかりとつないで、ラケットが手から滑って離れないようにする物。車のタイヤのグリップはどれだけ車がしっかりと道路とスリップせずに噛み合っているか。何かをしっかりと止めておくもの、力。この場合、前にfloorが出てくるので、Alexが床の上にしっかり立っていられるかどうかともとらえられますが、これまでの話からするとAlexは現実の何かを見ているうちにいつの間にか妄想や記憶の世界に引き込まれているので、ここで自分自身を現実の中にグリップをきかせて押さえて置けるかどうか?ととらえたほうがしっくり来ると思います。床が固くない、しっかりしていないと言うのはイコール、Alex自身のいる現実がしっかりしていないと言う比喩でもあると思います。 ついでですが、次の、 Then everything is hard and real again. で、ようやく意識がしっかりしてきて、「そしてすべての物が再びしっかりとした現実に戻った。」ハードをしっかりととしましたが、実際には頼りないふわふわしたものが硬い物に意識の中で戻ってきたと言う比喩的表現です。 What was that? Where did that come from?は斜体で書かれているのですが、thatが漠然として読みとれません。これは主人公だけが知っているthatのようなものなのでしょうか? ⇒ that は、前の質問での崖や海が見える風景。一体何だったんだ?どこからあの風景がやってきたんだ? 唐突にHold me togetherと出てくるのですが、これは前から繋がっていて、I need simple work that will hold me together.と読むのでしょうか?どんな風に意味合いを取るのでしょうか?一緒に私を抱く(支える?保持する?)とは? ⇒ hold me together はその前の、steady me. の言い換えと思います。steady meの前に ” - "が付いてますけど、Alexも何か必要なんだけどうまく言い表せない。それでsteady me.と一定置いて、もう少し具体的にhold me togetherと言い直している感じと思います。 「何か、単純な作業でもしなきゃ、そうして... 自分をしっかりさせる、つまりばらばらにならないようまとめておく、為に。」みたいな感じと思います。
お礼
大変詳しく解説してくださってありがとうございました! the floor feels not quite solidのところは、前の方に書かれていた状況から順を追って辿ってみる必要があったのですね。意識が彷徨っていて現実の並べられた写真の所に戻って来た時に”床がしっかりした硬いものじゃないように感じた”というのは、なるほどです。 I can keep my grip here or notについては、”自分自身を現実の中にグリップをきかせて押さえて置けるかどうか?”ととらえるのですね。ここも前述からの状況を考えて読むということですね。gripについての詳しい説明ありがとうございました。 いろいろ比喩的な表現が使われていますが、回答をいただいて、Alexの意識の状態が詳しく掴めました。 What was that?のthatは”崖や海が見える風景”を指していたのですね。これは全然気づけませんでした。 Hold me togetherはsteady meの言い換えなんですね。自分をばらばらにならないようまとめておく、ということなんですね。 小説を読むのがまたあらためて難しい事だということを感じました。 ありがとうございます!