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銅版画の世界はなぜ暗い
このところ銅版画に興味を持ったものです。 けれど調べていくと、銅版画というものはテーマが暗いものが多いですね。 死骸を細密に描いたり、おどろおどろしい作風ばかりで。 血とか内臓とか、目玉とか、 それはそれは恐ろしい絵が多いです。 私は絵を描くときはこのような暗~い雰囲気の絵はあまり意識して描きません。 でも、銅版画を習ったりしたら、 先生や生徒さんの作品が暗くて、 暗すぎてコメントに困ったり「わ~すごい」などと意味のないコメントをしてしまいそうです。 銅版画のテーマはなぜ押しなべてこんなにも後ろ暗いのでしょうか?
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銅版画でも魔女や裸婦を描いたものがありますし、必ずしも暗い絵ばかりではないのですが、白黒なので怖い絵ほど人気が出る為に、残酷さや恐怖を描く絵が多いのだろうと思います。西欧文明が残虐文化であるのも原因ですけどね。 日本の浮世絵のように重ね塗りの技術が無かった時代ですから、モノトーンで暗調の絵が描かれていたのでしょう。そのせいか、西欧で浮世絵がもてはやされるようになり、重ね塗りの技術を使ってカラー印刷がおこなわれるようになると、銅版画は急速に衰退したようです。 テレビでも白黒放送の時代は怖い番組が多かったですよ。銅版画と同じなんでしょうね。
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- amenhotep2000
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fkl16454さん おはようございます。 私は植物のスケッチを趣味としているのでボタニカルアートに興味があり、18世紀から19世紀になると、西洋において銅版画という手法があったからこそ、作品が沢山刷られて現在まで現存していることは、ありがたく思っています。 まず有名な18世紀のフランスの植物学者ルドゥーテ。現在では複製画でも高価です。 http://www.gakue.com/html/page23.html 次はイギリスのボタニカル・マガジンです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%B3 これもイギリスのボタニストという植物図鑑 http://botanicalart.shop-pro.jp/?pid=111678773 これは、バンクス花譜集。キャプテンクックに同行して記録した、世界中の植物です。 https://lovegreen.net/special/p7229/ 以上、私の植物のスケッチの目標とする画力です。 最後にレンブラントの百グルテン版画を添付します。 http://art.pro.tok2.com/R/Rembrandt/vv020.htm さすがに光と闇を描き分けるレンブラントは、版画においても真骨頂が現れると、私は思いますが、百グルテンという値段は現在において200万円くらいとのこと。 このような作品だと銅版画でも、お金があれば、一枚欲しいものだと思いますがfkl16454さんはどう思いますか?
お礼
こんにちは。 そうですね、お高いですよね…興味を持っている方なら欲しいと思うのだと思います。 植物の銅版画はやはり今の写真のような役割を果たしていたのですね。
お礼
なるほど!欧米の文化でもあり、技術的なものからも所以があるのですね。 テレビの白黒の時代は怖いものが多い、確かにそうだったかもしれないです。放送禁止になっているものとかありますね!