- ベストアンサー
こども絵画・造形教室での絵を描きたくない子どもの指導
個人で小学2の子どもに対して絵画・造形教室を行っています。 今は生徒は一人だけですが、その生徒の指導で悩んでいます。 本人は絵を描くのが好きだと言っていて、親御さんも「好きなことを伸ばしてあげたい」とおっしゃっています。 しかし、教室を始めてみると、5分くらいで簡単に描いて「できた!」と言います。 作品については精一杯ほめています。 褒めながらさりげなく描きこみを促すのですが、それ以上描きません。 色も「塗らない」と言います。(最初の一回だけ塗りました) そして、時間が余っても「疲れた・ひま」と言っておしゃべりしています。 自分の世界を持っていて、いい絵を描きそうだと思うのですが、もう少しこだわりを持って描かないと伸ばしてあげようがありません。 描くテーマは本人が好きなものを取り入れ、画材も鉛筆・絵の具だけでなく色々工夫しているのですが・・・。 一方、工作や造形遊びは「こういうことがやりたい」というものをリクエストしてきて、それなりに楽しんで活動しています。 ですが私としては、絵画:造形を2:1くらいでやりたいのです。 私の指導が良くないのかとも思いますが、どうしたら楽しんで制作してくてるのか分かりません。 今までやってきた教室(5~20人)では、それなりにいい雰囲気でできたのですが・・・。 「絵画」はしばらく諦めて、子どものリクエストに応えながら指導すべきでしょうか。 それとも、「ここは絵も描く場所!」とはっきり言い切ったほうがいいでしょうか。 (まだ4回くらいですが、「絵は描きたくない」と言っていました。) 追記:他の子どももいると雰囲気も変わるでしょうが、事情があり生徒は募集しておらず、「どうしても」と頼まれた一人だけを見ています。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
大勢の教室では、他の子供も一緒に描きますから競争心がでるでしょうが、マンツーマンでは、そのへんも工夫される必要があるかもしれませね。 その子供は、絵よりも造形の方に興味があるのかもしれないですね。 その子が、作りたい造形の「設計図」を描かせるような方向はどうでしょうか? 「次に作る物を考えて絵にしてみよう」といった感じです。 そして、「ここは、どんな色で作るのかな? 色を塗ってみよう」 と訪ねれば、色を塗るのではないでしょうか? 私もそうでしたが、手を使う事が楽しいので、筆を使った絵の具よりも、クレヨンやパステルが喜ぶかもしれません。 また、せっかちな子供でも、これらなら、絵の具が乾く時間を待つ事もありません。 実際に描かせるだけでなく、色々な物を見せる。 先生が描いてみせて興味を持たせることも大切ではないでしょうか? まだ小さいのですから、技法よりも、絵描く(絵を考える)事の楽しさを教えることに重点を置くと宜しいのではないでしょうか? ここで、「うまく描けない」と言ったところで、技法を教える訳です。 描く事の楽しさが判れば、あとは、自分でどんどん描きたくなるのではないでしょうか?
その他の回答 (3)
- ryuseven
- ベストアンサー率47% (8/17)
5分でも集中して描けばいいんじゃないですか? まず思うのは制限時間まで描かすと言うのは、大人のエゴじゃないだろうか。 そもそも、本来は描かすではなく、自分で描きたい! といった事が大事なはずで、帳尻を合わすのは大人のもっとも 悪い所だと思います。 因みに自分も絵を描く時は、なるべく早く終わらせます。 集中力なんてそんな長い時間持たないし、長い時間かけたからといって 偉い訳でもない。 ただ、描ききれてないのは問題だと思うから何らかの対処は必要でしょうね。 何か「きっかけ」興味あるきっかけを子供が見つけるまで 待ってみてはどうでしょうか? 今のまま進めて子供に最低限1枚は描かすようにして、後は自由にする。 勝手にやってなぐらいで。 こちらは、何か興味を示すまで、ときおり何か与え続ける。 (その子が何に興味あるのか探りながら)いろんな物を見せたり (絵だけでななく)体験させたり。その時無理じいはしない。 なるべく自主性にまかせる。 自分が自分だけの絵を描けるきっかけは、人の絵を見て感動した訳ではなく ラジオから流れるロック、歌が、自分の魂の琴線に触れた事でした。 絵とは無関係なところにありました。 絵とロックを融合させればいいんだ!己自身を表現できる!大事さを そこで初めて知ったからです。きっかけはいつ、おとずれるか わからないと思う。 子供も同じだと思う。 気長に待ってみてはどうでしょう。 今は、その状態(5分でもいいから描く)を続けることが大事だと思う。
お礼
>そもそも、本来は描かすではなく、自分で描きたい! といった事が大事なはずで、帳尻を合わすのは大人のもっとも 悪い所だと思います。 たしかにそうですね。 最初の1,2日は、1時間半以上、集中して描いていたんです。それは「描きたい!」気持ちになっていたからなんでしょうね。 それだけに5分で終了したときは「なぜ?」と焦り、つい「もう一枚描く?」と言ってしまいました。 期待している親御さんに悪いな、という気持ちもありました。 そういう事情で子どもに描かせてはいけませんよね。 >「きっかけ」 きっかけがない、というよりは、絵画以外の情報が多すぎる環境なのかもしれません。 自分のアトリエでやっているので、面白そうな画材、製作中のオブジェ、小さいおもちゃ…。そういうものを製作中に見つけて回っては「作りたい」「やってみたい」とよく言っています。(造形のときにはやらせてあげています) アトリエの整理も必要ですね。 絵画に繋がりそうなきっかけも置いてみようと思っています。 >気長に待ってみてはどうでしょう。 今は、その状態(5分でもいいから描く)を続けることが大事だと思う。 そうですね。 5分で終わった時も無理強いせず、「きっかけ」になるかもしれないものを見せたりしてみようと思います。 >自分が自分だけの絵を描けるきっかけ ロック、いいですね。 私も制作については音楽から大きな影響を受けています。 その子も大好きなものは持っているんですが、それをうまく引き出していってあげられたらいいな、と思います。 丁寧なアドバイス、ありがとうございました。
- hopepepepe
- ベストアンサー率13% (4/30)
その生徒さんと会ってはなしてないのでわからないのですが、 見られてると絵がかけない性格の持ち主ではないでしょうか。 わたしもそうなんですが、人がいるとなにやらプレッシャーを 感じて描くのを辞めてしまうときがあります。 付っきりで見ているとか、描かないか手ぐすねひいてずっと見てるとか されるとなにやら疲れますね。神経質なお子さんじゃないでしょうか。 わたしはもういい加減大人なので見られててもイヤだなという そぶりも出さずに描けますけど、子供って素直だから。 美術系に進んだわたしですが美術教室なんて高校までも通ったことが ありません。通ったといっても夏期講習と冬期講習ぐらいですし。 絵を描くってことは結構プライベートで自分自身のものという 意識が私にはあります。見られると頭の中を覗き込まれていじられている そんな焦りを感じるときがあります。子供なんで無自覚で感じてる のかもしれません。 好きな絵本や漫画のイラストのコピーをたくさん置いて好きに させて距離をとれば描くのかも知れませんね。 または、先生自ら真剣に自分の絵を描いている姿を見せるとか。 粘土やらダンボール紙と一緒に紙と画材置いて放っておくとかね。 ここまで来ると指導じゃなくなってまるでリハビリですが それを良しとするか否かは講師であるアナタが決めるべきだと思うのです がどうでしょう。
お礼
>見られてると絵がかけない なるほど。たしかにそれはあるかもしれません。 そういえば私も、絵の講習会などで先生にじっと見られているとイヤでした。 私の教室は一対一なので、余計に緊張してしまうのも無理ないですね。 これまでも多少は距離をとっていたつもりでしたが、 思い切って「できないことがあったり、完成したと思ったら見せてね。」と言って 私も自分の絵を描く、というスタイルにしてみてもいいかなあ、と思いました。 画材などをポーンと渡して放っておく、というのもたまには新鮮かもしれないですね。 子どもの立場から考えてみて、ひとつ突破口が開いた気がします。 分かりにくい相談文に、皆さん丁寧に回答して下さって、本当に感謝です。 ありがとうございました。
- xxi-chanxx
- ベストアンサー率37% (556/1484)
2年生のお子さんの集中力なんてそんなものですよ。 5分集中してしまえば、疲れ切ってしまってもおかしくないです。 ましてや、自分の描きたいときに絵を描いているのではないのですから、気分が乗らないのも仕方のないことです。 私の子の話になりますが、うちの子は小さいときから緻密な絵を描き、周りを驚かせるほど細かい描写力と、再現力を持っています。 自分が描きたい絵にはもの凄い集中力で、時間をかけるのに、そうでない場合は、絵を描きたくないと拒絶します。 絵が好きなことと、描くことは別なんです。 5年生になってはっきり嫌な理由を言うようになったので聞いてみると、「疲れるから嫌」だということでした。 描かされるのと描くのでは違います。 大人の絵のレベルで、子供の絵を簡単に描いたと評価するのもどうかと思います。 描くことが楽しくないから描かないとなっては本末転倒です。 例えば、三原色の色のみで色々な色を作るという事だけしてみるのも楽しいですよ。 うちの子は3年生で三原色+白を使って色を作る事を学びました。 1時間で一色しか作れない時もありましたが、色が作れたときは楽しそうに報告してくれました。 クレヨンや色鉛筆の重ね塗り、水彩絵の具など、学校でも使う画材を使って、様々な色を作り出せることの発見は、絵画教室だからこそできることかと思います。 描いた絵を塗るために色を作れば、完成したときの達成感は大きくなると思いますよ。 肌色をペールピンクだけで塗っているのであれば、試行錯誤のひとつとして試してみてください。
お礼
>自分の描きたいときに絵を描いているのではないのですから、気分が乗らないのも仕方のないことです。 確かにそうですね。 これまで教えていた教室が、たまたま集中力が続く子が多く、絵を描く雰囲気になっていたのが珍しい状況だったのかもしれません。 2年生の集中力を考慮して、題材を考えてみたいと思います。 >5年生になってはっきり嫌な理由を言うようになったので聞いてみると、「疲れるから嫌」だということでした。 私に「疲れるから描きたくない」と言うのも、正直な気持ちを言ってくれているのだと思いました。 >大人の絵のレベルで、子供の絵を簡単に描いたと評価するのもどうかと思います。 そうですね。そういう気持ちが子どもにも伝わっていたのかもしれません。 考えを改めます。 >三原色 描いた絵を塗るために色る、というのは良さそうですね。 今度試してみます。 ご意見を参考に、前向きに対応していきたいと思います。 丁寧な回答ありがとうございました。
お礼
>その子供は、絵よりも造形の方に興味があるのかもしれないですね。 まさにそうですね。 やりたいことをいくつも言ってくるのですが、すべて造形です。 それを後回しにして一回おきに「今回は絵画の番!」と言っているので、 余計に「やらされている」感が強まってしまったのかもしれません。 >設計図 良いアイディアですね。試してみます。 >手を使う事が楽しいので、筆を使った絵の具よりも、クレヨンやパステルが喜ぶかもしれません。 確かにそうですね。 クレヨン引っかき絵は、1時間半以上集中していたことを思い出しました。 またクレヨンで描く日もつくってみようと思います。 >実際に描かせるだけでなく、色々な物を見せる。 私の作った参考作品や画集は、色々見せるようにしています。 絵を描くことは本来大好きのようなので、教室の時間にそれをうまく引き出してあげられるように工夫したいと思います。 具体的なアドバイス、とても参考になりました。 その子どもが絵画も造形も楽しく続けていけるよう、工夫していきたいと思います。 ありがとうございました。